■ Garmin Edge 1030 plus が登場(旧1030から何が変わったのか)

Garmin Edge 1030 plusが7月に新発売だそうです。



Garmin曰く「Edgeシリーズの進化が止まらない」そうですが、型番が上がるわけでもなく「plus」がついただけ。

私はカメラも趣味で楽しませてもらっていますが、型番が変わらずに「s」だと「mark II」だのがついた時は要注意ですよね。
実はあまり進化してなかったりすることもありますので・・・。

私は現在 Garmin Edge 1030を愛用しておりまして、特段不満なく使っています。





ただ、基本ガジェット大好き人間ですので、新製品が出ると気になってしまうわけで。
今回はどの辺りが変わったのか、買い替えの価値があるのかを見ていきたいと思います。







1. 新機能・アップグレードの内容(旧1030と比較して)

(1) イージーセットアップ


以前に使用していたEdgeデバイスがあれば、アクティビティプロフィール、ライドタイプ、データ項目やペアリングしていたセンサー情報を自動で引き継ぎすることが可能。


PCやスマホだと最近は標準機能になっているような気もしますが、旧製品からの引継ぎ機能ですね。
特にアップル製品などは自社HW/MWにソフトウェアを最適化していますのでこういった引き継ぎ機能は痒いところに手が届く仕様になっており、私もいつも感動しているところです。
初めてガーミン製品を使う方には関係ないでしょうが、地味かもしれませんがとても便利な機能だと思います。


(2) 稼働時間


通常使用時で最大24時間稼働。Edgeシリーズ最長のバッテリースペック。拡張バッテリー(別売り)を使用すれば、最大44時間使用が可能。※稼働時間は使用環境により異なります。


稼働時間が延びるというのは分かりやすいスペックアップですよね。
旧製品が最大20時間の稼働時間でしたから、4時間伸びることに。

ただ、個人的には旧バージョンの20時間ですでに不満を感じてことはありませんので、私的にはあまり響かないですね。

そもそも20時間で足りないと感じる人って、拡張パックに手を出している気がしますので、「4時間伸びたから拡張パックともおさらばできる!」とはならないような気も。
思い切って30時間まで伸びました、なら違うのでしょうが。

(3) トレーニングプラン同期機能


Garmin ConnectやTrainingPeaksなどのサードパーティ製アプリから、トレーニングプランをデバイスに落とし込むことが可能。


こちらは読んでその通り。
今までできなかったんですね。
私はワークアウトプラン(ケイデンス90キープで30分走る等)を作成してローラー台を回すことはよくやっているのですが、トレーニングプラン(向こう8週間にわたって、日々のトレーニングプランを個別に設定して実行していく)は使ったことがありませんでした。


edge1030plus_02


レースのような具体的なゴールがある場合には有用な機能なのでしょうが、週末ローディーにはそこまでのものは必要ないかな、と思って使っていませんでした。
ですので、こちらもあまり魅力的な機能追加ではないかな。

(4) デイリーワークアウトサジェスション


デバイスに記録されたトレーニング負荷とVO2Max値から、ユーザーのフィットネスレベルを考慮した最適なワークアウトを提案。


これはちょっと興味深いですね。
パワーメーター導入後は、ガーミンの「トレーニングステータス」を見ながら「あっ、ぼちぼち負荷高めのワークアウトやらないと」とか考えながら、どのワークアウトを選択するか考えていたりするので、どんなサジェストが出てくるのか気になりますね。


edge1030plus_03



ただ、この機能であれば、Web版のGarmin Connectでも実装できそうな気もするので、そちらで機能拡張とかしてくれませんかね・・・?



