先日、「そろそろフリーボディーオイルの交換時期だな」ということで、フリーボディーオイルを注入しようとメンテナンス作業を実施した時のこと。
がっつりラチェットが破損していました・・・汗
ほんと定期的なメンテナンスの重要性を再認識することに。
ラチェットが完全に破損してしまえば、そもそも走行不能になってしまいますからね。
早めに気づけて良かったです。
■ マビックのラチェット(FTS-L)が破損していた
1. マビックのラチェット(FTS-L)構造について
私が使っているホイールはマビックのコスミックプロカーボンUST。
ラチェットは FTS-L という二つ爪のタイプになります。
こんなスプリングのついた爪が2つ。
スプリングが付いていますので、通常はこんな感じで爪が起きています。
2. ラチェットのスプリングが破損
今回もメンテナンス時に汚れたオイルを拭き取ろうとラチェットを確認したところ、片方の爪は起きていたのですが、もう片方の爪が寝たままの状態に。
何かゴミが入り込んだりして、引っかかりのせいでバネが伸びなくなっているのかな?と確認したところ。
なんと・・・。
スプリングが超短くなっています。
どうやらスプリングがねじ切れてしまい、ずっとラチェットが寝たままの状態になっていた模様。
ねじ切れたスプリングはどこを探しても見つからず。
どこ行ったんだろ?
この状態にいつからなっていたのかは分かりませんが、走行時に1つのラチェットに全てのトルクがかかっていたことになるわけで。
ちょっとやそっとで折れるようなものではないと思いますが、この状態で使い続けていたら、いつか負荷に絶え切れずに破損していたかもしれません。
それでいて、普段乗っている分には何も症状はありませんし、気づけないトラブルなわけで。
もともとマビックの FTS-L を採用したホイールの場合、走行距離1000km程度でフリーボディーオイルを交換することが推奨されていますが、2つしかないラチェットが破損していないかを確認するという意味でも、定期的なメンテナンスは大切ですね。
3. 取り急ぎキシリウムエリートUSTからラチェットを移植
このままの状態で走り続けるのはさすがに怖いということで、同じく FTS-L のラチェットを採用しているキシリウムエリートUSTから、ラチェットを1つ拝借することにします。
走行距離は圧倒的にキシリウムエリートUST の方が多いはずなのですが、そちらは今でもラチェットはトラブルフリー。
こういうのはほんと当たり外れの世界ですね。
今確認してみると、FTS-L ラチェットキットは残念ながら Amazon は欠品中のようで。
マビックはラチェットを ID360 にシフトしていっていまして、キシリウムどころかアクシウムですら ID360 になってしまいました。
今のうちに交換用のラチェットを手に入れておかないと、どんどん入手性が落ちていきそうですね・・・。
早めにショップ経由で購入した方が良さそうです。
コメント
ラチェット自体に破損が無くバネだけの問題なら「ばねこむ」または「SPRING-NET」で外径・線径・自由長で探すと良いのね
>通りすがりの芝犬さん
アドバイスありがとうございます!
その発想はなかったです・・・。
ただ、いくつか問い合わせたショップでは在庫なし&取り寄せ納期未定とのことだったので、実寸測ってみて近いものが手に入りそうならバネ単体購入もトライしてみようかと思います!
フリー交換やハブ交換という手段もあるから、スモールパーツ確保はあまり考えなくて良いかと思います。
グリス切れた状態で高空気圧で乗るなどしない限り、そうそう壊れる場所でもないですし。
>たかにぃさん
マビックの場合、フリーボディー交換してもラチェットスプリングは付属してこなかったような気がします。
ハブ交換は、ちょっとハードル高いですね。。。
まずはラチェット交換 or スプリングのみ調達を目指してみたいと思います。
(でないとキシリウムエリートが使えない状態ですからね)
マビックのフリー交換、ラチェット部も含みますよ。
>たかにぃさん
言葉足らずでした。
交換用のフリーボディーには、ラチェット部は付属しないのではないでしょうか?
ショップにメンテナンス作業として「フリー交換してください!」とお願いすると、スペアパーツとしてフリーボディーとラチェットセットを購入して、丸ごと交換する、という流れなんだと思いますが。
どのショップを覗いても、フリーボディー本体とラチェットセットは別物として販売されています。
なるほど、フリー交換とフリーボディだけ交換を勘違いしたのですね。
消耗などでフリーを交換する場合はラチェット部も一緒、シマノ/SRAMなどメーカー対応のときはフリーボディのみ交換となります。パーツはフリーボディ交換のために別セットです。