シリアスローディーも、週末のんびりローディーにも楽しめるガジェットとしてパワーメーターがありますが、何とも新しいパワーメーターが登場しそうです。
何と、チェーンにクリップオンするタイプのパワーメーター。
ほんまかい。
チェーンに30秒でクリップオンするだけのパワーメーター(CycleClick)
どんな製品なのか?
百聞は一見にしかず。こちらがブツになります。

ほんと、チェーンにクリップオンされているだけです。
以下が製品仕様、特徴となっています。
- 世界初のチェーンマウント型パワーメーター
- 工具なしで30秒でチェーンに装着可能
- 既存の各社パワーメーターに匹敵する読み取り精度を提供可能
- 重量はわずか70g
- キックスターターの最安価格は149ドルを予定
- 駆動時間は30時間。USB-C経由で充電可能
とにかくリーズナブルですねー。
取り付けはどうなっているのか?
ちょっと、チェーンに挟み込んでいるだけに見えて、とても不安定に見えます。
どのように固定しているかというと、チェーンに取り付けた上で、ほとんど全てのフロントディレイラーに取り付け可能なポールとソケットの固定ツールが提供されているそうです。
フロントディレイラーに突っ張り棒を伸ばして固定する、みたいなイメージですね。
そうなると必然的に、フロントディレイラーをシフトチェンジすると一緒にパワーメーターも左右に動くことになりますし、車体が段差で跳ねるような際には、チェーンと一緒にパワーメーターも動くことになります。
それでも、「読み取り精度には影響ない」そうなんです。
チェーンに取り付けるということで懸念されるのはチェーンの「汚れ」になるわけですが、その点も「影響はない」そうで。
どうでしょうか。
確かに149ドルという価格は、パワーメーターとしてはとても魅力的な価格ではありますが、あまりにも不安要素が多すぎるガジェットですよね・・・。
特に、グラベル等である程度の悪路で走ったりすると、パワーメーターとチェーンの間に小枝や葉っぱが噛み込んでしまい、パワーメーターが弾け飛ぶ、みたいなシーンがありありと思い浮かんでしまうのですが・・・。
ただ、ローラー台で室内で計測する、みたいな利用方法であれば、そこまでチェーンも汚れないでしょうし、チェーンが上下に跳ねることもないわけで、利用シーンを限定すると、そこそこ実用になったりするのかもしれません。
正式なローンチは近日中に行われるということですので、今後どういった反響を生むのか、ちょっと興味深いですね。

自転車関連のクラウドファンディングは、当たり外れ含め様々な末路を迎えていますが、この製品がどういった結末を迎えるのか、とても興味津々です。










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