足の長さとサドル高と骨盤の揺れの相互関係(奥が深すぎる)
今年の秋も、雨や台風続きでライドに出かけるチャンスが少なく、結局ローラー台に乗ってばかりの今日この頃。
少しでも何か変化が欲しいなということで、改めてポジション確認に精を出してみました。
先日サドル高の調整を実施したところですが、骨盤の左右触れ具合からサドル高の妥当性を確認してみることにしました。
今回も参考にしたのはロードバイクセルフフィッティングマニュアル。
私のようなぼっちローディーかつプロのフィッティングにお金を出す勇気が出ない人間にとっては、ほんと神バイブルです。
1. サドル高と骨盤の揺れの関係
先日、サドル高を膝の角度に基づいて決定しましたが、ロードバイクセルフフィッティングマニュアルによると、骨盤の左右の揺れについても注目すべきと書かれています。
サドル高を計測するときに、注意しなくてはならないのは骨盤の揺れ具合だ。ペダルを踏むたびに左右に骨盤が揺れてしまうようなら、サドルが高すぎる可能性がある。膝角度を計測する以前の問題だ。
書籍から一部画像を拝借します。
ペダルを踏むたびに、めっちゃ骨盤が傾いていますね。
そんな大袈裟な、と最初は思っていたのですが以前ライドに出かけた際に、前をいくローディーでまさにこんな感じで左右に揺れまくっている方がいました。
複数人でライドに出かけるような方であれば、他の人に見てもらえば一目瞭然なんでしょうが、常にぼっちで走る私のような人間にとって、自分の骨盤が揺れているのか否かは知る由もなく。
2. 足の長さは左右で違う(短い足側では骨盤は揺れる?)
まず、計測前に自分なりの推測はこうでした。
以前左右の足の長さを計測したことがありますが、私は左足の方が右足よりも5mm程度長い模様。
ということは、長い左足でペダルを踏む時よりも、短い右足でペダルを踏む時の方が骨盤が左に傾いている可能性があるのでは?と考えていました。
以前SPDシューズを履いていた時には、この計測結果に基づき右足にクリート スペーサーを入れたりしていましたが、今ひとつ効果を実感するには至らず。
数ミリのクリート スペーサーの違いなんて実感するには難しいんだろうな、と思っていました。
3. 実証結果(長い足側で骨盤が揺れる結果に)
そしてここからが本番。
今回はカメラで動画撮影をし、写真を切り出して確認してみました。
四十路のおじさんのお尻なんて見たくないでしょうが、ざっとこんな感じでした。
本当は固定ローラーで計測した方が正確に計測できるのでしょうが、我が家には3本ローラーしかありませんので、どうしても自転車自体も左右に傾いてしまいます。
骨盤の傾きを計測したうえで、自転車の傾きを補正したものが上記写真上の紫四角内の数値になります。
上記は一例となりまして、複数回を計測してみましたが、おおよそ傾向は同じでした。
- 右足でペダルを踏み込んだ際には骨盤はあまり傾かず、0.5°〜1.5°の範囲内
- 左足でペダルを踏み込んだ際に骨盤が傾く傾向があり、3.5°〜5°の範囲内
はい。
予想に反して、右足側では骨盤は傾かず、左足側で傾いていたのです。
これって、クリート スペーサーを入れるとしたら、右足ではなくむしろ左足側に入れるべきだったという話になりますかね・・・?
ここからは個人的な推察ですが。
私は仕事でデスクワークをしている時に足を組む癖があるのですが、そのせいで若干骨盤がゆがんでいるのかもしれませんね。
私はこれまで膝裏に痛みが出たり、足裏にしびれが出たりすることがあったのですが、そのほとんどが右足にのみ症状が出ていました。
どうも、骨盤の歪みと関係がありそうですよね。
マニュアル本に載っていたサンプルほど極端に骨盤が傾いているわけではありませんでしたので、サドル高を補正するのはいったん見送って様子を見てみようと思いますが、骨盤の歪み矯正とかに取り組んだ方が良いかもしれませんね。
その辺りはおいおい考えてみようと思いますが、今回は想定とは真逆の結果が出ましたので、個人的にはとても勉強になりました。
コメント
左右の写真でバイクの向きがかなり違いますから視点自体がかなり動いています。5度程度の誤差が出ますから角度比較は難しいんじゃないでしょうか?
3本ローラーだと、これでも一番水平垂直に近い写真を切り出しているのですが、確かにズレはありますよね。。。
中古で固定のローラー台でも物色してみましょうかね。