今までローラー台で使うシューズ(クリート)については、ライド(外)で使うシューズをそのまま使っていました。
その為、帰宅後はシューズの泥を落として綺麗にする作業が毎回発生していたのですが、これが地味に面倒でした。
バイクも室内保管していますので、帰宅時にタイヤを綺麗に拭き上げる作業もあるのですが、タイヤってツルツルしているので、雑巾で簡単に拭き上げることができるんですよね。
対してシューズとクリートって、でこぼこして雑巾があちこちに引っかかるので、地味にイライラしていました。
シューズは過去に使っていたものがあるので、そちらを室内専用にすることは可能なのですが、スピードプレイのクリートって、純正だとそこそこお値段が張ります。
室内ローラー用にもうワンセット購入するのを躊躇っていたのですが、今回中華製のクリートをお試しに購入してみましたので、その辺りをレビューしてみたいと思います。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
■ スピードプレイのイージーテンションクリートが欲しいなら中華製のクリートもありかもしれない
1. 中華製クリート(SPEEDPLAY)を購入
中華製の製品って、製品名称や型番があるようでないわけで、「コレを買いました」と指定し辛いのが不便ですね・・・。
ということで、私が購入した中華製クリートはこちら。
中国本土から届くようで、注文してから届くまで1週間かかりました。
内容はいたってシンプル。
クリートとネジが入っています。
デザインを凝ったものにしていないこともあり、工作精度は悪くなさそうです。
左がスピードプレイ純正のクリート。
こうやって比べると、純正のクリートは複雑な形状をしています。
Amazon のレビューを見ると、クリートの固定力は純正に比べると弱いとのことなので、純正でも固定力が弱くなっているイージーテンションクリートのCリングと比較してみます。
かなり形状は近いですね。
ただの色違い、といった雰囲気ですね。
試しに純正のクリートに、中華製のCリングを入れてみましたが、特に問題なく動作しそうです。
スピードプレイはCリングが破損することがありますが、Cリング単独では販売してくれていませんので、クリート全体を買い直す必要があります。
それは懐的にはかなり厳しいので、問題ないようならこの中華製クリートを購入してCリングだけ使い回すというのもアリですね。
ではお決まりの体重測定。
純正の30.5gに対して、中華製は28.8gと若干軽量でした。
軽さを追求するなら、中華製にしてみるのもアリかも?
2. 要注意事項
但し、注意事項があります。
世にあるクリート用のシューズは、シマノのクリートと互換性を持たせることを念頭に、三つ穴のシューズが大半となっており、スピードプレイ専用の四つ穴のシューズはかなり選択肢が少なくなっています。
その為、スピードプレイのクリートを購入すると、三つ穴のシューズに取り付け可能とする為のベースプレートが付属しています。
こちらですね。
で、今回の中華製クリートには、このベースプレートは付属していません。
その為、中華製クリートを使えるのは以下のような人が対象となります。
- スピードプレイ専用の四つ穴のシューズを使っている人
- 既にスピードプレイのクリートを持っていて、シューズにはベースプレートが取り付け済み
- 別途ベースプレートを購入する
おそらく、スピードプレイペダル用のクリートで、中華製のクリートを一番最初に買う人は少数派だとは思いますが、中古でペダルを買って、クリートは中華製で安く済ませようとする人は要注意ですね。
Amazonでは、今回のクリートを販売しているブランド(Tbest)と同じところから、中華製のベースプレートのみも販売しているようなので、そちらを別途購入する必要があります。
また、もう一点の注意点としては、クリートカバーが取り付けできない点となります。
こんなやつですね。
純正のクリートには、クリートを覆うプラスチック製のクリートカバーが用意されており、クリートを傷つけないように保護してくれます。
これまた同じブランド(Tbest)からクリートカバーも出ているようなのですが、こちらのクリートにフィットするのか判断がつかないんですよね。
クリートそのものは金属製になりますので、クリート剥き出しの状態だと、歩く路面や床によっては滑って危ないんですよね。
クリートそのものも傷付きますし。
その為、個人的にはクリートカバーがない、というのは正直許容できないのですが、今回は室内ローラー台専用となりますので、私の場合は問題なしとなります。
外ライド用に購入する人はお気をつけ下さい。
ということで、取り付けてみました。
はい。
これはこれでシンプルデザインでありですね。
純正と比べてみたところ。
純正の方が主張が強くないですね。
純正のクリートはクリートカバーを取り付ける前提のデザインとなっていますので、クリートカバーがないことを前提とするのであれば、今回の中華製クリートくらいのデザインが丁度良いのかもしれません。
3. 実使用レビュー
ということで、実際にローラー台で使ってみました。
- クリートの固定力については、純正のイージーテンションクリートにかなり近い感覚。スタンダードテンションクリートが好きな人には、「すぐに外れる」と不安になる気持ちはよく分かる。他方、私のようにイージーテンションクリートを使っている人間からすると、今回の中華製クリートは「かなりあり」なちょうど良い固定力
- 3本ローラーでがしがし回す限りにおいては、今回のクリートの固定力が弱くて意図せずにクリートが外れる、といったケースは皆無
あとは耐久性だけですね。
しばらく使い続けて、また何かあればレポートしたいと思います。
ただ、Cリングの耐久性さえある程度しっかりしていれば、イージーテンションクリートのCリングパーツ取り用としても、とても有益な製品になりそうです。
コメント
同じくCリングのパーツ取りに中華製をいくつか買ったことあるのですが、残念ながら耐久性が低く感じました。個体差はあるのかもしれませんが。純正もCリングだけ売って欲しいですね。
>speedplay仲間さん
コメントありがとうございます!
やはり耐久性に難ありですか・・・。
かけたコストがモロに出るところですから、やはりお値段相当なんですかね。
室内ローラー台専用ということで、長持ちしてくれることを期待するばかりです・・・。