なかなか日本国内で流通せずにイライラする製品があります。Muc-Offセラミックプロテクションキットもその一つ。
いつになったら日本で流通するのでしょうか・・・。
最長2年間は輝きを維持!(Muc-Offセラミックプロテクションキット)

Muc-Offのセラミックプロテクションシステム
Muc-Offのセラミックコーティングは、一度塗るだけであなたのバイクを最長2年間、汚れから守り、輝きを保ちます。泥や砂、ホコリなどが表面に付着するのを防ぎ、まるで滑り落ちるように弾き飛ばしてくれる模様。
このコーティングは、バイクの塗装と化学的に結合し、非常に強力な保護層を形成することで、優れたコーティング力を発揮してくれるとのこと。
- 優れた撥水・疎水性:水滴がコロコロと転がり落ちるほどの強力な撥水効果を発揮
- 高い防汚性:泥や手垢などを弾くことで、お手入れが格段に楽に
- UVプロテクション:直射日光による塗装の色あせを防ぐ
- 微細な傷も軽減:9Hという高い硬度で、表面の傷つきを防止
プロチームによる実走テストを含む、徹底的な開発と試験を繰り返してきたそうです。
実はこの製品が発売されたのは経て生まれたこの製品は、2023年11月。発売当初から注目はしていて、日本国内での発売はまだかなー、と楽しみに待つこと早一年半。
日本での取り扱いはないんですかね・・・。
キット内容

まずはキットの内容。
- 下地処理スプレー(50ml)
- セラミックコーティング剤(15ml)
- マイクロファイバーアプリケーターパッド
- 高級マイクロファイバークロス 2枚
下地処理とコーティング剤に分かれているのは、この手の製品としては珍しいかもしれませんね。
施工手順
実際の施工手順です。
- 洗浄と乾燥:まずはバイクを完全に洗い、水分をしっかり拭き取って完全に乾燥させます
- 下地処理:下地処理用のスプレーをマイクロファイバークロスに吹き付け、塗装面全体を丁寧に拭き上げます
- コーティング:ボトルをよく振ってから、アプリケーターパッドにコーティング剤を少量つけ、塗装面に薄く均一に塗布します
- 仕上げ:5分ほど待ってから、別のマイクロファイバークロスで優しく拭き取り、鏡のようなツヤが出るまで磨きます
- 完全硬化:施工後は、24時間〜48時間、雨や水に濡らさず、風通しの良い場所でしっかり乾燥させれば完了
最後の硬化時間が長めなのもこの製品の特徴かもしれません。
私が普段愛用しているワコーズのバリアスコートは、もう少しお手軽なのですが、その分公式では3ヶ月に一度の追加施工が推奨されています。
舗装路を走行するのがメインとなるロードバイクにおいては、半年程度はコーティングを維持してくれるかな?というのが個人的な感想ではありますが、いずれにしてもお手軽な分コーティングの維持期間は短めにならざるを得ないわけで、ある程度手間をかけることを前提としたMuc-Offの製品だと、2年間、という数字がとても魅力的に感じてしまいます。
本当に2年間もコーティングは保つのか?
いつまでも日本国内での取り扱いが開始しないのでつまらんなー、と最近放置していたのですが、先日海外でのレビュー記事を見つけました。
評価に関してまとめるとこんな感じです。
- 塗布にはかなり時間がかかるが、普段自転車を掃除するのが嫌いな人には、買う価値のある製品
- コーティングすると、3年近く利用したフレームであっても細かな傷は効果的に「埋めて」くれる
- コーティング直後に雨の中ライドを行ったが、効果は絶大であった。水たまりを横切った際にフレームに付着した水はすぐにビーズ状になってフレームから流れ落ちた(ライド仲間のバイクに汚れが付着したままだったのと比較するとその効果は明らかであった)
- ライド後に泥汚れが残ることもなかった
- 数回のライド後にフレームに付着した泥汚れについては、軽く洗い流すだけで綺麗になった
- 他方、マウンテンバイクで実舗装路を走るような乗り方をしている場合は、半年とコーティングは持たないと感じている。公式の謳う2年間というのは、舗装路でそこまで汚れることのないロードバイクでの利用を前提としたものかもしれない
マウンテンバイクでの利用だと「効果は絶大」ではあるものの、コーティングを維持できるのは半年に満たないとのこと。とはいえ、ロードバイクだとより長寿命だろうとの見解でもあるので、やはり効果の高いコーティング剤としては、ちょっと気になりますね。
ビッグボアチューブレスバルブの時みたいな、また個人輸入するかなー。。。と思いつつも、なかなか踏ん切れずにいます。ブラックフライデーセールでも狙おうかな。


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