すみません、うっかりアップデートを見落としていました。


ロードバイクのサイクルコンピュータに関しては、日本はガーミンが最も有名なブランドかと思います。
私自身長らくガーミンを使っていますが、昨年からは Wahoo ELEMENT もガーミンと併用していたりします。





どうやって使い分けているんだい?という話ですが、峠があるコースを走る時には、Wahoo ELEMENT を持ち出すことが多いですね。

勾配表示の精度や反応性が「明らかに」「ぶっちぎりで」Wahoo ELEMENT が優れているからです。





そこまでの高い精度を要求する「走り」をしてるんでしたっけ?と突っ込まれると何も言い返せないのですが、自分の体感とサイコンに表示される数値とにギャップがあるのは気持ちが良いものではなく、Wahoo ELEMENT の方が使っていて気持ち良いのですから仕方ありません。

また、「ランチスポットを現地で決める」ような場合、スマホでお店を検索し、その場でコースを作成してサイコンに送信するといった使い方をする場合、圧倒的に Wahoo ELEMENT が使い易いです。
正直、Garmin Edge でそういった使い方をする気にはなれませんので、Garmin Edge の場合には諦めてスマホの google マップで対応することが多いのですが、Wahoo ELEMENT だと、ストレスなくさくっ、とその場でコース作成、ルート送信ができてしまいます。

こういった「ローディーのユーザーエクスペリエンス」を考え抜いて、その為に必要な機能性は何か、を考えているという点においては、ガーミンはワフーの後塵を拝しています。


ただ、ここ最近峠に走りに行くことがなかっり、出先でコースを作成するような走り方をしていなかったこともありすっかり見落としていたのですが、ひっそりWahoo ELEMENT がアップデートされていました。

しかも、個人的には「めっちゃ便利」なアップデート内容でした。
今回のアップデートで、改めて Wahoo の「UXを重視する姿勢」に関心してしまいました。

これ、もっと評価されて良いですってば。






■ Wahoo ELEMENT が大幅にアップデートされていた



1. スマートライトコントロール

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まず1点目がスマートライトのコントロール機能。
ANT+に対応したライトを持っていれば、Elemnt.Lightsに接続して Wahoo ELEMENTからライトをコントロールすることができるようになります。

残念ながら私は ANT+ に対応したスマートライトを持っていないので試せてはいないのですが、小まめにライトのON/OFF を切り替えるような人には便利な機能ですよね。

走り始めにライトを点灯させ、ライド終了時には消灯させる使い方しかしていない人には特に便利な機能ではないでしょうが、通行量の多いオンロードではライトを点灯し、人のいないオフロードを走る際には消灯する、みたいな切り替えやライトの最適化を小まめに実施する人だったり、走行する場所に応じて照度を切り替えるような走り方をする人であれば、とても便利な機能になるかと思います。



2. ミュージックコントロール

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私が最も気に入ったアップデートが、ミュージックコントロール機能です。

スマホとペアリングすることで、再生中の曲をサイコン上に表示し、音量の調整、曲のスキップ、巻き戻し、再生、一時停止といった基本操作を最高上で実現してくれるようになりました。

例えば、スマホをハンドルバーにマウントしている人であれば全く不要な機能になりますし、イヤースピーカーでも曲のスキップや停止、再生は問題なくできるはずです。

私が使っているイヤースピーカーだと、曲の停止やスキップくらいであれば全く問題なく操作できるのですが、音量調整は全ての機種で「操作し易い」とは言い切れなかったりします。

例えば SHOKZ の骨伝導イヤホンだと、音量が物理ボタンで用意されていたりしますので、全く問題なく操作可能だったりします。


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他方、各社からラインナップが拡充されたオープンイヤー型のイヤースピーカーだと、操作がタッチ操作だったりする為、音量の調整には「長押し」が必要になったりする為、ロードバイクで走行中に調整するにはちょっとしたコツと慣れが必要になったりします。


