あまりにもシンプルな為に今まで誰も考えつかなった、といったところでしょうか。
新しいタイプのチェーン用ワックスが登場しました。
チェーンに直接塗りつけるだけのワックス(123BIKE / CUBE)
使用方法
最初見た時には新しいお餅(補給食)かと思いましたが。
まず驚いたのが、その使用方法。
- チェーンを綺麗に脱脂する
- CUBEをそのまま手で持って、軽い力でチェーンの内側、クランクやカセットなどチェーンが接触する部分に押し付け、ゆっくりとクランクを数回転回してコーティングする
- あとは走り出すだけ
なんとも「ダイレクト」です。
固形ワックスだと、溶かしてからその中にチェーンをどぶ漬けするタイプが多いかと思いますが、固形ワックスを「そのままチェーンに押しつける」という荒技で来ました。
まじか。
ワックスは本当に浸透するのか?
めっちゃチェーンにムラができそうに感じてしまうのですが、公式サイトによると「これで十分」なんだそうです。
走行中、カセットやクランクの歯がチェーンの上を回転する圧力で、CUBEの潤滑剤がチェーンのプレート、ピン、ローラーに押し込まれる。
むー。
固形タイプを押し付けて浸透させるということは、浸透する際に無駄なワックスがそこそこ生じてしまう印象はありますが、少し多めに擦り付けて内部に浸透させることさえできれば、確かに問題ないのかもしれません。
私が愛用しているチェーンルブは、Squirt チェーンルブ。液状のワックスタイプとなっています。

塗布する時は液状ですが、乾くと固まったワックスがポロポロと溢れて落ちてきます。最初は液状ですから、プレートの内部やピンに浸透し易いとは思いますが、余計なワックスもそこそこ剥がれ落ちてくるわけですね。
結果的には同じようなものかも・・・?
環境に優しい
こちらのワックスですが、「市場で最も環境に優しい潤滑油」だそうです。
このCUBEには、化学物質、石油、合成パラフィン、PTFE / PFAS等、ナノ粒子汚染物質は一切含まれていないそうです。
アメリカのコロラドで生産されているというだけあって、環境にはこだわっている模様。
とにかくお手軽
固形でただ塗りつけるだけということは、他のチェーンルブのように塗布した後の乾燥待ちがないことになります。
こすりつけたらそのまま走り出せるというのは、とってもお手軽ですよね。
ワックスタイプですから、ライド中の汚れを集めにくいわけで、クリーンな状態を長くキープすることができます。
そして、ライド中にワックスが切れたケースを想定して、固形のCUBEを一つライドに持参して、ライド中に追加でこすりつけることも可能なわけです。
最初は固形のワックスをただこすりつけるだけなんて・・・と思ってましたが、そう考えると、思っていた以上に合理的かもしれません。
気になるお値段ですが、ブロック一つで $9.99。
耐久性や、チェーン何本分に使えるのかといった情報がない為、どこまで経済的なのかは未知数ですが、ちょっと気になるワックスですね。
ただ、今のところ日本国内への発送を行なってくれるサイトはまだなさそうですので、しばらくはお預けとなりそうです。
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