ロードバイクに音楽を(AfterShokz TITANIUM 骨伝導イヤホン比較レビュー)後編

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Aftershokz TITANIUM 骨伝導イヤホンとエレコムのイヤースピーカー(BLT-ESP01)の音質を比較してみた

前回は操作性やら何やらを比較しましたが、イヤホンである以上、肝心なのは音質なわけで。
今回は音質について、室内、屋外での実走とシチュエーションを変えて比較してみたいと思います。

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 1. 音質(室内編)

イヤホン、ヘッドホン絡みのレビューになると個人的な好みの差も大きくあまり参考にならないことも多いとは思いますが、素人なりに比較してみたいと思います。
まずは静かな室内で比較したものになります。

◼︎AfterShokz TITANIUM

  • 単純に、音が良い
  • 良いイヤホンと比べてしまえば音はスカスカだが、それは骨伝導の構造上の話
  • 高音部、低音部、中音部それぞれの音のバランスがとても良い
  • 音の分解能は高く解像度も高い。ストリングスのような細かな音の表現が丁寧
  • 低音は抑えがちだが聴きやすい

◼︎LBT-ESP01

  • 高音やボーカル、スネアドラムなど音によっては少し刺さり気味
  • 音はこもり気味
  • ギターが前面に。意外と音の伸びは良い
  • ボーカルは聴きやすい。高音がよく伸びる
  • 細かな音の表現は雑。ストリングスなどは薄っぺらい

音に関しては、好み云々を抜きにしてもAftershokz TITANIUMの方が上かと思います。

当初購入目的であった、三本ローラー使用でも大変満足して使っています。
最近はローラー台で映画を見ることが多いのですが、時には映画の途中で「もういーや」となりローラー台から降りてしまうことがあったりします。

2時間号泣ライドにどハマり : 昔チャリダー今ローディー

そんな時も、Aftershokz TITANIMをつけたままでタブレットで映画を見続けることがありますが、家族から声をかけられてもすぐに気づくことができますのでリビングでの使用にもとても便利だったりします。

ただ、1つだけ想定外の事態が・・・。

我が家は戸建てということもあり、かつ家族の理解もある為にこれまで三本ローラーの騒音問題とは無縁でした。
ですが、そこそこローラーの音は大きいわけで。

加えて、映画によっては日常会話などはとても小さな音だったりする為、骨伝導イヤホンの最大音量でも、ローラー台の騒音が勝ってしまって、何かを言っているのか全く聞き取れなかったりします・汗

そこで、ローラー台に乗る時には、本来の使い方とは違うのは百も承知ではありますが、耳の穴を塞ぐ形で使っていたりします。

まんま、イヤー「スピーカー」な感じですね・・・。

この使い方をすると、通常のイヤホンと同じ感覚で使うことができます。
反面、家族から話しかけられてもまったく声が聞こえなくなりますが・・・。

骨伝導イヤホンでローラー台走れば、家族から話しかけられても普通に会話できて便利だぜ、なんて思っていたのですが、あっさり打ち砕かれることに。

それなら、最初から安いbluetoothイヤホンを買っても良かったのでは?なんて思ってしまったことは秘密だったりします。

2. 音質(屋外ライド時)

さて気を取り直して。
室内で音が良いのはよく分かりましたが、風切り音もあるライド時の音に関してはどうでしょうか。

◼︎AfterShokz TITANIUM

  • 風切り音がすると音が「痩せて」聞き取りづらくなるかと思いきや、音の良さは健在
  • 高音部、低音部、中音部それぞれの音のバランスがとても良いのは室内同様
  • 音の分解能は高く解像度も高い。ストリングスのような細かな音は環境音がある為に室内よりは聞き取り辛くなるものの、それでも上手に表現できている
  • 低音は室内以上に大人しくなるものの、ライド中ということを考えるととても良いバランスで聴きやすい

◼︎LBT-ESP01

  • 高音やボーカルはくっきり聞こえる。室内で気になっていた「刺さり」は屋外だとそこまで気にならない
  • こもり気味に感じていた音も、風切り音、環境音があるとそこまで気にならない
  • 細かな音は、風切り音、環境音も手伝って軒並み聞こえなくなる
  • 低音は室内以上によりスカスカに。ベースラインなどは曲によっては全く聞こえなくなり、一瞬「別の曲?」と勘違いすることも

室内で感じていた音質の差は、屋外でも全く同じような結果になりました。
2年近くエレコムのLBT-ESP01を使ってきて、「ライド時ならこれはこれでアリだよなー」と思っていましたが、Aftershokz TITANIUMの音を聴いてしまうと、ワンランク上の音に感じてしまいます。

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ということで、非常に悩ましい結果になりました。
Aftershokz TITANIUMに関しては、購入前から「音の良い骨伝導イヤホンならこれ一択」という評価が多かったのも頷けるほど、音質については満足です。

いちおう補足ですが。

普段の通勤用としては、Aftershokz TITANIUMの倍程度してしまいますが、Shure SE215 LE Bluetoothを愛用していたりします。

どちらが音が良いかといえば、圧倒的にShure SE215でしょう。

値段を加味しても、足元にも及ばないと思います。

ただ、ロードバイクで、違法にならないように聞く、という点を加味すると、Aftershokz TITANIUMは「とても良い音」と表現して良いかと思います。

では、これからは骨伝導イヤホン一択になるのか、と問われるとおそらく「使い分けると思います」というのが個人的な見解ですね。

  • 5時間以上のロングライドに、骨伝導イヤホンは肌へのぴりぴりストレスが煩わしい
  • バッテリーの問題
  • 冬場寒くなってきたらバラクラバを被りますが、そうなると骨伝導イヤホンは使えなさそうな気がする

以上から、こんな使い分けになりそうです。

  • ショートライドではAftershokzを
  • 冬場のライドにはエレコムを
  • ロングライドにはエレコムを

こんなところでしょうか。

総じてAftershokz TITANIUMには満足しています。
こういった製品があると、エレコムのBLT-ESP01とかはもっと人気なくなってしまうよなー、というのが悲しい限りです。
自転車向けに作られた、という製品でもありますので、もう少し音質を改善したモデルとか出てくれないですかね。
私は即購入しますので。

 

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