ビアンキ(Bianchi)から新型インフィニート(Infinito)が登場

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現在の愛車を購入する際に、最後まで迷ったのがビアンキのインフィニートCVでした。世代交代によりデザインが好みではなくなったことから選択肢から消えていったのですが、新たに登場した新型Infinitoは、良いですねー。

ほぼほぼ自分用としてではありますが、内容をまとめてみました。(欲しいっす)

ビアンキから新型Infinitoが登場

新型Infinitoは、ビアンキのエンデュランスロードの象徴である「快適性」を維持しつつ、最新のトレンドである「オールロード(舗装路から軽微なグラベルまで)」への対応を強化した意欲作となっています。

まさに正常進化、アップデート、ですね。

新型Infinito(2026年モデル)のラインナップ

今回の新型は、ユーザーの目的や予算に合わせて3つのグレードが展開されています。

Infinito Launch Edition(ローンチエディション)

歴史的ライダー(ビアンキの歴史的ライダー、ジャン・フェルディナンド・トマセッリ)へのオマージュを込めた特別なカラーリングと、最高のテクノロジーを詰め込んだフラッグシップモデルです。

一体型カーボンコックピットによるフル内装システム、高性能カーボンホイール(Reparto Corse)を標準装備しており、コンポーネントはSHIMANO Ultegra Di2 または SRAM Force AXS。

最上位モデルなのに、デュラエースやREDを採用していないという点が興味深いですね。そのお陰でしょうか、トップグレードとはいえ、日本国内参考価格は 1,397,000円(税込)となっており、昨今の「200万超え当たり前」な価格からすると控え目に感じてしまう不思議。

Infinito PRO(プロ)

セカンドグレード。パフォーマンスと価格のバランスを重視しており、上位モデルの設計思想を受け継ぎつつ、現実的なパーツ構成を採用しています。

CVは非採用ながら、上位モデルと同じ最新エアロ形状と38mmタイヤ対応の汎用性を備えています。

SHIMANO Ultegra Di2 / 105 Di2 などの電動コンポーネントが中心となっており、一部モデルには4iiii製のパワーメーターが標準装備されるなど、レース志向の装備も充実。

仕様により変動はありますが、日本国内参考価格: 869,000円(税込) からとなっており、おおよそ他者のミドルグレードと似たようなプライスタグとなっています。

Infinito(ベースモデル)

エントリー~ミドル層向け。幅広いライダーにビアンキのエンデュランス体験を提供するモデル。

コストを抑えつつも、新型の「オールロード」コンセプトをしっかり継承しています。流行りのケーブル内装対応のカーボンフレームを採用しており、コンポーネントはSHIMANO 105 Di2 または 105 機械式(12s)のラインナップとなっています。

カラーリングとしては前モデルのinfinitoのチェレステカラーに近いですね。

105 Di2仕様だと、日本国内参考価格: 594,000円(税込) 。機械式の105もラインナップされており、その場合は40万円台と価格も抑えられてる模様。

主な特徴とスペック

新型Infinitoのコンセプトは「Performance, Comfort, and Versatility(パフォーマンス、快適性、汎用性)」です。

タイヤクリアランスの拡大(最大38mm)

38mm幅のタイヤに対応。これにより、荒れた舗装路だけでなく、軽い未舗装路(ライトグラベル)まで走行可能になりました。

ケーブルフル内装化

コックピット周りが完全にスッキリとし、エアロダイナミクスが向上。見た目も非常にモダンで洗練されています。

エンデュランスジオメトリ

長距離走行でも疲れにくい、高めのスタック(ハンドル位置)と短めのリーチを維持。

エアロ形状の最適化

Oltre(オルトレ)やSpecialissima(スペシャリッシマ)の開発で得られた知見を投入。ダウンチューブやフォークの形状がより空力性能を高める形にブラッシュアップされています。

過去モデルからのアップデートポイント

従来のInfinito(XEやCV)と比較して、以下の点が大きく進化しています。

「CV(カウンターヴェイル)」の非採用(※一部モデル)

これまでのビアンキの象徴だった振動除去素材「CV」に頼るのではなく、フレームの積層構造と広幅タイヤによるエアボリュームで快適性を確保する設計へシフトしました。これにより、よりダイレクトな走行感と軽量化を両立しています。

カウンターヴェイルについては私も過去に試乗レベルではありますが体験したことがありまして、明らかに「普通のカーボンフレーム」とは異なり、細かな振動を除去してくれる点がとても好印象でした。
当然ではありますが、大きな衝撃をいなしてくれるような特殊なギミックというわけではないので、前後比較でもやらないと気づかないレベルかなーとは思いますが、「違うよね」という点が分かる位には効果がありました。

