今年に入ってクランクセットをアップグレードしました。
SRAM RIVAL から SRAM FORCEへワンランクアップです。
購入後、かれこれ800kmほど走りましたので、この辺りでインプレッションをまとめてみたいと思います。
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■ 【製品レビュー】SRAM FORCE カーボンクランク
1. 純正でカーボンクランクを選べるということ
シマノのクランクセットはハイエンドのデュラエースであってもアルミ合金性。
対して、スラムのクランクセットは、ハイエンドのREDだけでなく、セカンドグレードのFORCEでもカーボン製となっています。
アルミよりもカーボンがすべからく優れているという話ではありませんが、純正でカーボンクランクを選ぶことができるという点は、実はスラムをコンポーネントとして選ぶメリットの1つなのかもしれません。
つい先日、スラムから新しいREDのコンポーネントが発表され、電動コンポとしては世界最軽量を高らかに売り文句にしていたりします。
シマノのデュラエースよりも軽量なのですが、実はスラムとシマノコンポーネントを比較した場合、多くのパーツはシマノの方が軽量になっています。
スラムがシマノ対比、最も軽量化を実現しているコンポーネントがクランクセットなんですよね。
その理由は、素材がカーボン製であるというのも、大きな理由の1つになっているかと思います。
海外の実測重量比較記事によると、クランクセットだけで176gの差があるそうですから、「軽量化」を追求するのであれば、カーボンクランクセットは魅力的な製品の1つになるのではないでしょうか。
アルテグラとFORCE のセカンドグレードで比較すると、そこまで重量差はないんですけどね・・・。
2. 重量
先日の記事でも書きましたが、それまで使っていたSRAM RIVAL からのアップグレードになることから、重量にして164gの軽量化を実現しています。
これくらいになると、バイクを持ち上げた時に「少し軽くなったかも」と実感できる違いにはなっています。
ただ、走り出してしまうと、クランクセットの軽量化を実感することはあまりなかったです。
もっと感覚が鋭い人であれば気づけるのかもしれませんが、「軽くなったからギア一枚上げられたぜ!」みたいな大袈裟な話にはなりませんでした。
とはいえ、峠の登りなどでは、地味に軽量化が貢献してくれている・・・はず、と信じています。
3. 剛性感
これがちょっと不思議な感覚ではあるのですが、ぐいっ、トルクをかけた際の体感的な「硬さ」に関しては、それまでの RIVAL のアルミクランクの方が硬さを感じました。
ではトルクをかけた時に力が逃げるかというと、そんなことは全くないので、絶妙な「硬さ」だと感じています。
例えるなら、アスファルトの路面と、がちがちに踏み固められた土の道路の違い、といったところでしょうか。
では固く踏み固められた土の道路が「ジョギングするには路面が柔らかくて走りにくい」ということがあるかというとそんなことはなく。
4. 足当たり
試しにがしがし力を入れてペダルを回したり、斜度10%超の上り坂で力一杯ペダルを回したりしたのですが、ライド後の足裏の疲労感に関しては、カーボンクランクにしてからのほうが、確実に疲労感は減りました。
私はペダリングが下手くそなもので、ポジションが少しでもずれていると足裏に痺れが出やすいタイプだったりします。
確実に「踏みすぎている」タイプなんですよね。
ポジションが出ている現状では、ライド中に足裏が痺れるようなことはなくなりましたが、それでも100km走ると、ライド後は足裏に若干の疲労感が残ったりするのですが、カーボンクランクに変えてからというもの、確実にその疲労感は減りました。
かなーり足当たりは良いです。
ということで、クランクをカーボンクランクに変えてみて、確実にその恩恵はあるな、と感じています。
これがシマノのコンポを使っているローディーに、「社外品のカーボンクランクに変えてみなよ」と勧めるのはなかなかにハードルが高い気がしますが、スラムの場合は、セカンドグレードの SRAM FORCE を選べば、自動的にクランクはカーボンクランクになります。
よく、コンポの各社比較などを実施されていますが、その際には「重量」「価格」「シフトの確実性やスピード」が取り上げられることが多いです。
ですが、「クランクがカーボン製であること」は、スラムを選択する一つの理由になるかな、と思いました。
カーボンクランク。
とても気に入りました。
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