【検証】30年前のツール・ド・フランス仕様 vs 最新スーパーバイク:30年の進化はどれほどの差を生むのか?

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自転車テクノロジーは、この30年で劇的な変化を遂げましたが、それはいったいどれほどのものなのか?

興味深い検証記事がありました。

1990s Tour de France bike vs modern superbike: Are the latest bikes really so much faster and more comfortable?
It would be a huge understatement to say that road bikes have come a long way since the 1990s. Wheels are wider, tyres h...

果たして30年の進化はどこまで大きいものなのでしょうか。

ロードバイク界における30年の進化を検証する

検証対象となるバイクについて

30年前のバイクとして使用したのは、1993年製MBK。22mm幅のタイヤ、ボックスセクション・ホイール、ダウンチューブ・シフター、リムブレーキ、コロンバス製スチールフレームを備え、重量は9.77kgです。

対する現代のスーパーバイクはスペシャライズド・エートス。シマノ・アルテグラDi2、クリス・キングのハブを組み込んだEnve 4.5ホイール、TPUインナーチューブ、ヴィットリア・コルサ・プロ 30mmタイヤ、Faveroのパワーメーターペダル、そして36cmのEnve SESエアロハンドルバーを装備しています。

現代のスーパーバイクとして選んだのがエートスというのは、良心的かも?ですね。
バリバリのエアロフレームだと、そりゃ大きな差も出るよね、という。

検証結果:最新バイクの勝利

今回は大きく3点で比較をしています。ざっくりまとめるとこんな感じ。

スピード性能:約7%の短縮

3kmの平坦コースを走行した結果、現代のバイク(5分50秒)は90年代のバイク(6分18秒)に対し、約28秒の差をつけました。この差には、フレームやホイールのエアロ化だけでなく、タイヤのワイド化、ライディングポジションの改善、最新ウェアの着用なども大きく寄与しています。

制動力:停止距離は約半分

時速30kmからの急制動テストでは、現代のディスクブレーキが10.5mで停止したのに対し、90年代のリムブレーキは19mを要しました。安全性とコントロール性において、ディスクブレーキが圧倒的な優位性を示しました。

変速・利便性の進化

かつての「ダウンチューブでの手動調整(フリクションシフト)」から、現代の「電動ボタンによる精密な変速」への進化は劇的です。現代ではエントリークラスのコンポーネントであっても、90年代の最高級品を上回る精度と快適性を備えています。

どうでしょうか。
個人的には、想像していた以上に大きな差が出たな、という印象です。
わずか3kmの距離で28秒の差が出るというのは、なかなかの違いでは?

また、急制動に関しても、その差が8.5mというのも、なかなかの違いではないかと。

と思っていたのですが、意外と記事に対するコメントでは、「最新バイクの進化は本物だが、差は思ったほど大きくない」という意見があったり、「新旧バイクの差というよりは、空力・タイヤ・ポジション・ブレーキの総合差であり、フレーム単体の差はそこまで大きくないのでは」といった反応もありました。

最新のホイール、コンポーネントに対応する為に最新のフレームも最適化されている、と考えれば、「最新のフレームだからこそ」この差が生まれたとも言えるわけですが、確かにスピードと制動力に関しては、コンポーネントやホイール、タイヤが占めるウェイトは大きいでしょうね。

30年の進化を評価するに際して、真に讃えるべきはシマノやスラム、ホイールブランドなのかもしれませんね。

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