14-28T のクロスレシオは、ただただ気持ち良い
つらつら思い悩んだ結果、ジュニアスプロケット(14-28T)を導入してみました。
その後数回ライドに出かけて来ましたので、個人的なレビューを書き連ねてみたいと思います。
感じたメリットは以下となります。
- 平地での加速がスムーズに
- 平地巡航時の速度がきめ細かく選べるようになった
おそらく、突き詰めるとこの辺りだと思います。
そりゃそうですよね。
1. 平地での加速
まず1点目の加速がスムーズになった、という点ですが、表にしてみると分かりやすいです。
フロントをアウターにした時のケイデンスと時速との関係性をまとめています。
ロングライドを前提とした場合、私にとって最も心地よいケイデンスは「85rpm」になります。
自然と自重をペダルに乗せるようにして、ペダルを回すことを意識した最も脱力したケイデンスがこの辺りなんですね。
また、最近は「回すペダリング」、「足の力(特に足首から下)を抜いたペダリング」を意識するようにしているのですが、この走り方をするようになってからは、1時間程度で発生していたつま先の痺れがかなり緩和されることに気づきまして、無理にケイデンスを上げない走り方を心がけるようになりました。
そこで、少しずつケイデンスを「80rpm→85rpm」に上げていくとして、ギアを一枚ずつ上げていくとおおよそ「21km/h → 23km/h → 25km/h → 26km/h → 27km/h → 28km/h →29km/h → 30km/h → 31km/h」と気持ちよく、スムーズに加速できるんですね。
さらに加速したければ、ケイデンスそのままに40km/hまで加速することができますので、私の脚力からするとトップ14Tは十分だったりします。
ちなみに、ケイデンスを100rpmまで上げれば 約47km/hに、107rpmまで上げれば約50km/hまで加速することができます。
時速40km/50kmの世界は、私の場合下り坂でないと達することのない領域だったりしますので、全く問題なし。
ちなみに、直近過去10回のライドにおける、最高ケイデンスと最高時速をまとめるとこんな感じになります。
はい。
トップギアは14Tで全く問題なさそうです。
こうやって表にまとめて見ると、いかに自分が「11T〜13T」を使っていなかったかが、くっきりはっきり分かりますねー。
2. 巡航時の速度選択
これは当初あまり意識していなかったのですが、巡航速度って、走る場所、風向きによって結構変わりますよね。
例えば。
- 幹線道路・・・道路状況が良いと、28km/h〜32km/hが無理なく出せる
- 多摩川サイクリングロード・・・無風だと28km/h前後、追い風だと30km/h〜35km/hが無理なく出せるが、軽い向かい風だと25km/h、強めの向かい風だと20km/h〜24km/hでひーひー言いながら走ることに
あとは私の場合、120km超のロングライドの日などは、できるだけ25km/h〜26km/h程度で抑えめに走ることが多いです。
で、特に恩恵を感じるのが向かい風のサイクリングロードを走るような時です。
こちらが11-28Tの場合ですが、向かい風だとケイデンスは落ちますので80rpmだとすると、「25km/h→27.6km/h」という刻み方になります。
これが14-28Tの場合だと、21Tと19Tの間に20Tが入って来ますので、「25km/h→26.2km/h→27.6km/h」と、程よい刻み方ができるようになります。
サイクリングロードの場合、往路・復路のいずれかは向かい風になることが多いのですが、特に復路が向かい風だった場合に、この「20T」は私にとってとても心地よいギアなんだ、と感じました。
3. サマリ
まだスプロケット交換後数回しか走れていませんが、その数回ですでにメリットを実感しており、反面、デメリットが見つかっていない状況です。
特に過去のライドにおける最高時速とケイデンスを比較した結果、「14Tあれば十分じゃないか」と確認できたわけで、おそらく私の脚力が今よりも数段レベルアップしない限りは14-28Tで十分なんでしょうね。
暖かい季節になって、より斜度のきつい峠に挑むようになった際には、11-30Tなど他の選択肢も出てくるかもしれませんが、少なくとも向こう数ヶ月は14-28Tで乗り込んでみたいと思います。
コメント
14-28T良いですね。脚に合って何よりです。
あと剛脚ピラミッドでレーサーとして低脚~並脚ならば向い風3m/sでも30km/hは普通に維持できますので、向い風時のポジションを見直すと更に楽になると思います。
そうでしょ、そうでしょ。気持ちいいでしょ?(笑)
どうしてこのスプロケみんな付けてないのか本当に不思議です。
これに慣れると11-28Tとか気持ち悪く感じちゃいますからね。
前に言いましたけど、難点は36T×28Tだと辛い峠が出てきちゃうので、そのギア比でも辛くなくなるまで練習するか、そういう峠は大きいギアに変えるしかないです。
私はもう14-28T以外はありえないですけどね(笑)。
たかにぃさん
むむむ。
向かい風3m/sで30km/hは、結構しんどい気がしますね・・・。
ただ、追い風も向かい風も、特にポジションは気にせず同じような走り方をしていますので、向かい風時の走り方、ポジション、というのはきちんと身につけた方が良いかもしれませんね。
他の人見ると、下ハン握って走っている方もいますし。
ナナシさん
そうなんです。とってもスムーズで「気持ちいい」んです!!
シマノも12速対応してもらって、あと1枚30Tや32Tが追加されると完璧な気がするんですよね。(って、すぐに機材に逃げようとする・・・)
果たして36T×28Tだとどこまでの峠に耐えられるのかをきちんと理解することと、あとはもう少し脚力鍛えることを次の目標にしてみようかと思います。
おとーさん 脚力はあるし機材も良いから、ポジションとフォームで一気に行けますよ。
向い風時の下ハンは好みの問題で、ハンドルに肘をついて両手を握るエアロフォームやブラケット握り伏せるエアロフォームもありますから、体の柔軟性に合わせて選んだほうが良いです。(私は柔軟性高く下ハンのほうが楽なので、普段下ハンで走っています。)
たかにぃさん
いえいえ、脚力はそこまででは・・・。
たかにぃさんは柔軟性高いんですね。羨ましいです。
私は体は「硬め」なので、下ハンは厳しそうな気はしますが、今度、フォームを気にしながら「向かい風」でどこまで走れるものなのか試してみようと思います。