今度は3Dプリント技術を使ったエアロパックの登場です。
サドルバック対抗となる製品が続々出てきますね。
3Dプリント製エアロパック(bike brew)
先日はモジュラー式のカーボン製収納システムを紹介しましたが、今回は3Dプリント技術を活用したエアロパックです。

製造技術の向上により、従来型のサドルバックとは異なる収納アイテムがあれこれ登場してきました。
特に、エアロな観点からもフレームバッグを取り付けた方がむしろ早くなる、みたいな実験結果も出ている位ですので、こういった収納アイテムも「むしろエアロ性能が上がる」といったプラスアルファ含めて面白そうです。

bike brewとは
バイク・ブリュー(bike brew)は、自転車用アクセサリーを3Dプリント技術によって開発・製造する新興ブランドです。ロードバイク向けに空力(エアロ)を意識した収納パックやリアライトマウントなどを展開しています。

たとえばこちらが Saddle Rail Varia + Airtag Mount。Garmin Varia をサドルレールに取り付けるマウントになっているのですが、マウントは当然ガーミンマウント。Airtagも取り付けできようになっているところが「痒い所に手が届く」感じで良いですね。
こういった工夫ができるのも、3Dプリントならでは、といったところでしょうか。従来製品よりも高い設計自由度を活かした使いやすいアイテムがそろっています。
Aero Packについて

Aero Packは、ガーミン Varia RTL515レーダーライトとの併用を前提としたエアロ形状を持つ3Dプリント収納コンパートメント。
こういったエアロな収納コンパートメントとしては、Nano Worxから Cervelo S5専用ではありますが同様の製品が発売されていたりしますが、そちらは専用品であるのに対して、今回のAero Packは汎用品となっています。

Nano Worxについては、以前「取り付けた方が速くなるサイコンマウント」としてご紹介したこともありますが、こういった3Dプリントを活用した製品が色々と出てくるのは面白いですね。

エアロ、という名前がついている通り、製品はかなーり「薄い」です。

こちらが後ろから見た図なのですが、どうでしょう。「え? 収納パックついてるの?」と思えてしまう位、薄くなってます。
ガーミンVariaを普段から取り付けている人であれば、デフォルトで使っても良いくらいでは。
製品ラインナップ
Aero Packは「XL 2.0」と「MAX」の2サイズ展開となっており、小物や電動ミニポンプ、タイヤレバーなどの収納が可能とされています。ただ、公式サイトを見ても具体的な容量についての記載がないのでどの程度の収納力があるかは不明ではあるのですが、MAXはXLのほぼ2倍の容量だそうです。
どちらも最低5インチ(約12.7cm)のシートポストの突き出し量が必要で、丸型、D字型、楕円形のシートポストに対応。各種互換性確認用テンプレートも公式サイトには用意されています。
取り付け方法としては、ボルトオン式とストラップ式から選べるようになっています。
Aero Pack XLでお値段が7,000円ということで、ちょっとお高めなサドルバッグと同等レベルですね。ガーミンVariaを使っている人であれば少し大きめなマウントだと思えば全然アリかも?
本記事執筆時点では全て Sold Outになっているのですが、3Dプリント製品ということで、また在庫は復活するのではないかと期待しています。現在の製品が既に「2.0」になっていることからも、在庫復活時には更にバージョンアップされている可能性もありますが、そういったスピーディーな対応ができるのも3Dプリントならでは、ですよね。
今後の製品展開がちょっと楽しみです。










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