ビンディング導入に悩む
まずは無難にハーフトゥークリップからロードバイクを始めたのですが、やはりロードバイクに乗るからにはビンディング使ってみたいと思いますよね。
その気持ちを抑えられたのもわずか半年でした。</br />気持ちの中では「よし、買うぞ」と決断はしていたものの、実際の導入に向けてはそこから1ヶ月以上悩みました。
ちなみに、ビンディングペダルの種類とかは、とっっっても懇切丁寧に解説してくれているブログが山のようにありますので、詳細はそちらをご覧ください。
- SPD-SL:
足の固定力が最強。その分ペダリングした際のロスが少ないので、走っている時には、一番ラクできるはず。
但しバイクから降りてしまうと悲惨。コンビニでペンギン歩きしているローディー沢山見かけますが、あれにはちと抵抗が。。。
とはいえ、「最後はSPD-SLに行き着きますよ」というのが店員談。
クリートが飛び出ているので、ざくざく削られ、ランニングコストは最も高くつくかも?
懸案の立ちゴケリスクが最も高いので、奥様に見つかったらタイヘン。 - SPD:
もともとはマウンテンバイク用だそうで。SPD-SLほどではなくとも足の固定力はある一方で、SPD-SLほどがっちりハメるものではない為、着脱はし易い模様。リストとメリットのバランスが最も良さそう。
シューズもタウンユース、オフロード向け、オンロード用のスタリッシュなものと選択肢が色々ありそう。
- CLICK’R:
シマノのビンディング初心者向け商品。
着脱時に必要となる力がSPDよりも小さくて済むようにできている為、立ちゴケのリスクを極小化できる模様。
それでいて足は固定できるようなので、ハーフトゥークリップよりは足を固定できそうな雰囲気。
但し、ペダルにしてもシューズにしても、対象商品は限られる模様。
私の脳内がどのように変遷したかというと、
- SPD-SLはさすがに固定力が強いし、家庭内不和を回避する観点からはこれはないでしょ
- そうすると、SPDにするか/今のままトゥークリップで割り切るか、の二択
- でもでも、せっかくロードバイク乗ってるんだから、SPDに挑戦しよう
- でもでも、SPDにすると、いつかはSPD-SLが欲しくなるみたいだし、だったら最初から・・・
- で、1.に戻る
これで2週間くらいは悩んでましたね。
色々なサイトを見て、本当に立ちゴケするのか、とか。
シューズやペダルを見て回って、買うとしたら何だろうな、とか。
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やっぱりトゥークリップ最強説
そもそも立ちゴケってどういったケースで起きているのかを調べると、
- ビンディングで足を固定していることを忘れていて減速したとき
- 突然停車しなければならなくなったとき
- 登りでイケると思ったのにダメだったとき
- ロングライド後半で、足の力がなくなってしまい、足首をひねる力が弱くなってしまったとき
私の場合、チャリダーが長く、その間トゥークリップをつけていたので幸いなことに1.の「油断」はもう当てはまらないとは思いますが、2.と3.はありそうですね。。。
で、色々なサイトを見ていて気づいたのですが、トゥークリップについての認識が、そもそも違うなぁ、ということです。
本格的なオフロードレースとかやっている人ならそうなのかもしれませんが、ホビーライダーとしてマウンテンバイクに乗っていた人間からすると、トゥークリップに関するデメリットの記載に納得できないんです。
よくあるのが、
- 着けるときも外すときも、ベルトを締める/緩める、という行為が必要となるので面倒だし危険
固定力が強い為、咄嗟に外し辛い - といった記載なのですが、これが当てはまるくらい、がっちりトゥークリップのベルト締めている人なんて、出会ったことありませんってば。
自分の靴のサイズに合わせてベルトを締めたうえで、少し遊びをもたせるように緩めておくと、ずっ、と足を突っ込めばはまるし、ずっ、と足を後ろに引き抜けばすぐに外れます。
それだと固定力弱いのでは? 引き足使えるの? と思われるかもしれませんが、私には必要にして十分でしたし、周りにいる多くの人がそうでした。
だいたい、オフロードで岩や木の根があるようなダートを走るような時には、思いがけずに足をつくことなんてザラです。プロなら話は別なんでしょうが、週末にしか乗らないような人間からすると、しょっちゅう足をついてました。
それなのにベルトでがっちり足を固定するなんて、狂気の沙汰です。
そう考えると、ロードで立ちゴケのケースNo.4、足に疲労が溜まって足首ひねり切れなかった、という点に関していうと、私にとってはトゥークリップの「そのまま足を後ろに引く」という動作の方がやり易く、むしろリスクは低そうな気がしてきました。
そんなにぐたぐた言うなら、お前は一生トゥークリップでいろ!!
その通りでございます。。。
とはいえ、でもでもだって、なんですよね。
落とし所としてのシマノクリッカー
で、冷静になって、立ちゴケケースのNo.2からNo.4のリスクを低減する解決策として、シマノクリッカーに目をつけたわけです。
足から自転車に伝わるパワー効率が、フラットペダルやトークリップと比べてはるかに向上することをぜひ体感して欲しい。
長距離を走行しても疲れを感じさせず、高い安定感とコントロールを得ることが出来るCLICK’Rペダル。もちろん、初心者のためにステップイン・アウトは軽くて簡単、安心設計。
・ 軽いステップイン/アウトためのライトスプリング仕様
ステップイン力→60%低減(対SPD比)
ステップアウト力→50%低減(対SPD比)( スプリングポジション最小時)
・ステップインが簡単なポップアップ機構
・ビンディングタイプ
・ステップアウトアングル
SPD:13° CLICK’R : 8.5°
アングルが小さく、素早いステップアウトが可能
シマノさんの説明文です。
軽く外せて安心だけど、フラットペダルやトゥークリップよりは良いですよー、だそうです。
もうね、1ヶ月もの間あーだこーだ考えていたら、もういい加減にしてー、という気分にもなるわけで。
ここはひとつ、シマノさんを信用してみましょう。
<
で、奥様説得においても、世界のシマノの信用力を全面に押し出しましたよ。
なんせ、自転車界のインテル、ですから。
- この間、ビンディングの怖さについては話した通り(ここは勘違いも含めて敢えて否定せず)
- ただ、それではアカン、と世界のシマノが立ち上がった!!
- 初心者にも安心、安全な製品として「特別な」製品を作った
- この商品により立ちゴケリスクは99.999%低減されたらしい
(おくさま)ふーん。良いんじゃない。
はい、了承頂きましたー。
色々な意味でぐだぐだ長くなりましたが、こうして無事ビンディングデビューへと一歩踏み出したのでした。
(結論)そこに「安心」があるからこそ、人は「無関心」になれる・・・はず。
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