その後どうなっているんだろう、と思っていたら、日本国内でも正式販売が決定されました。
前を向いたまま背後確認ができるサイクリスト向けサングラス(HINDSIGHT)
HINDSIGHTとは?
そもそもHINDSIGHTとは何ぞや?という話ですが、公式による商品説明がこちら。
HINDSIGHTのサングラスは、独自のミラー機能を搭載しており、前方視界と後方視界を同時に確保することができます。これにより、前を向いたままでも常に自分の後ろの交通状況を把握することができ、自動車の接近などにいち早く気付くことができます。
発想が面白いですよね。
サングラスのレンズ端部に透過ミラーを組み込むことで、前方と後方の視界を同時に確認できるようになっています。
Kickstarterで10万£以上集めて大成功
もともとは2020年にKickstarterでプロジェクトを開始したのですが、最終的に10万ポンド以上集めて成功。
その後正式に製品化されたのが2021年。
その辺りは過去に記事にしていますが、当時から興味深く見ていました。

そしてそれから更に4年が経過。製品もバージョンアップを重ねているようですが、遂に日本国内でも取り扱いが開始されることに。
海外での評価や如何に?
「前を向いたまま後方確認ができる」というのは、例えば自動車であれば当たり前にできることですが、ロードバイクでそこまでスマートにはできないですよね。
後方確認については、私は定番のキャットアイ バーエンドミラー(BM-45)を愛用しています。

とはいえ、車線変更だったり右左折、路駐車両の追い越しをする際には実際に振り返って後方確認をしていますが、それでも「ちらっと後方確認できる」こういったツールはとても便利なんですよね。
それが、前を向いたままできるのであれば、とても便利なわけです。
そんな画期的なソリューションを提供してくれるはずの HINDSIGHT ですが、海外ではなかなか辛口な評価。
例えば road.cc。
A good concept, but a long way off being a viable alternative to a good old shoulder check.
(コンセプトは良いけれど、古き良き「肩越しに振り返る」後方確認には遠く及ばない)
えー・・・。気持ちはわかります。
キャットアイのバーエンドミラーをとても便利に使っている私でも、最後には肩越しに後方確認してますからね・・・。
例えば Cycling Weekly。
最終評価は箇条書きでつらつと書かれていますが、ざっくりまとめるとこんな感じ。
「見た目悪くて格好悪い。慣れるのに時間かかるし、そもそもサングラスとして遮光性や埃を十分に防いでくれない。正しい位置で取り付けないと見え方良くないし、逆に後方がちらちら写って気が散る。というか、値段高い」
比較的、評価低いっす。
3種類でシリーズ展開
確かに、初期のモデルは、あまり格好良いとは思えなかったんですよねー。
「これって、彫りの深い西洋人がつけると格好良くなるのかな?」と思いながら眺めていたのですが、思いの外西洋人からもデザイン性については評価は低かった模様。
ただ、現在のバージョンだと、「ちょっとオシャレなサングラス」といった雰囲気にはなっているかな、と思います。
とはいえ、ガチなローディーが身につけるデザインでないことは事実。
後方確認の頻度が高いというシチュエーションからも、「街乗りでアーバンスタイルな乗り方をするサイクリスト向け」といったところでしょうか。
間違っても田舎の峠道をひーひー登るようなシチュエーションにマッチしていないことは確かですねー。
毎回書いてますが、これ、ヘルメットのシールドに組み込めないですかね?
後方確認する為にはヘルメットシールドを横に出っ張らせる必要があるでしょうから、それはそれで不恰好になってしまうのでしょうが。
ほんと、アイディアは良いのですが、あともう一つ、という感じがして「惜しい!」という気持ちが拭えません。
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