それは突然のことでした。
朝起きて、いつものように「ボディバッテリーは幾つまで回復したかなー」とForeAthlete 745の画面を確認したところ「センサーがアップデートされたよ」との通知が画面に表示されていました。
はてさて何だろな?と思ってガーミンのサイトを確認するも、特に何も記述がなく。
ガーミンコネクトアプリを見ても、特に変化は確認できませんでした。
その翌日、スマホでガーミンコネクトを見ると、なんと睡眠スコアが表示されているではないですか!?
Venu2 で追加された睡眠スコアがForeAthleteシリーズにアップデート追加
こちらがガーミンコネクトの画面。
いきなりトップに睡眠スコアの新機能が躍り出てきてびっくりしました。
Venu2で一番「羨ましい」と思っていた機能だけに、まさかアップデートで追加してくれるとは。
ガーミンのアップデートで、Suica 対応に次いでめちゃめちゃ嬉しいアップデートとなりました。
1. 睡眠スコアに対応するのはForeAthlete 745 / 945 の2機種
そもそも睡眠スコア機能とは何なのか?という話なのですが、ガーミン公式の説明は以下の通りとなっています。
Garmin はあなたの心拍変動(HRV)、呼吸数、心拍数、寝返り数、睡眠時間などを合わせて睡眠の質を分析し、睡眠に点数をつけます。
ウォッチが今どの睡眠段階にあるかを検出し、睡眠の「浅い、深い、レム、非睡眠」各段階の質を測定します。質の良い睡眠は「回復睡眠」段階に入ったことを意味します。
ウォッチが心拍変動と心拍数を分析して、寝ている時に、質の良い睡眠を取ったかを判断します。質の良い睡眠は副交感神経が優位の状態を意味し、逆に、ストレスが睡眠の質を低下させます。
そして一日中ウォッチが取った健康の情報とトレーニングのデータを合わせて計算し、睡眠に点数をつけて、アドバイスを提供します。採点結果は大きく 4 種類に分けられ、100 点とはよく眠れていることを意味します。十分な睡眠時間をとっていて、ほとんどが回復睡眠ということを表します。80-99 点は、睡眠の質が良好であることを意味し、50-79 はまあまあな睡眠の質を表します。0-49 は、よく眠っていないことを意味します。より正確な測定結果を得るために、ウォッチを一日中手首に着用することをお勧めます。
ここで面白いなー、と思うのが、睡眠スコアと言いつつ、寝ている時の状態だけではなく、起きている時の各種情報も合わせて総合判断する、という点ですね。
これは期待が持てます。
2. 睡眠スコアに対応するのはForeAthlete 745 / 945 の2機種
日本ガーミンの公式サイトだと、アップデート内容は個別製品ページを確認する必要があります。
こちらですね。
本国公式サイトを見ると、ForeAthlete全体に対するアップデート解説がありました。
個人的にはこちらの方が分かりやすくて好きなんですけどね。
Advanced sleep and sleep score by Firstbeat Analytics™: Right from the wrist, review advanced sleep metrics including sleep stages and receive a sleep score and sleep insights based on the quality and quantity of the previous night’s sleep.
睡眠段階を含む高度な睡眠指標を確認し、睡眠の質と量に基づいた睡眠スコアと睡眠に関するインサイトを得ることが可能、とあります。
但し、残念ながら今回のアップデートで睡眠スコア機能が追加されたのは ForeAthlete 745と945のみのようで、245や45/55には追加されていないようです。
こういった全体俯瞰的な情報が分かるようになると、製品比較がやり易くなりますので、日本ガーミンさんも、もう少しニュースリリースとか工夫してもらえると助かります。
3. その他のアップデート詳細
折角ですので、その他のアップデート内容も確認してみます。
- 自己評価機能を追加
- ラン、バイク、スイムアクティビティに対する自己評価が可能。評価設定画面はアクティビティ保存中に表示されます(アクティビティ>オプション>自己評価)
- ウルトラランアクティビティを追加
- トレイルランアクティビティ設定に”Vo2 Max記録”設定を追加(初期設定はオン)
- ワークアウトアニメーション種類を追加(Garmin Express及びWiFiでのダウンロード同期)
- Body Battery計算結果に関する改善
- 週間運動量測定に関する改善
- オーディオアラートに関する改善
- アクティビティの合計カロリー計算の改善
- ストレス測定に関する改善
- パワーメーター校正と設定に関する改善
- スイムアクティビティに関する改善
- アクティビティのメトロノーム機能に関する問題の修正
- その他様々な改善と修正
おおー。
初代Venuが登場した時の売りの一つだったワークアウトアニメーションが、遂にForeAthlete にも追加されましたか。
正直、腕にウォッチを装着した状態でアニメーションを見て、その上でワークアウトまで行うのは少しやりにくそうですが・・・。
それならタブレットを目の前に置いて、動画を見た方が良い気がします。
ただ、例えばヨガの一つ一つが「うろ覚え」な場合、アニメを見て「そうだこれだ」と記憶を呼び起こしながらワークアウトを行う、みたいな使い方ならアリなのかもしれませんね。
今度試してみたいと思います。
今回のアップデートにより、今までVenuシリーズにはあったけど、ForeAthlete 945/745にはなかった機能がかなり埋められた気がしています。
ガーミンさんのアピール下手は今に始まったことではありませんが、ForeAthleteシリーズとVenuシリーズで迷っている人で、「アスリート志向は高いけど Venuの機能も欲しい」と思っていた人は、これで迷わずに ForeAthleteシリーズを購入できるようになったのではないでしょうか?
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