で、ビアンキといえばカウンターヴェイルという位、他者との差別化要素として取り上げていた素材技術だったのですが、現行モデルにおいても、カウンターヴェイルの採用はトップグレードのみとなっています。

まずは採用モデル。

車種名 カウンターヴェイル(CV) 特徴
Oltre RC / PRO 採用 エアロロードのフラッグシップ
Specialissima RC / PRO 採用 軽量オールラウンダーの上位機種
Impulso RC 採用 グラベルレーサーの最上位

トップモデルが並んでいます。続いて、非採用モデル。

車種名 カウンターヴェイル(CV) 特徴
Oltrem COMP / RACE 非採用 CVの代わりに空力形状を優先
Specialissima COMP 非採用 普及価格帯のカーボンモデル
Sprint 非採用 レース入門機

そして、今回発表されたInfinitoですが、ここ最近の例に漏れず、最上位機種のみカウンターヴェイルを採用しています。

車種名 カウンターヴェイル(CV) 備考
Infinito Launch Edition 採用 最上位モデルのみ、伝統の振動除去素材を継続。
Infinito PRO 非採用 高弾性カーボンフレームだが、CVは搭載せず。
Infinito (Base) 非採用 コストパフォーマンス重視の標準カーボン。

快適性の向上はタイヤ幅の増加やカーボン素材・ジオメトリの最適化で実現可能、という判断なんでしょうね。
物価高の現状においては、コスト抑制のためにも仕方がないのかもしれませんが、ちょっと悲しい点ではあります。

多目的性(オールロード化)

旧モデルは「舗装路での快適なロードバイク」でしたが、新型は38mmタイヤ対応により「グラベルの手前までカバーする万能機」へと守備範囲を広げました。

ハンドル周りの進化

従来の露出したケーブルから、最新のインテグレーテッドシステムへ刷新。整備性はトレードオフになりますが、空力と美しさが格段に向上しています。

ジオメトリを比較

超個人的な情報で恐縮ですが、身長170cmの私がこれまでに乗っていたバイクとジオメトリを比較してみました。

項目 GAN S
(500サイズ)
ケルビム
Sticky
Infinito
(500サイズ)
トップチューブ長 525 540 525
シートチューブ長 500 526.8 450
ヘッドアングル 71.4° 73.0° 71°
シートアングル 74.0° 74.0° 74.5°
フロントセンター 575 579.9 586
リアセンター 408 410 422
ヘッドチューブ長 125 125 135
ハンガー下がり 72 68 73
フォークオフセット 43 45 42
リーチ 372 385.5 372
スタック 525 536.8 552

GAN Sもケルビム Stickyも、ジオメトリとしてはレース寄りとなっていますので、エンデュランスモデルなInfinitoになると、がらっと変わりますねー(そりゃそうだ)。

  • ショートリーチ、ハイスタックとなる為、上体が起きたリラックスなポジションに
  • フロントセンター、リアセンターがともに長くなることから、ホイールベースが大幅に伸び、走行時の安定感が大幅に増します。一般論として、特にリアセンターの+12mmは大きな変化でして、加速のキレ(反応性)は鈍くなりますが、段差での突き上げがマイルドになり、巡航時のフラつきが抑えられるはず。
  • ハンガー下がりが大きくなり重心が下がる為、低速域での安定感が増し、コーナーリングの安定感が増すはず。

私も五十路に突入して、以前ほど「どりゃーっっ」と尾根幹を全力で走ることもなくなりましたので、個性の違うバイクとして乗り分けをしても良いかも? (購入する理由を探しているだけのような気も・汗)

海外メディアの反応

発表直後の海外主要Webメディア(Bikeradar, Cyclingnews, Road.ccなど)の反応を見てみると、以下のような声が挙がっています。

  • 「真のオールロードへの進化」
    タイヤクリアランスが38mmになった点について、「エンデュランスロードとグラベルバイクの境界線がより曖昧になった。非常に現代的で理にかなった進化だ」と高く評価

  • 「CV非搭載への驚きと期待」
    「CVを使わずにどのようにビアンキらしい乗り心地を実現したのか」という点に注目が集まっています。一方で「タイヤが太くなれば素材による振動吸収よりも効果が高い」という現実的な見方も多い模様

  • 「美しさへの賞賛」
    「新型OltreやSpecialissimaと一貫性のあるデザイン言語が適用され、エンデュランスカテゴリーの中で最も美しいバイクの一つになった」と、見た目の完成度を賞賛

限定モデルとなったトップモデルには手が届きませんので、カウンターヴェイルを味わえないのは残念でなりませんが、今回はデザインもカラーも好みのモデルになりましたし、かなーり気になりますね。

個人的には、久しぶりに心がときめくモデルの登場となりました。
試乗してみたいですねー。

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