いやー、色々な世界があるもので。
世界最軽量の竹製自転車が発表されました。

今ならお得に購入するチャンス。





■ 世界最軽量な竹製のeBike &クロスバイクを発表(Diodra S3 / M8)



1. これまでの竹製バイク

今までライドに出て竹製のバイクに出会ったことはありません。

ですが、意外とこれまでも竹製のバイクって色々と発売されているんですよね。

まずはトライスポーツが取り扱っているバンブーフレーム。


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分かりやすく、しっかり「フレーム」になっています。
竹製のロードバイクと聞くと、「何の洒落ですか」と聞きたくなりますが、真っ向勝負、真面目に取り組んだ竹製フレームです。
サイズによっても異なりますが、フレームは約2.6kg。
ごく普通にネットで購入可能です。






但し注意事項がなかなかに独特。




使用上の注意点
  • 保管の際は日光の当たらない場所に置いてください。
  • 長時間の雨天走行は避けてください。
  • 走行後はフレームの汚れを落としてください。
  • 自然の素材を使用しているため、竹の太さ、節の位置、色が個々のフレームで違います。サイズ、重量はジオメトリー表とすべて同じではありません。あくまで目安としてご参考ください。
  • 個々のフレームの差違に対しての対応が必要になりますので、組み付けは必ず、プロショップにて行ってください。



天然素材の一品ものですから仕方ないのでしょうが、「ジオメトリーはあくまでも参考値」という時点で、なかなかにハードルの高い製品となります・笑


同じような竹製フレームに、アフリカ南部の国ザンビアで、現地の人々を雇用して制作しているZAMBIKESがあります。


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お値段は先ほどのバンブーフレームの倍近い値段になってしまいますが、製品の目指す方向性が、ザンビアの人々の雇用創出にもある点から、その辺りは「割り切り」が必要な製品となります。

どちらの製品も「エコ・ソーシャル」な側面がある製品になるのですが、それなら何故ロードバイクのフレームを選択したのだろう?と不思議でなりません。

もうちょい気軽なクロスバイクで良かったのでは?


で、こちらは完全に別路線な bamboo bee。
DIYな竹製自転車となります。


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シティサイクルになりますので、個人的には「洒落とエコ・ソーシャル」な製品として面白いと思うのですが、何がすごいって、DIYなところです。


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こんな感じで届き、自作する必要があるわけです。
こりゃすごい・・・。


ただ、この形式なら、万が一フレームが破断しても、自分で修復できそうですね・汗

ここまで見てきてお分かりのように、従来の竹製自転車は、「パイプをそのまま竹で代替する」ようになっていました。
竹の形状からして、そのままフレームパイプに置き換えるというのはイメージし易いので仕方ないのでしょうが、工業製品としてはとても洗練されたものではありません。

素材の「味」と言ってしまえばそれまでですが、工業製品としての品質の安定性は犠牲にならざるを得ません。




2. Diodra S3 electric

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そんな中発表されたのが Diodra のバンブーフレーム。

同社は竹を採用した理由をこのように説明しています。



竹は、スチールやアルミニウムよりも重量に対する強度が高く、驚くほど万能な素材です。強靭で美しく、振動吸収性に優れているため、驚くほど快適な乗り心地を実現します。




お?
ちょっと、真面目に竹という素材と向き合っている感じがしてきますね。


製品の特徴につき、以下のように説明しています。




  1.  鋼鉄のように強く、羽のように軽い:
    当社の高度な製造工程により、重量を抑えながらフレームの強度を最大限に高めています。竹の自然な密度が高強度ジョイントを可能にし、あらゆる冒険の安全を確保します。
  2. 調整可能なドロップアウト:
    完璧なチェーンテンション、シームレスなベルトドライブ互換性、正確なブレーキアライメントなど、ディオドラを簡単にカスタマイズできる。この革新的なシステムは、自転車の実用性とパフォーマンスを高め、これまでにないサイクリングを体験させてくれる。
  3.  ヘッドターナー
    内部配線されたケーブルが、すっきりとした美しさを演出。



いやいや、かなり本気モードです。

Diodraからは eBikeとクロスバイクの2種類が発表されていますが、まずは eBikeのS3についてですが、重量は15.5kg。
eBikeとしてはかなり軽量な部類となります。
リアハブ一体型のモーターとなることから、見た目もとてもすっきりしています。

  • 台湾製のカスタム500Wモーターと300Whのバッテリーを搭載
  • 46×16Tのシングルスピード
  • EU規則を遵守するため、出力は250Wに落とされ、時速は25kmに制限されている
  • 3つのペダルアシストモードがあり、エコモードでは80kmの航続距離を実現
  • トルクセンサーからワイヤレスBluetooth通信、充電ポートに至るまで、すべての電子機器をハブ内に収納
  • シマノ製油圧式ディスクブレーキを採用
  • 42mmのコンチネンタル・コンタクト・スピードタイヤを装着

従来の竹製フレームは「水分御法度」となっていましたが、今回のフレームは耐候性のある加工製品となっているため、街乗りで使う分には竹製であることをそこまで気にする必要がなさそうです。




3. Diodra M8 multi-speed

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ハブ内モーターを採用していることから、フレームはeBike、クロスバイク共通。

  • ディオドラM8は、よりオーソドックスなシティバイク
  • モーターの代わりにメカニカルシフトの8速アルフィーネ・ハブと46×23Tチェーンドライブを採用
  • 完成車重量は12.8kg
  • ブレーキ、タイヤはS3と共通

こちらもクロスバイクとしては一般的な重量ですね。

これなら、ちょっとオシャレなクロスバイクとして普通に普段使いできそうです。


Diodra のe-bikeとクロスバイクは、2024年生産ロットとして先着100台限定で予約受付を開始しています。
気になるお値段ですが、早割価格として、Diodra S3が2200ユーロ、Diodra M8が1600ユーロとなっていて、通常価格から700ユーロのお値引きとなっています。


クロスバイクで26万円と考えると、お高いですねー・・・。

ただ、他の人と違うバイクに乗りたいという人であれば、これまでの竹製自転車と比べれば十分検討に値する、完成度の高い工業製品になっているのではないかと思います。


おそらくですが、乗り心地は確実に良さそうですもんね。









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