TREK Domane SL6 を軽量化してみる

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どうしても気になるアイツ、というものは誰にでもありますよね。
私の場合、どうしてもトレックの Domane SL6 が気になるんです。

先日、2023年モデルとして第四世代のDomaneが発表されました。

今となっては二世代前のモデルになりますが、以前試乗したこともあります。

試乗した時の印象が若干「もっさり」していたこともあり、もう少し軽快な乗り味を求めてピナレロ GAN S を購入したのですが、いつだって気になる存在でした。

その後第三世代が発表された際に重量が増加したのにショックを受け、少しでも軽くできないかとあれこれ軽量化を検討したこともあります。
自分の持っているバイクでもないのに・・・。

今回発表された第四世代ではハイグレードの SLR、ミドルグレードのSL ともに約300gの軽量化を実現したということで、再び興味津々。
無理のない範囲でどこまで軽量化できるのか、少しばかり調べてみました。

■ TREK Domane SL6 (2023)を軽量化してみる

1. Domane SL6 の基本スペック

domane SL6
公式サイトより拝借

そもそもDomane SL シリーズとはどんなバイクなのか、といった点については公式サイトや各種ロードバイク紹介サイトなどをご確認頂ければと。

第三世代から第四世代になって、ざっくり以下の点で変更が入りました。

  • フレームの変更点として、衝撃吸収システムのISO SPEEDを大幅に見直すことで軽量化を実現
  • SL6モデルに関しては、コンポーネントがアルテグラから105 Di2に
  • 重量はサイズ56で比較すると、第三世代の9.14kgから8.9kgと240g軽量化を達成
  • お値段は 74,800円アップ。但しこの金額上昇はほぼコンポーネント代
  • サドルやステム等一部のコンポーネントに変更が入っているが、ホイール等主要パーツについてはほぼ変更なし

第三世代になった際にフレームセットだけで300g以上重量が増えました。
今回コンポーネントはDi2化されたとはいえ、アルテグラから105 にダウングレードされており、コンポーネントだけ見ると重量は100g以上増加しているはずなのですが、トータルでは240gの軽量化を実現しています。

ISO SPEEDの見直しはかなり軽量化に貢献しているようで、ある意味第二世代とほぼ同じ重量に戻した、といったところでしょうか。

 

 

2. 軽量化のポイント

軽量化されたとはいえ、ペダルなしで8.9kgあるんですよね・・・。
約60万円するフルカーボンのロードバイクでこの重量は、個人的にはちょっと不満です。

秋にはクロモリの新車が納車される予定でして、ロードバイクは重量だけではないという点は理解しているつもりなのですが、それでも、もうちょっと何とかしたいですよね。

それならもう一つ上の Domane SLR7にすれば?という話ではあるのですが、8.4kgに軽量化されますがお値段100万円超えます・汗

そりゃ無理ですわ。

軽量化で真っ先に思いつくのはホイールの交換。
これは当然実施するとして、次はコンポのアップグレードでしょうか。

ただ、105 Di2を新型のアルテグラDi2 にアップグレードしても、重量面だけ見るとわずか100gほどしか軽量化できません。

30万円近くかかりますけどね・・・。

ちょっとこの選択肢はないですね。

ということで、候補はこの辺りでしょうか。

ホイール Bontrager Paradigm Comp25 TLR 1780g
タイヤ Bontrager R3 Hard-Case Lite TLR 32c 680g
ハンドルバー Bontrager Elite IsoZone VR-SF Road Handlebar 315g

 

ブレーキローターやチェーン、ステムを見直せば更なる軽量化は可能ですが、微々たる差ですからね・・・。

 

 

3. お手軽なアップグレードでも500gは軽量化可能

上記パーツをこれまで使ってきたパーツなど含めて交換してみると、さくっと480g軽量化させることができます。

ホイール キシリウムSL 1575g
タイヤ シュワルベプロワンTLE 28c 540g
ハンドルバー Brand-X – カーボン Ergo レーシングロードバー 180g

 

いちおう、それぞれ Domane SL6 のエンデュランスモデルという特徴に沿ったパーツかな、と思います。
この組み合わせだと、トータルでも10万円かからずに購入できるはずです。

特に軽量化目的という点からは Brnad-X のカーボンハンドルはコスパがよく、とてもおすすめですね。

【納車準備2】コスパ最強カーボンハンドル(Brand-X カーボンエルゴレーシングロードバー)
今年に入ってからハンドルをカーボン製のものに交換しました。 ただただ「気に入って」います。 何が気に入っているかといえば、ハンドルが軽くなったことが一番かもしれません。 カーボン製だから振動吸収性に優れていて、手や上体に伝わる振動が減ったと...

以前 Domane SL6 に試乗した時に感じた「もっさり感」は、「アルテグラR8020 の大きく重いブラケット」「ごく普通のアルミハンドル」「32cの太めなタイヤ」から来ているものでした。

今回の105 Di2 化とハンドルのカーボン化、タイヤの28c化により重量が軽くなるだけでなく、かなり乗り味も軽快になると思うんですよね。

今度試乗できるショップを探して試してみたいな、と思いました。

 

コメント

  1. たかにぃ より:

    今は円安+自転車パーツ軒並みコロナ前の1.3~1.5倍+自転車人気で激安品が殆ど無しなので、キシリウムSLだけで10万、他も入れるとかなりな値段しますね。(この2ヶ月の間だけでもWiggleで6千円だったTetraR1ラックが1万1千円に値上がりしました。)
    新型105搭載のミドルグレードロードが70~80万円、ハイエンドが200万円に到達し始めたので、安価で軽いロングライド用バイクが欲しいならロードバイクは避けるか、ブームが沈静化するまで未改造エントリーで過ごす時代になってしまいました。

  2. おとーさん より:

    >たかにぃさん
    円安、ほんとローディーのお財布直撃ですよね・・・。
    新型105は電動化したので致し方ないとはいえ、70万円出すのは厳しいです・泣
    キシリウムSLですが、ショップで買うとどうしてもお値引きに限界はありますが、メンテナンスを自分で行う前提で海外から購入すれば、未だ7万円切りで購入可能だったりします。(以前は最安で6万円も切っていたのですが)
    国内で買いたい場合でも、y’sロードオンラインのセールのタイミングを見計らえば7万円台くらいで購入することもできたりします。
    円安&物価高の現状踏まえると、じっくり時間をかけて、タイミングを見計らって購入するのが吉、になりそうですね。

  3. たかにぃ より:

    このひと月で一気に値上がりましたよね。
    タイヤも滅茶苦茶高くなりました。前の2本セット分で1本しか買えません。
    給料水準もそれ以上に上がっているから妥当といえば妥当ですが、日銀介入などで長年のデフレが改善するまで5年は上がり続けそうですね。

  4. 冷凍 より:

    以前のSL5持っていますけど、コンポを最新のアルテに取り換えてホイールもハイグレードのカーボン、ハンドルもエアロにしてようやくまともに動いている感じですね。基本的に乗り味が非常に悪いです。
    どの道、フレーム単品で販売しないので従来客は他に流れていくと思います。自分も次は他社製品に変えます。

  5. おとーさん より:

    >冷凍さん
    おっと、乗り味微妙なんですね・・・。
    実際に乗っている人の意見なだけに、重いですね。
    以前SL6に試乗した時には振動吸収性はとにかく良かったのですが、それもタイヤが32cと太めだったこともあり。
    このフレームの性格上、乗り味命、でないとですよね。

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