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また、普段はプレイリストを作って再生しているのですが、「あれ、この曲何だっけ?」と気になった時には、一時停車してスマホを取り出して確認する必要があったりします。

そういったプチストレスが、全て解消されるわけです。

そりゃもう、NO MUSIC, NO LIFE なローディーにとって、こんなに嬉しい機能はないわけです。



Wahooさん、あんたすごいよ。



音楽好きローディーのライド体験を、爆上げしてくれる便利機能ですよ、これは。



ということで、早速アップデートして確認してみました。


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ページ送りをすると、音楽表示用のページが追加されていました。
画面はとってもシンプルですが、逆にこのシンプルさが良いですね。
必要な情報は十分揃っています。

Wahoo ELEMENT の右側にある UPボタンを押すことでスキップ、DOWNボタンを押すことで曲戻しができます。

また下部左側のボタンを押すと、ボリュームコントロール用の画面に切り替わります。

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ここでも、UPボタンを押すと音量UP、DOWNボタンを押すと音量DOWNになりますので、操作に迷うことはありません。

実際に何度かライド中に操作してみましたが、こりゃもう便利なわけで。
感動しました。


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曲送りのタイミングで坂のセグメントが開始したりすると、曲送りされるのにワンテンポ間が開くことがありますが、通常であればボタン押下でさくさく曲送りができます。


気温の高いこの季節だと「そうはいっても、イヤースピーカーでも十分操作できるじゃないか」という意見もあるかと思いますが、冬場、防寒の為にバラクラバを被ったりする季節だと、感圧式のタッチパネル操作は一気に操作性が低下してしまいますので、冬場のイヤースピーカー操作が劇的に改善されることになります。








冬場のイヤースピーカー操作に難儀していたこともあり、今回のアップデートを受け、これからは冬場に使用するサイコンは Wahoo ELEMENT 一択になりそうな勢いです。



3. GoPro コントロール

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もう1つの機能が、GoProのコントロール機能。
私が GoPro を持っていないので確認することはできていませんが、GoPro でライド動画を撮影している人にとっては、これまたかなり便利な機能なのではないでしょうか。

GoProをも1つのセンサーとしてELEMENT に接続することで、サイコンから直接、ストップ/スタート、写真撮影、モード変更ができるようになりました。
また、Wahoo ELEMENTから動画設定を確認することができるようで、誤ったモードで撮影していた場合でもすぐに気づくことができるようです。

この機能はGoProのパブリックAPIを使用しているため、対応するのは GoPro Hero 9/10/11/12(Miniではない)のみだそうです。



4. サマリ〜 Wahoo の優れている点

改めて、今回の Wahoo のアップデートに共通しているのが、ローディーのライド体験における課題に着目した改善を行なっている点になります。

ライド中に操作したい機器があるが、走行中に操作するのが難しいものって何だろう?と考え、その課題に対して新しい価値を提供しているのです。

  • 例えば、ライトについてはサイコンマウントの下部にぶら下げて使うローディーが多いけど、そうなると走行中に手を伸ばしてライトの操作を行おうとするとバランスを崩してしまうのではないだろうか
  • スマホで音楽を聴いている場合、ライド中に音楽再生の基本操作を行おうとすると、一時停止する必要があったりして不便なのではないだろうか
  • GoPro についてもライトと同様に、サイコンマウントの下部にぶら下げて使うケースがあるけど、そうなるとGoPro の操作はし辛くなったりしないだろうか

こういった課題設定を行なったうえで、それらを解決する機能を用意してくれているわけです。
「サイクルコンピューター」の機能性に着目するのではなく、「ローディーのライド体験」に着目するこのやり方は、まさに UX向上の基本的な考え方なんですよね。

改めて、Wahoo という会社(とそこに所属する技術者)の優秀さを実感することができました。


改めて。
Wahoo ELEMENT はもっと評価されても良いサイクルコンピューターだと思いますよ。









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