先日自作したロードバイク用のカメラストラップ。
すでに2回ほどライドに連れ出して、満足しているところなのですが、実際に使ってみて改善点が見えてきました。
今回は更なる機能改善を図ってみた、というお話になります。
■ ロードバイク用カメラストラップの使い勝手を向上させてみる
1. バージョン1.0の僅かな不満点
先日自作したカメラストラップですが、トリグライドスライドアジャスターを使って、メインストラップの左右をつなげることで、背中側でカメラが暴れないように固定するタイプとなります。
これがトリグライドスライドアジャスター。
こんな感じにメインストラップに取り付けるわけですね。
イメージ(製品)的には、クロームから出ているカメラストラップと同じタイプになります。
私の自作ストラップの場合、こんな感じになります。(襷掛けする方向が左右逆ですね)
写真を見ていただくと分かる通り、カメラは2点で固定されているのと、補助ストラップとメインストラップの交点がカメラのストラップ取り付け位置よりも少し離れた高い位置にある為、ライド中にスタンディングで体を大きく動かしてペダリングしたりすると、「ほんの僅かに」カメラが背中で動くんですよね。
固定はされている為、お腹側にずり落ちてくるようなことはないのですが、せっかくですから、この僅かな動きもないところまで改善してやりたいな、という欲が出てきました。
そうなると、タイプ的には、PORISE サイクリングストラップのように、カメラ本体を3点で固定するタイプの方がカメラの固定具合は高そうな気がします。
ということで、改善用のパーツを探してみることにしました。
2. パーツを揃える
PORISE サイクリングストラップは、補助ストラップを三脚用のねじ穴に固定していますが、私の場合カメラケースを被せたいですから、三脚用のねじ穴ではなく、メインストラップと同じ位置に固定することにします。
そこで必要になるのが、ピークデザインのアンカーリンクス。
こちらであれば、一つのストラップ取り付け金具にアンカーリンクスを介して2本取り付けることも可能なんです。
ただ、我が家にあったアンカーハウジングは2つだけで、それはすでにメインストラップに使ってしまっています。
もう1セット買うかー、と思っていたところ、お安い模倣品があるではないですか。
レビューなどを漁ると、アンカーワイヤー(紐)の強度があまりよろしくないようですが、メインストラップではなく補助ストラップ用であればそこまで荷重もかかりませんので、この際お安く済ませることに決定。
こちら cobby のアンカーリンクス。
アンカーワイヤーの丸いプラスチックパーツについては、本家ピークデザインと少し意匠を変えているのですが、近づいて見ないと違いは分かりません。
アンカーハウジングに関しては、ほぼ本家ピークデザインとの違いはなく、同じです。
それ、大丈夫なの・・・?
アンカーワイヤーを2つ取り付けたところ。
全然余裕で取り付けできますね。
今回追加購入したのはこれだけです。
商品説明を見ると、アンカーハウジングに対応するストラップ幅は18mmとなっているのですが、ストラップの厚みがそこまでないものであれば、20mmの幅でも問題ありませんでした。
ということで、前回購入した補助ストラップ用のナイロンベルト(20mm)をそのまま使ってDIY実行。
3. ロードバイク用カメラストラップ2.0 が完成!
バージョン1.0で各ベルトの長さが分かってきましたので、今回はベルト末端の縫い付け作業も実施してしまいます。
まずはマグネットバックルとの取り付け部。
こちらがビフォアー。
こちらが今回縫い付けた状態。
いやー、縫い付けてしまうと、かなりすっきりしますね。
素人の手縫ですから、近づいて見るとかなり荒さが目立ちますが・汗
裏から見たところ。
本当は赤い糸で綺麗に縫い付けると格好良くなるんですけどね。
そこまでの腕がありませんので、これで良しとします。
3枚重ねて縫い付けていますので、強度的には問題ないでしょう。
続いて、アンカーハウジング側も縫い付けてしまいます。
はい、ぴったりです。
ストラップを取り付けてみると、こんな感じになります。
すっきりシンプル。
カメラへの取り付け部はこんな感じに。
リビングで寛いでいたお嬢様にお願いして撮影してもらいました。
どうでしょう。
かなーりがっちり固定され、体を左右にぶんぶん振ってもまったく暴れません。
補助ストラップ(ナイロンベルトやマグネットバックル等)のDIY費用と、cobby アンカーリンクスのお値段が同じ位というのがちょっと納得いきませんが、出来上がりとしてはかなり良い感じになりました。
私の場合、メインストラップもピークデザインのアンカーリンクスを使っていますが、それは自宅でブログ撮影用にカメラを使う際に、ストラップを付けっぱなしにしてると邪魔で仕方がないからなんですね。
自宅ではストラップレスにしたい派です。
ただ、ストラップをカメラに付けっぱなしにしている人であれば、メインストラップにわざわざアンカーリンクスを取り付ける必要はなく、今回作成した補助ストラップだけアンカーリンクスを使えば、ストラップ取り付け金具にメインストラップと補助ストラップ両方を取り付けることが可能になると思います。
お安く仕上げるのであれば、前回記事の通りで 1400円ほどでDIYできますし、今回のようにもうちょい固定力を上げたい、という場合には cobby アンカーリンクスを使って約2800円でDIYするのもアリです。
いずれにしても。
ロードバイクでカメラを持ち歩きたい人には、かなーーーーりオススメなDIYですよ!
コメント
初めまして!
カメラストラップ、大変参考なりました。
最近一眼レフを買ったので、同じようにストラップを製作してみました。
おかげ様で大変使いやすく、自転車とカメラを楽しんでいます!
もしよろしければ、私のブログでこちらのページを紹介してもよろしいでしょうか。
リンクをつけて、「作り方はこちらのサイトに」と考えております。
何卒よろしくお願い致します。
>キタポタさん
ご丁寧にありがとうございます。
少しでもお役に立てたようで何よりです!
リンクも全く問題ありませんです。