Muc-Offから全く新しいチューブレスバルブが登場(マックオフ ビッグボアチューブレスバルブ)

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ちょっとした工夫ではあるのですが、画期的とも呼べる製品かもしれません。

ロードバイクで使われるチューブ、並びにチューブレスタイヤ用のバルブには、現在バルブコアが使用されています。

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今までも、特に何の疑問も持たずに「そういうものだ」と理解して使ってきたパーツなのですが、今回 Muc-Off から「バルブコアが必要ない」チューブレス専用のバルブが発表されました。

■ Muc-Off からバルブコアが必要ないチューブレスバルブが発表(ビッグボアチューブレスバルブ)

1. ビッグボアチューブレスバルブとは

今回 Muc-Off から発表されたのが、ビッグボアチューブレスバルブという製品になります。
百聞は一見に如かずということで、その製品がこちら。

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お分かりでしょうか?
バルブの上部に栓がついていて、栓を回すことで空気の流れを止めたり流したりできるようになっています。

従来のバルブコアの場合、先端のパーツをくるくる回して緩め、上から押し込むことで空気が流れるようにしているわけですが、ビックボアチューブレスバルブは「栓をひねるだけ」という、とってもシンプルな機構。

これ、何で今までなかったんだろ、という位シンプルな内容ですね。

なんて偉そうに言ってしまっていますが、Muc-Off はこのバルブの開発に3年を費やしたそうですから、言うは易し、というやつなのかもしれませんね。

2. メリット

以下が Muc-Off 公式の声明。

従来のプレスタバルブには、いくつかの重大な制限があった。
エアフローが制限される。
シーラントが詰まる。
チューブレスのセットアップに時間がかかるなどだ。
Muc-Offは、現在の高精度チューブレス・プレスタ・バルブは、主にロードやクロカン(利便性よりも究極の軽量化を好むライダー向け)において、依然として重要な役割を担っていると考えているが、彼らの新しいシリーズは、究極のエアフローヒットを、最小限の手間で求めるライダーにアピールするだろう。これらの新しいバルブは、チューブレス・セットアップをパフォーマンスと利便性の新時代へと押し上げるだろう!

 

いやー、その通りだと思います。
チューブドなクリンチャータイヤであればあまり問題にもならなかった点かと思いますが、チューブレスタイヤで運用するようになると、バルブコアのシーラント詰まりとか、タイヤ交換の度にバルブコアを取り外したりと、余計な手間に感じるのは事実なんですよね。

先日もチューブレスタイヤを交換しましたが、フロアポンプだけではビードが上がらないために、バルブコアを外してタイヤブースターを取り付けて空気を送り込む必要がありました。

急遽タイヤを交換(ビードが上がらない)
先日納車で発生したタイヤのこぶ。 このままでは折角のゴールデンウィークにライドに出掛けられなくなってしまいます。 翌々日は仕事の予定があったのですが、その次の日(3日後)には1日ライドに出かけられるように調整していましたので、勝負は帰宅した...

チューブレスタイヤを前提とした場合、既存のバルブコアの有意性は見直すべき時期に来ていたのかもしれません。

新しいチューブレスバルブは、ビッグボアライト、ビッグボアハイブリッド、ビッグボアリュダクリスという3つのラインナップから構成される模様。

ビッグボアライトは既存の仏式バルブを前提とした各種ポンプとの互換性を保つ製品となっており、バルブヘッドの内径は3.3mm、標準的な仏式バルブより最大230%大きなエアフローが実現される。

ビッグボアハイブリッドは、バルブヘッドの内径が5.7mmとより広くなっており、エアフローも最大254%大きくなる模様。対応しているポンプヘッドは米式バルブとなる模様。

ビッグボアリュダクリスはMTB向けを想定したバルブとなっており、こちらも内径は5.7mm、エアフローは最大264%大きくなるとのこと。こちらも米式バルブに対応したポンプヘッドであれば利用可能とのこと。

ロードバイクで使うことを考えると、ビッグボアライトになるかと思いますが、それぞれの重量等の詳細はまだ未定。

今年の夏から発売開始になるそうですから、今後より詳細な発表があるかと思われます。

我が家のチューブレスバルブも今年は交換しないといけないかな?と思っていましたので、ビッグボアライトが発売されたら、ぜひ試してみたいですね。

コメント

  1. 今老爺 より:

    構造的にはボールバルブに近い様な感じで用途にピッタリな仕組みだと思います。
    精度的に厳しいにもかかわらず製品化された方々はノーベル賞ものかも?・・・。
    米式アダプターをキャップ代わりにすればガソリンスタンドのコンプエア使用も
    可能なのでクリンチャーの私も愛用していますがチューブレスにもどうでしょう。

  2. おとーさん より:

    >老爺さん
    ツーリングを一番に感がると、米式が一番なんですよね。
    不慮のパンクで、ガソリンスタンドやらショップやら、助けを求めやすいのは安心材料になります。
    過去にツーリング初心者の頃に、パンクの穴を特定できずに(しかも海外で)困っていた時に、たまたま近くにあったガソリンスタンドでタライに張った水を使って穴の特定をさせてもらったり、空気入れを使わせてもらったのですが、その時は米式バルブのチューブを使っていたので本当に助かりました。
    このバルブが一般化していくと、そもそもバルブに対する考え方も変わっていくかもしれませんね。

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