ファイントラックのドライレイヤーベーシックについては、半袖と長袖いずれについてもかなりのヘビロテで愛用させていただいています。
ロードバイクだけでなく、ジョギング時にもベースレイヤーとして使っています。
汗抜けが良いのは当たり前なのですが、締め付け感が適度な点がとても気に入っています。
以前はジョギング時にはアンダーアーマーを愛用していたのですが、年を重ねるほどにあの締め付け感が少し窮屈に感じるようになりました。
体型的な問題というよりも、気持ちの問題なんですけどね。
そんな中、昨年からドライレイヤーウォームも愛用していますので、今回はそちらのレビューをまとめたいと思います。
■ ファイントラックドライレイヤーウォームを購入
1. ドライレイヤーウォームについて
ファイントラックのドライレイヤーシリーズについては、季節に応じて3つのタイプがあります。
今回購入したのは、ウィンタースポーツ用のドライレイヤーウォーム。
特徴はこんな感じになります。
- ドライレイヤー®ベーシックの約1.5倍温かい
- 寒い時の登山やウォータースポーツに
- 温かくサラリとした着心地
冬場の登山、アウトドアだったり、スキー・スノーボードなどに適した製品となっています。
ポイントはこの「1.5倍温かい」という点。
何とも分かりづらいですよね。
2. 実際の利用シーン
ここ最近、冬場のレイヤリングについてはおおよそ以下のようになっていました。
- ベースレイヤー:ファイントラックドライレイヤーベーシック
- ミッドレイヤー:メリノベースレイヤー(dhb)
- アウター:その日の気温に応じて10℃前後用のウェアだったり、0〜5℃帯用の防風系のウェア
もともと細身ということもあり、ベースレイヤーとアウターの間にメリノウールのミッドレイヤーを重ねた方が隙間が埋められ、結果的に汗抜けし易いこともあり、基本的に3レイヤーで重ねるのが基本となっていました。
この「汗抜けにはドライレイヤーベーシック」「保温性にメリノベースレイヤー」という組み合わせはかなり気に入っています。
ただ、その日の気温によっては、「アウターを一枚薄いものにするのと寒そうだけで、メリノと重ねるには少し暑そう」という微妙な気温帯で悩むことがあり、それなら「ドライレイヤーウォームを追加するのがアリかも?」という発想になりました。
ドライレイヤーベーシック一枚だと寒いからドライレイヤーウォームを追加する、という発想ではなく、ドライレイヤーベーシック&メリノウールだと暑いからドライレイヤーウォーム一枚に切り替える、という発想になります。
昨年、今年と使ってみて個人的にはドライレイヤーウォームはかなりハマってくれました。
3. 対応気温帯について
参考までにドライレイヤーウォームとドライレイヤーベーシックの生地を並べてみました。
左がドライレイヤーウォーム、右がドライレイヤーベーシックになります。
生地感はだいぶ違います。
汗抜け、通気性という観点でもかなり違いがありそうですが、実際に着用してみると保温性が違うのは分かるのですが、汗抜けはいずれも良好でした。
以下に、それぞれのウェアの組み合わせと対応する気温帯を整理してみました。
ちょっと画像小くて分かりづらいかもですが・・・。
まだサンプルが限定的な為、上限&下限気温どこまでいけるのか、という点が試せてはいないのですが、現時点で試した範囲ではこんな感じになっています。
ただ、寒いのは嫌いなもので、あまり下限がどこまで行けるかを試そうとは思わないですが・・・。
- dhbのAeron All Winter ソフトシェルジャケットは暖かく、私はまだ5℃程度での使用実績しかないが、おそらくもう少し下の気温でも問題なさそう。但し昼間になって気温が上がってくると、12℃を超えた辺りから少しウェア内部の汗の量が多くなってくる。関東圏で朝の8時過ぎからライドスタートする場合、気温は7〜8℃まで上がっているケースもある為、最高気温が12℃を超えることが分かっているような場合は、ドライレイヤーウォーム一枚でライドに出た方が快適。他方、最高気温が12℃まで上がらないことが分かっている場合は、ドライレイヤーベーシック&メリノベースレイヤーが快適
- 晩秋や初冬、最高気温が16℃程度までであれば、Aeron Equinox ソフトシェルをアウターに、ドライレイヤーベーシック(半袖)とメリノベースレイヤーをインナーにライドに出るのが快適だが、昼過ぎにそれ以上に気温が上がることが見越せる場合には、ドライレイヤーウォーム一枚で出かけるのが快適
2シーズンあれこれ試行錯誤した結果、こんな感じになりました。
このように、細かなレイヤリングの変更でその日の気候に細かく合わせることが可能になります。
過去の経験上ベースレイヤーはかなり「長持ち」してくれますので、単価はそこまでお安いものではありませんが、長期的に見るとかなり「お得」なウェアではないかと思います。
寒いのが苦手だけど、汗っかきであまり重ね着ばかりもしたくない、という方にはとてもおすすめなベースレイヤーだと思います。
コメント
高価なインナーと言えばヘリーハンセンの上下は30年前でも一万円はしましたが
未だ現役で使用していますのである意味コストパフォーマンスが高い製品ですね。
今流行の汗で暖かくなるという機能こそありませんが基本厚手のポリエステルで
風邪の時でもニットのセーターと組み合わせれば常にドライで最強の快適性です。
モコモコの私と違い今の季節でも本格ローディーはピッチピチのウエアなのには
こんな優れたインナーがあるからなんですね~老爺には無理な格好ですが・・・。
>老爺さん
ヘリーハンセン、今でも現役というのはすごいですねー。
ロードバイクのウェアに関しては、高いものは「良いもの」というよりも、「確実に長持ちする」と感じています。
最初の頃に購入して使っていた中華製のウェアって、縫製がほつれたり、すぐに色褪せしたりと、耐久性に難があるものが多かったですね。
ワンシーズン使う分には全く不満はなかったりするのですが。