ロードバイク趣味を始める場合、肝心の自転車の他にも色々と買う必要があるものがありますよね。

ウェアだったりライトだったり。
各種メンテナンスグッズだったり。


ロードバイクを購入するだけでもお財布には負担なわけですが、ウェアやグッズ類にもそこそこお金がかかるのが辛いところでした。

最初の冬は、パールイズミのインナーだけは汗冷え対策で購入しましたが、タイツは中華性の安いものにしたり、かなりケチって過ごした記憶があります。

そんな私ですが、ロードバイク購入とほぼ同時に購入したものがあります。


ロードバイク用のイヤホンです。


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NO MUSIC NO LIFE。
音楽のない人生なんて考えられません。


そんな音楽大好き人間がまた新しいイヤホンに手を出した、というお話になります。
 





■ 新しいイヤースピーカーを購入(Cleer ARC)
 



1. ロードバイクで使うイヤホンについて

いちおう、本題に入る前に念の為。

自治体によって微妙な違いはありますが、耳を塞ぎ、環境音が聞こえないような形で音楽を聴きながら自転車を運転するのはNGとなります。

私が住んでいる神奈川県だと神奈川県道路交通法施行細則第11条第5号で、「大音量で、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと」と規定されています。

その為、自転車で使うイヤホンとしては、これまでは骨伝導イヤホンが主流となってきました。
環境音、ばっちり聞こえますからね。
 



2. ロードバイクで使うイヤホン遍歴

私の場合、イヤホン遍歴はこんな感じでした。

まずはエレコムのイヤースピーカー。
こちらはばっちり自転車での使用を念頭に商品化されたものになります。
私は2016年にロードバイクを購入した際にほぼ同時に購入しましたが、この商品が発表されたのが2015年。
今から考えると、画期的かつ先駆的な製品だったな、と思います。





その後、AfterShokz(現SHOKZ)の骨伝導イヤホンを、TITANIUM、AEROPEX、OPEN RUN PROと世代毎に利用し続けてきました。









また、耳を塞がないイヤホンとして、デザイン性にも優れた ambie のサウンドイヤカフも購入。




SHOKZとambie があればもう十分かも?と思ったのも真実ではありますが、ambieは故障リスクが高いようで、今でも「大切に」「慎重に」使い続けています。

骨伝導には骨伝導の良さが、イヤースピーカータイプには、また別の良さがあるということで、この2つのタイプは今後も使い分けながら使っていきたいと思っています。 



3. 耳を塞がないイヤホンが一大勢力に

耳を塞がないイヤホンは、自転車だけでなくジョギング等のスポーツを念頭に、これまでも各種製品が出ていました。

これまでは骨伝導イヤホンが主流だったかと思いますが、SHOKZのように左右のイヤホンがつるでつながったタイプが多かったところ、boco から骨伝導でありながら左右分離に完全ワイヤレスイヤホンが出たのが衝撃でしたね。

初代のTW-1は付け心地の観点などから好き嫌いが結構分かれたようですが、二台目のSS-1になって少し評価が上がった印象です。
見た目のデザインは初代の方が良かったかな、とは思いますが。






ambie も最初はワイヤードリモコンからスタートし、首掛けネックバンドスタイルのワイヤレスと続き、私も購入した完全ワイヤレスが発売、一気に知名度が上がりました。





大手からはソニーが LinkBuds を発売。
コロナ下の生活スタイルの変化やリモート会議の浸透に伴い、「ながら聞き」「付けっ放し」を意識したイヤホンが一気に浸透することに。





私もLinkBuds は購入しようかなー、と思いましたが、ソニー公式は「自転車では使うな」と明言しているんですよね。




道路交通法に従って安全運転する 運転者は道路交通法に従う義務があります。前方注意をおこたるな ど、安全運転に反する行為は違法であり、事故やけがの原因となりま す。
• 自動車やバイク、自転車などの運転中に、本機および携帯電話は絶 対に使わないでください。交通事故の原因となります。
 


確かに LinkBuds は他のイヤホンに比べると外耳道の入り口ギリギリまでスピーカー部分が接近していますし、各種レビューを見ると、ボリュームを上げると環境音がかなりシャットアウトされてしまうという意見もありますので、スポーツ利用にはあまり向いていないのかもしれません。

公式サイトの利用シーンも「家事」「散歩」という言い方をしていますので、あくまでも屋内でのながら聞きがメイン、といったところでしょうか。


各社それぞれ独自製をアピールしながらも、かなり製品ラインナップが増えてきた印象です。
 



4. 気になるイヤホンが2種類登場

そんな中、昨年発売された「耳を塞がない」イヤホンで、2つの機種に胸が踊っていました。

まずは Oladance。





オープンイヤー型のイヤホンとなっており、まさに「ながら聞き」の為に作られたイヤホン。
それでいて、音質に妥協することなく、(オープンイヤー型でありながら)高音から低音まで、高音質を追求した製品。

16.5mmダイナミックドライバー搭載とか言われてしまうと、どんな音がするんだろう?と期待感しかありませんでした。

連続再生時間も16時間と、ロードバイクのライドには必要以上のスタミナ。
正直、お気に入りリストに入れて何度も購入しかけた製品なのですが、色々なレビューを読むと、装着感が「かなり軽い」ということで、運動にはあまり向かないという話でした。

耳の形状は人それぞれということで、平気な人は問題にならないようですが、形状が合わないと、椅子に座って使う分には全く問題なく快適だが、歩きながら使うとすぐに外れるという意見も。

ロードバイクで使うには、少し不安ですよね。

そんなこんなで悶々としていた際に、もう1機種を見つけてしまいました。

それが私が購入した Cleer ARC。





装着感は Oladanceよりも上(強め)ということで、スポーツでも使えそうな雰囲気。
音質傾向は Oladance とはまた別の方向性のようですが、今までのイヤホンの常識からするとかなりの高音質とのこと。

我慢たまらず、購入することに。 



5. Cleer ARCを購入

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耳は2つしかないのに、そんな何台もイヤホン買ってどうするのよ。
奥様からの的確な指摘が耳に痛いですが。


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"OWN THE MOMENT"
最近は、どんな製品もこういったキャッチフレーズがありますよね。

個人的にはガーミンの "BEAT YESTERDAY"が一番好きですが。


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このファブリック素材のケース、個人的にはかなりストライクでした。
ファスナー式の開閉方式もアリです。

この辺りはかなり独自路線なのではないでしょうか?


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イヤホン本体に金属素材が使われていたり、思っていた以上に高級感がありました。


主な仕様はこんな感じです。


Bluetooth 5.0
対応コーデック SBC、AAC、aptX
ドライバー 16.2mmネオジウムダイナミック
バッテリー 7時間+11時間(ケース)
急速充電 10分充電で1時間再生
充電端子 USB Type-a端子
防水性能 IPX4
重量 14.5g(ペア)


私の週末ライドでは、7時間あれば十分ですし、急速充電対応してくれているのも有難いところ。
欲を言えば防水性能は IPX5まであると安心感が違ったのですが、通常使用であれば問題はないかもです。


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私が初めて買ったロードバイク用イヤホン、エレコムのESP-01と並べてみました。
骨伝導イヤホンが主流になったり、完全ワイヤレスが当たり前になったわけですが、こうやって並べてみると、実はエレコムのESP-01 もかなり先進的なイヤースピーカーだったんですよね。

さておき。

今からライドに連れ出すのが楽しみでなりません。



 



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