Trek のバイクでリコールが案内されているようです。
ただ、この記事執筆時点では日本のTrek 公式サイトではアナウンスがないようですので、米国内に限定された情報かもしれませんが、気になる方は販売店に問い合わせた方が良いかもですね。
Trek の2026年モデルのeバイクでリコールのアナウンス
リコールの概要
アメリカのTrekが、約700台の電動ロード&グラベルバイクをリコールすると発表しました。 対象モデルの一部でチェーンリングボルトの締め付け不足が見つかり、走行中に緩む危険性があるためです。
対象となるモデルは、2026年モデルの以下のeバイクだそうです。
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Domane+ ALR 5
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Domane+ ALR 6 AXS
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Checkpoint+ SL 6
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Checkpoint+ SL 7
これらは2025年7月〜9月にかけて、オンラインおよび店頭で販売されていた模様。
不具合の内容と危険性
問題となっているのは、組立時にチェーンリングボルトが規定トルクまで締め付けられていなかった模様。
これはちょっと危ないですね・・・。
チェーンリングは走行中に思いっきりトルクがかかる駆動パーツになりますので、走行中にボルトが緩んでチェーンリングがクランクから外れてしまうと、ライダーがバイクのコントロールを失い、転倒につながる危険性があります。
そりゃ「すぐ使うのを止めてね」というのも、納得です。
これまでの報告事例
米国消費者製品安全委員会(CPSC)の情報によると、現時点でチェーンリングが緩んだ事例はすでに3件報告されているとのこと。 幸いなことに、これまでに怪我の報告はないようです。
ユーザーへの対応と特典
Trekは対象バイクのオーナーに対し、「たとえ問題なく走れているように見えても、対象外であることを確認するか、修理を受けるまで直ちに使用を中止するように」と強く呼びかけています。 正規ディーラーでボルトを規定トルクで締め直す無料修理を行い、作業は15〜20分程度の比較的簡単なものと説明されています。
さらに、リコール対応への「お詫び」として、Trek・Electra・Bontrager製品の購入に使える20ドル(カナダでは26ドル)の店頭クレジットも提供され、年末まで利用可能とされているようです。
対象が700台とそれなりの台数になりますので、組み立て工程における作業プロセス・マニュアルの不備だったのか、作業に使ったトルクレンチの精度不備なのか。
いすれにしても、製品そのものの問題ではないですから、きちんと正規レベルまで増し締めしてもらえば大丈夫ですね。

























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