サイクルボトルを漂白剤で洗浄する
前回、ポーラーボトルの黒カビが取れん!!と放り投げて、新しいサイクルボトルを購入した記事を書きましたが、キッチンハイターで綺麗になりますよー、とコメント頂きました。
目からウロコでした。
我が家では、日本茶用の急須や紅茶ポットの漂白は私の仕事。(なんでだろ)
月一回程度はキッチンハイターを使って漂白していました。
なのに、なぜ思い出さなかったのか・・・。
それはそれは恐ろしい、「思い込み」というやつですね。
我が家では会社にお茶や紅茶をサーモスのボトルに入れて持参しているのですが、「サーモスのボトルにキッチンハイターは使ったらダメだからね!!」と奥様から釘を刺されておりました。
ふーん、と思ってそれ以上は考えていなかったのですが。
会社に持っていく飲み物を入れるボトルにキッチンハイターは使ったらダメ
→ロードバイク用の飲み物を入れるボトルにもキッチンハイターを使ったらダメ
という思い込みが出来上がっていたんですかね。
漂白剤にも種類があるらしい
で、目の前に投げられた「漂白剤使っちゃいなよ、You!!」という餌にぱくーんっっ、と食いつきまして、早速キッチンハイターに浸け置き開始。
そこで、ハタ、と我に帰る。
- 奥様に「使っちゃダメ」と言われれば素直に従う
- ブログコメントで「使ったら」と言われれば素直に従う
それって、一社会人としてはダメじゃない??
この情報化社会にあって、世に溢れる情報にただ流されるのではなく、情報の真贋を見極める能力が問われているわけです、我々は。
ということで、早速 google 先生に色々と聞いてみました。(結局それかい)
- 漂白剤には「塩素系」と「酸素系」の二種類がある
- 塩素系の方が洗浄力が強い
- そのため、塩素系は色柄を落としてしまう為、柄物には使えない
- 強いアルカリ性である為、使ってはいけないものがある
なるほど納得。
台所に戻ってごそごそ。
キッチンハイター・・・塩素系漂白剤
奥様がサーモス用に買ってきた専用漂白剤・・・酸素系漂白剤
この酸素系漂白剤でポーラーボトルを洗っていましたが、効き目はあまりなく。
でもキッチンハイターの説明書きを見ると、ステンレスにも使えるって書いてますよ?
サーモスってステレンスボトルなのでは。
でも、専用の漂白剤は酸素系。
サーモスのサイトをよくよく読んで見ると、どうもサーモスのボトルには酸素系がオススメされているみたいですね。
はい。
勉強になりました!!
- ポーラーボトルはポリエチレン
- キッチンハイターはプラスチック製品(メラミン除く)に使用可能
- ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピレンをさして4大汎用プラスチックというらしい
どや。
ここまで確認すれば、「キッチンハイターを使っても問題ない」と言い切れますよね??
・・・くどくてすみません。
こびりついた黒カビに挑むキッチンハイター
ポーラーボトルの内部には黒カビがこびりついています。
加えて、何度も使い続けた結果、どんなに食器洗剤で洗ってもハイポトニック飲料の甘い香りが取れなくなっていました。
こいつらです。
ここにキッチンハイターが挑みます!!
第一ラウンド。
〜浸け置き3時間経過〜
おっ、期待が持てる感じ?
落ちて・・・いる?
残念、落ちていないところも。
黒カビがこびりついた穴(以下「クレーター」とする)のうち、半数程度は黒カビが明らかに取れています。
が、真っ白になっているクレーターは皆無。
ただ、明らかにキッチンハイターの攻撃は効いている!!
漂白剤って、匂いがキツイですよね。
浸け置き直後って、軽く水でゆすいだだけだとまだ漂白剤の匂いが残っていたりするので、普段はつけ置き→ゆすぎ→食器洗剤で洗う→ゆすぎ、と念入りにやっています。
が、漂白剤を軽く流した状態で、既にハイポトニック飲料の甘い香りが強烈にカムアゲイン。
どんだけ強いんだこいつら。
みかんを食べすぎると指の先が黄色くなって、いくら洗っても指先から仄かにみかんの香りがする、みたいな感じ?
ボトルに微量に残ったハイポトニック飲料を食べて育った黒カビが、その身体中から甘い匂いを発散しているんでしょうか。
よくわかりません。
漂白剤も新しいものに交換。
〜浸け置き更に3時間〜
おおっ、期待感が高まります。
真っ白になったクレーターが複数確認されました!!
とはいえ、黒カビの生存が確認されるクレーターもまだ1/3程度残っています。
残ってはいるものの、当初から比較すると生存率は20〜30%程度。
黒かった色が、薄い茶色みたいに見えます。
残念ながら甘い匂いもまだまだ残っている感じ。
〜浸け置きトドメの3時間〜
スターウォーズだって、バックトゥザ・フューチャーだって、キリの良いのは三部作。
ここでびしっ、ときめてほしいところです。
おおっっ!!
ほぼ真っ白。
残念ながら目を凝らしてみると残党が残っているクレーターもありますが、殲滅率にして98%は超えた模様。
匂いも、よーく嗅いでみるとほんのり香るかな?というところまでたどり着きました。
こうして、10時間にも及ぶ戦いは幕を閉じたのであった。
しかし、クレーターの底から虎視眈々と復活の時を待っている黒カビがいることを忘れてはいけない。
常在戦場。
いつだって闘う準備を忘れてはいけない。
こまめなキッチンハイター。
皆さんもお気をつけください。
そして、コメントでアドバイスを頂いたとおりすぎりの人に感謝!!
(おまけ)
台所で日がな一日、ボトルを洗っては覗き込んで写真を撮っている父親の背中は、さぞ不思議だったのでしょう。お嬢様から何度も「何やってるの〜?」と声をかけられましたとさ。
コメント
ついでに飲み口の方も漂白した方が良いですよ
アドバイスありがとうございます!
実は今回は飲み口も漂白したんですよー、と偉そうに返信しようと思ったのですが、ボトルを3回つけ置きしたうちの1回目しか、飲み口は漂白していないことに気づきまして。
でも大丈夫だよね?とよく見てみたら、まだ黒カビしっかり残ってました。。。
ご指摘のようにボトル本体にばかり目が行ってました。どうも、「抜け」が多くて困ります。。。
今度の週末は飲み口もしっかり漂白しておきたいと思います。