パワーメーターが気になって仕方ない
はい。
タイトル通りですね。
曰く。
- レースに出るわけでもないし
- もともと貧脚なのは自分が分かってるし
- そこまで自分を追い込んでトレーニングとか嫌だし
- のんびり週末ポタリングできれば良いじゃん
数多の 言い訳 正当な根拠を並べて「自分にはパワーメーターとかいらないよね」と納得していたつもりだったのですが。
ついつい誘惑に負けてポチってしまいました。
1. バワーメーターにはどんなものがあるのか
そもそも私がパワーメーターなるものの存在を知ったのは、諸先輩方のブログ記事ではあったのですが、最初の感想が「何これめっちゃ高いやん」でした。
我が愛用のホイール、キシリウムエリートUSTよりも余裕で高いです。
自分のパワーが数値化される、というのはガジェット好き、数字大好き人間からするととっても魅力的に感じたのは事実ですが、さすがにこのお値段は出せないよな、と。
そもそもメインとなる利用用途は、レースに向けたトレーニングの為のツール、という位置付けですし。
とはいえ気になるもので、色々と記事や製品を見ていってしまう自分はいるわけで。
自分的に意外だったのがパイオニア。
音響メーカーのイメージが強かったですから。
通称「おにぎり」とか呼ばれているらしいですね。
パイオニアサイクルスポーツ | SGY-PM930H SGY-PM930HL SGY-PM930HR | パイオニア パワーメーター
自分のクランクを利用することもできるようですが、その場合クランクセットを一度送らないといけないようで、その間は走れないじゃないですか、と。
(2020年3月 追記)
パイオニアのパワーメーター事業はシマノに事業譲渡されましたね。
それはそれで、今後どのような製品展開が行われていくのか気になるところてではありますが。
自分の性格からすると、こんなのに手を出してしまうと、専用のサイコンも欲しくなるに決まっていますが、さすがにサイコンは現在愛用中の Garmin Edge 1030 で満足していますので、それもなぁ、と。
それなら Garmin からも製品出てたりしないのかな、ということで調べるとありますね。
ただ、こちらはペダルなんですね。
ペダル式っていうのもアリだよな、なんて思ってしまいましたが問題は SPD-SL であること。
すっかりSPDを気に入って使っていますので、その為にシューズから何から変えるというのもやり過ぎですし。
というか、皆さん談合でもしてるんですか?と聞きたくなるくらい、値段設定が似通ってます。
2. パワーメーターは左右両方がないと計測できないものではない
で、判明したことが。
必ずしも左右セットである必要がないらしい、ということです。
左クランクだけ使って、右は「左の同じだったら」とか「右のほうが少しだけ出力上ですよ」とか自分で設定すれば、数値的には左クランクの値を元に補正してくれるそうで。
そこまで正確性を求めるわけでもなければ、片足だけで良いんじゃない、と。
で、再びパイオニアを見てみると、ぐぐっと現実的なお値段になるわけで。
とはいえ5万円オーバーか・・・、と悩んでいました。
って、ここで「買うか買わないか」ではなく、「ちょっと高いな」とか考え出している時点で、既に買う気満々になってしまっているんですよね。
世に溢れる先輩ローディーのブログってのは、ほんと危険です・・・。
だとするなら、もっとお安いパワーメーターはあるのか、と調べだすわけで。
3. お安いパワーメーターを調べてみる
バルブに取り付けて使うAROFLY パワー・ケイデンス&スピードバイクメーターとか。
ハンドルに取り付けるだけで計測できるPOWERPOD パワーメーター V2とか。
ただ、どちらも精度はもう一歩、というレビューが多いようです。
で、人間怖いもので。
- なんか気になる
↓ - あったら良いな
↓ - でも高いな
↓ - お安い製品もあるんだね
↓ - でもお安いなりに課題もある
↓ - そうなると、パイオニアの左クランク用かなー。
でも5万円って高いよなー。
↓ - あれ、似たような製品があるじゃん。
しかも、お安くなっている製品があるじゃん!?
