ブラケット取り付け角度調整の為にハンドルを交換する

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ちょっと何言っているか分かりにくいタイトルになってしまいましたが・汗

現在使っているハンドルはワンバイエスのジェイカーボングランモンローSL。
適度な剛性と振動吸収性の高さ、グリップのしやすさでとても気にって使ってきました。

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ただ、このハンドルは SRAM のブラケットとの相性問題があり、どうしてもブラケットが「送り気味」になってしまいます。

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もともと体幹の弱い週末ローディーで、体の柔軟性も高くないことから、送り気味のブラケットポジションだとどうしても手首が疲れてしまいます。

今の状態だと、100kmとか走るとライド後に手首にかなり疲労感が溜まるんですよね。

当然ですが、しゃくれ気味の状態と送り気味の差し引きで考えると、リーチは長くなりますし、スタックも低くなるわけで、より「攻めた」ポジションになってしまうこともあり、とにかく「疲れる」ポジションになってしまっていました。

ハンドルとの相性問題な為にどうしようもないのですが、半年以上この状態で我慢して乗ってきたものの、ちょっと辛いな、と思うようになりまして。

ポジションを戻す為に、ハンドル含めてまるっと交換することにしました。

■ ポジション調整の為にハンドルからステムまで全て交換する

1. 現状と理想のポジションの差

まずは現在の送り気味なブラケットポジションがどの程度なのか確認してみます。

hndl_02

画像から調べたところ、ブラケットはマイナス4°。

それ以前は、ぎりぎり標準ラインと呼ばれるプラス7°の設定にしていましたから、そりゃ疲れますよね。

今回は、以前同様の7°程度の設定を目指したいと思います。

2. 交換に必要となるパーツ類

交換するハンドルは、以前使っていた別のカーボンハンドルにしようと思います。
ハンドルまで新しく購入するのは面倒だな、と。

リーチが12mmほど長くなりますので、ステムを10mm短いものに交換する必要があります。
ステム買わないとですね。

で、ステム含めた交換になりますので、せっかくなのでコラムスペーサーも軽量なカーボン製に交換して、少し見た目も変えてしまおうかな、と。

で、購入したものがこちら。

まずはステム。現在使っているのはフィジーク CYRANO R1 の110mm。
既に販売終了していますので、どうせなら他社に交換しようかな?とも思いましたが、ステム交換に伴うインパクトはない方が、ハンドル交換前後の状況を把握しやすいかな、ということで中古在庫を探してオークションで同じものを購入しました。
中古だから安く買えますしね。

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参考までに、フィジーク CYRANO R1 110mmの重量は 127.5gでしたが、100mmだと 125.8g。
10mmの違いだと、ほとんど誤差の範囲でした。

続いてコラムスペーサー。
今まではシルバーのアルミ製でしたが、せっかくなのでカーボンにして少しだけ軽量化を図ります。

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私は5mmが2枚、10mmが1枚、計3枚で20mmのスペーサーを入れているのですが、アルミだと14.5g だったところ、カーボンに変更したら 8.4gに軽量化。

ステムと合わせて、約8g軽量化されました。
分からんレベルですね・笑

フレームが1インチの細いクロモリパイプを使っていることもあり、ヘッド、フォークともに1インチ。
その為にステムについてもスペーサーが必要になります。
今回はコラムスペーサーに合わせて黒色のスペーサーを新調。

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バーテープも交換する必要がありますが、そちらはスパカズのバーテープで変更なし。

それでは早速交換してしまいます。

3. 交換してみた

交換作業はさくっと割愛。
バーテープ剥がしてハンドルとステムを交換、バーテープを巻き直すだけ。

バーテープを巻くのもだいぶ慣れてきましたが、まだまだショップの店員さんの腕前には及びません。
よくよく見ると荒いんですよねー。

さておき。

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無事、標準的なポジションに戻すことができました。

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コラムスペーサーも良い感じですね。

4. ショートインプレッション

交換時に、ローラー台で塩梅みながら設定していますので、大きく変更する必要があるようなミスはないと思いますが、翌日実走してみました。

約100kmほど走ってみましたが、ざっとこんな感じ。

  • 以前は50km経過した位から手首に疲労を感じるようになっていたところ、標準的な設定だと手首に疲労が溜まることもなく、無事100km走っても違和感なし
  • もともとのポジションに戻すことができましたので、上体も楽で肩甲骨、肩周りの疲労感が少なくなった
  • ただ、7°の標準的なセッティングを狙ったものの、事後画像から角度を確認してみたところ、8°と少ししゃくれ気味だったことが判明。実走時も「ちょっとしゃくれ気味かな?」と思ってはいたのですが、それまでマイナス4°の送り設定だったからかな、と割り切って走っていました。思っていた以上に体の感覚というのは正確なんですね

ということで、既にバーテープ巻いてしまっていますが、1〜2°くらいならぐりぐりやればブラケットポジション変更できそうな気がしますので、次回のライド前にはもう少しブラケットを寝かせて標準的な設定に変更してみようかな、と思います。

コメント

  1. より:

    ブラケットの角度微調整ですが、まずホームセンターへ向かい。。。アルミ板2mm厚を買ってきて、ブラケット裏側と同型のスペーサーを糸鋸で切ります。金切り鋏が有れば、直ぐに切り出せます。 それを更に微調整の為、工芸用ドリルにプラモデル等の加工にも使える延長アダプターを取り付け。。。電動サンダーアタッチメント(先だけとっ替えるヤツです)で厚みをハンドルに合うように削り、完成後にブラケット裏側とハンドルの隙間にスペーサーを挟むと完成です。多少時間は掛かりますが、手作業なので1mm以下の領域での微調整が3000円程で可能です。自分はこれで、スレッドステムの隙間に挟む簡易マウントを作りました。あと、リム車限定ですが、700Cホイール130mmを左右2.5mmスペーサーを2.5mm鉄板で作って、135mmのリカンベントリアホイールに変換しました。彫刻用や工芸用ドリルは安くて非常に有能だと思います。(*^^*)

  2. おとーさん より:

    >♪さん
    いやー、仰る通りかと思いますが、なかなかハードル高いですね。
    というか、我が家の糸鋸は先日誤って歯を折ってしまいましたが・笑
    ただ、こういったスペーサーを自作できると良いなー、と今回改めて痛感しました。
    次回バーテープ交換する際には、少しチャレンジしてみましょうかね。
    (糸鋸も新調しないといけませんが・・・)

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