(5) ナビゲーションの一時停止機能


ナビゲーション中、ルートを外れた際にナビの一時停止とオフコース警告の停止が可能に。再度ルート上に戻れば、デバイスは目的地までのルートを表示。


お。
これは地味に欲しい機能です。
コースアウトするとぴーぴーうるさいんですよね。
かといってナビゲーションを中止してしまうと、また途中から復帰させることもできず。
寄り道する時の機能としてはとても便利ですね。
これは欲しい。

けど、これってファームアップで実現できそうな気もしますが・・・。

(6) MTBダイナミクス


ジャンプ数やジャンプ距離などMTBライドに関する表示項目を追加。標高、勾配および急激な方向の変化に基づく現在のライドの難度を表示するグリット、スピードと滑らかさをどの程度一貫して維持しているかを示すフローなどの数値を確認可能。


ほほーう・・・。
面白そうですが、ローディーとしてはあまり興味ない機能ですね。

むかーーーーしMTBで里山や林道をあちこち走っていたことがありましたが、そういった走り方をする場合には面白い機能ですね。

(7) inReach対応


衛星コミュニケーターハンドヘルドinReachと連動。inReach衛星サブスクリプションを利用している場合、24時間地球上のあらゆる場所からのSOS信号発信や、メッセージの送受信が可能。


Garmin inReachって衛星通信デバイスですよね。
これまたオフロードで未開の地を走るような場合には便利な機能ですね。
今の私には必要ありませんが・・・。

これまたむかーーーし若かりし頃に、ニュージーランドのトレッキングコースをMTBで1日かけて走行したことがありますが、丸一日走って出会った人間ゼロ、なんてことも。
牛と羊には沢山会いましたけどね。

もしあの時、斜面から滑り落ちて崖下に落ちていたら、おそらく誰にも気づかれることなく朽ち果てていただろうなー、なんて思います。
幅15cmしかない斜面(右が山肌、左が崖)を延々20分くらいMTB担いで歩くコースもあったので、もし自分の息子がそんなところに走りに行くと言い出したら、持たせたいガジェットかもしれません。

アメリカやカナダ、オーストラリアやニュージーランドのような海外で、グラベルロードでツーリングするような乗り方であればこれはあると良いですね。





(8) LiveTrack


Edge上から直接LiveTrackセッションを開始することが可能。※Bluetooth対応スマートフォンとの接続が必要。


これまた地味な機能アップですね・・・。
確かに、LiveTrackは、スマホとペアリングしている時にライドを開始すると自動でスタートしてくれますが、ローラー台ではスタートさせる必要もないのに自動でスタートしてしまったりしますので、ライドに出かける時にだけスタートできるようになるという点では良い機能ですね。

地味ですが。 





2. 細かな違いを調べてみる

それ以外にも違いがないか、念のため仕様を確認してみました。

  • 本体サイズに関しては変更なし。同じ筐体となる模様。
  • 但し本体のカラーリングが黒に。旧バージョンが白黒パンダでしたので、個人的にはplusの黒一色のカラーリングが好み。ただ、結局はシリコンカバー被せてしまうのであまり意味はないのですが・・・
  • 重量は123gから124gに1gアップ。電池が変わった影響ですかね。
  • 画面の解像度も変更なし
  • ストレージが16GBから32GBに増量。但し、旧バージョンではmicroSDカードスロットがあったが、plusでは廃止に。特に容量不足を感じたこともないので実用上は問題ないかも?

その他は特に変更はなさそうですね。



3. 週末ローディー的に、Edge 1030 plusは買いなのか?

で、個人的にどうよ?という話なのですが、今回魅力を感じたのは以下。

  • イージーセットアップ
    買い替えの訴求ポイントにはなりませんが、買い替えた時の安心感はありますね
  • デイリーワークアウトサジェスチョン
    ガーミン的にどんなワークアウトをお勧めしてくれるのか興味アリ
  • ナビゲーションの一時停止機能
    寄り道にとても便利
  • 本体カラーが黒に
    白黒パンダがイヤでシリコンカバーつけてましたので、本体カラーが黒になるならシリコンカバー外すのもありかも

で、買い替えますか?と問われると、見送りですねー・・・。

ガーミンは、Edge530 /830発売時にクライムプロという機能が追加されましたが、それら機能はファームアップでEdge1030にも追加してくれました。

デイリーワークアウトサジェスチョンとかナビゲーションの一時停止機能なんかは、ファームウェアのバージョンアップで追加してくれませんかね、ガーミンさん?

むしろ旧1030が値下がりするようなら、そちらの方が買い時なのかもしれませんね。


 






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