こんな流れに陥ると、ふらっ、と陥落してしまうわけです。
4. 遂に買ってしまったパワーメーター(4iiii PRECISION パワーメーター)
はい。
似たような製品というのがタイトルにもある通り4iiii PRECISIONのパワーメーターとなります。
先に見たパイオニアの左クランク用のパワーメーターが 5万円ほどでしたが、4iiii PRECISION のパワーメーターだと同じような機能で 3.5万円で買えてしまうんですね。
4iiii Precision 2.0 3D パワーメーター – Ultegra 6800
実は最新のアルテグラ8000シリーズ用のクランクだとパイオニアの製品と似たような金額にってしまいます。(公式のオンラインだと499.99USD)
一方、105用のクランクだと3.5万円。(公式のオンラインだと360 USD)
そんな中、旧製品であるアルテグラ6800用だと在庫整理の為でしょうか、105用と同じような3.5万円なんです。
しかも、公式のオンラインショップだと既に在庫切れになっています。
そんなにポンポン売れるような製品ではないでしょうから、すぐに在庫がなくなることもないでしょうが、いつまでもこの金額ではないだろうな、という「焦り」もあって、購入熱に拍車がかかります。
諸先輩方の購入報告を読んでも、精度面でも大きな問題はなさそう。
いってまえー、ということでポチってしまったわけです。
最初はそこまで購入するつもりもなかったのですが。
怖いですねー・・・。
二週間程度でしょうか。
時間はかかりましたが無事到着。
パッケージは至ってシンプル。
上が Garmin のケイデンスセンサーがついたままですが、現在使用中のアルテグラ8000シリーズのクランク。
下がパワーメーターがついた6800シリーズのクランク。
微妙に表面のカーブの付け方とかが違いますが、まー走ってる時には分かりませんし、気にもなりません。
なーんて「買いました」報告なわけですが、実はこちらのパワーメーターを購入したのは数ヶ月前だったりします。
いちおう私のポリシーとして「買いました報告」の記事を書いておきながら、その後の使用報告やレビューが何ヶ月も音沙汰なし、というのは嫌いな性分だったりします。
「ただの買いました自慢ですか?」と突っ込まれると言い訳もできませんから・・・汗
購入報告書くからには、きちんとレビュー書けよ、ということなわけですがパワーメーターって、サイクルコンピューター同様、いやそれ以上にレビューが書きづらい・・・。
例えばスピードメーター。
「時速が計測できるんです!」では、「へー」としか言えないですよね。
パワーメーターも、「パワーが計測できました!」では、何とも微妙なネタなわけで。
ということで、四方山話とはいえ、ログが溜まるまでは記事にするまい、ということで寝かせておいた次第です。
その辺りは次回以降においおいと。
しばしお付き合い頂ければ幸いです。
コメント
私も4iiiiの左クランクのみを使ってますよ。以前はサガンも使っていたし、トレックでもギリギリクリアランス確保できるし、なんと言っても安いですし(^_^;)
そもそもパワー計測なんて高い機種でもホントに出ている値が正しいのか分かりませんので、自分の中で今日はどれぐらい頑張って踏めてるかな〜って目安ぐらいになればいいやと思ってます。
4iiiiiのパワーメーター良いですね。旧アルテだと左だけ少し剛性が低くなるので、微妙に高めの値になりますがパワートレーニングをするのに支障ないですね。Edge1030との相性も良いかと思います。
パワーメーターを有効活用するために是非コーガン博士のPTバイブル買って読みましょう。あと正確な値はパワトレに必須なので校正はマメにやったほうが良いです。
>nightmareさん
nightmareさんもお使いなんですね。
ちょっと嬉しいですね。
私も「絶対値」としての正確さはあまり求めておらず、「相対値」として、前回と比べてどうだったか、先月と比べてどうなったか、といった見方をしています。
いちおう、正確に計測する為には毎回ライド前にキャリブレーションすることが推奨されているようですが、ほとんどやってないですね・汗
季節が変わって気温が大きく変わったらやった方が良いんですかね。
>たかにぃさん
おお、旧アルテグラは少し剛性が低いんですね?
私レベルでは、まったく気づきもしませんでした・・・汗
仰る通りでして、Edge1030との接続はとてもスムーズで、他のスピードセンサーやケイデンスセンサーが時々ロストするのに比べると接続時の安定性も高いようです。
パワートレーニングバイブル、少しお高めな本なんですね・・・。PDFで目次だけ転がっていましたが、なかなか興味深い内容ですね。中古でも探してみようかと思います・笑
この5年で100冊以上ロードバイクの本を読みましたが、パワーメーターの使いかたに関してはPTバイブルが一番系統だって書いてある専門書です。内容考えたら3千円は激安ですよ。
もとプロ選手が書いた本などだとコーチに言われた断片的な知識のみしか書いていないし、個人ブログなどは更に細切れな知識しか入らないので、PTバイブルを読んでからそういうもので補完をお勧めします。