現在サンプルをお借りしている ambie の完全ワイヤレスイヤホン、ambie sound earcuffs TW-01について、今回はロードバイクでおすすめのイヤホンになれるのか?を検証してみたいと思います。


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■ ambie 完全ワイヤレスイヤホンはロードバイクでもおすすめできるイヤホンだった



1. ロードバイクにおけるイヤホン遍歴

普段からNO MUSIC NO LIFEな人間なもので、ロードバイクを始めた時にも、真っ先に「どのイヤホンなら使えるんだろう?」と考えていました。 



(1) エレコム ワイヤレスオープンイヤースピーカー(LBT-ESP01BK)
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まず最初に購入したのが、現在は販売終了となっているエレコムのイヤースピーカー。
厳密には「イヤホン」ではなく、「イヤースピーカー」となります。

耳を塞がずに使え、最大14時間再生、防水機能もついてワイヤレス、自転車での利用を意識して作られた製品と、実は最先端を走っていた製品なのではないかな、と思います。





惜しむらくは後継品が登場することなく販売終了となってしまったことでしょうか。



(2) AfterShokz TITANIUM(骨伝導イヤホン)
その後、ロードバイク界隈では骨伝導イヤホンがよく使われているらしい、ということもあって導入したのが AfterShokz TITANIUM。


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メリハリのある元気なサウンドが特徴の骨伝導イヤホンで、聴いていて楽しくなるモデルでした。
骨伝導特有の振動が強めで、ロングライドではライド終盤に肌が「ピリピリ」する感じはありましたが、これまた気に入って使っていました。

今でも奥様がジョギング時に使っていて現役で活躍してくれています。


 



(3) AfterShokz AEROPEX
お次に導入したのが、同じくAfterShokz の AEROPEX。TITANIUMの上位モデルに位置する製品となります。
こちらは現在も AfterShokz のハイエンドモデルとして君臨していますね。





ガジェット好き人間としては、そろそろ AfterShokz から新製品出ないかな?と期待しているところではありますが、いかんせん AEROPEX の完成度が高すぎるもので、なかなかハードルが高いのではないかな、と感じています。

それこそ完全ワイヤレスモデルとか登場してくれれば面白いのですが、骨伝導イヤホンの特性上、一気にデザインや形状を変更する必要がありますので、簡単にはいかないのでしょうね。 



2. ロードバイクにおけるイヤホンの条件

今回の ambie 完全ワイヤレスイヤホンをレビューする前に、ロードバイクにおけるイヤホンに求められる条件を整理してみたいと思います。

  1. 装着感:
    これは「装着感が良い」「軽量で長時間使っていても負担が少ない」といった意味だけでなく、「ヘルメットのベルトやメガネ、スポーツマスク等との干渉が少ない」といったロードバイクならではの要件も加わってきます
  2. バッテリー保ち:
    バッテリーが何時間保てば良いかはその人のライド距離、時間によって異なるとは思いますが、例えば AirPods Pro のように「4時間半」と言われてしまうと「ちょっと足りないかな・・・」と思うローディーが大多数ではないでしょうか。AfterShokz AEROPEXはこの点8時間のバッテリー寿命ということで、多くのローディーにとっては十分な時間なのではないかと思います。ブルベで200km、300kmと走るローディーだと不足を感じるでしょうが、ブルベだとそもそも音楽とか聴かないですかね
  3. 防水性:
    ライドでは汗もかきますし、不意の雨に降られるケースもありますので、一定の防水レベルは欲しいところ。ではどの程度か、という話ですが、よく生活防水と呼ばれる「IPX4(あらゆる方向からの水の飛沫を受けても有害な影響を受けない)」だと、直接水をかけたらダメだよ、というレベルになりますので、雨に降られるケースを考えると、「IPX5(あらゆる方向からの水の直接噴流を受けても有害な影響を受けない)」であれば直接水がかかっても(ある程度緩い水流までではありますが)大丈夫と言う事になりますので、IPX5以上は欲しいところです
  4. 音量・音質:
    ロードバイクに乗っていると常に風切り音にさらされることになりますし、幹線道路を走っていれば自動車の走行音に囲まれてばかりですので、ある程度ボリュームを取れるものでないと「何も聞こえない」ことになってしまいます。また、そんな環境で「音質が良くないと」なんて言っても意味なくない?という話ではありますが、ある程度静かな環境で走ることもありますので、音質は少しでも好みにあったものであって欲しいところです
  5. 操作性:
    ライド中、特に冬場はフルフィンガーのグローブを装着しますので、ボタン類の位置が特定し易いか、押し易いかは重要だったりします。
    基本、プレイリストを作っていますが、それでもその日の気分によって「この曲は違う!」となることも多いので、曲送りがし易いかどうかは結構重要。あとはボリューム操作、一時停止くらいですが、グローブをしたままで操作できるかは重要になります



3. ambie sound earcuffs TW-01 に期待すること

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現在愛用している AfterShokz AEROPEXに関して言うと、装着感以外はほぼ満点だったりします。

  • 昼食休憩時、ヘルメットを脱ごうとするとヘルメットのベルトと AEROPEX のワイヤーループがひっかかってイラっとすることがある
  • 真冬のライドでバラクラバを被ってしまうと、AEROPEXが滑ってズレやすくなってしまう
  • 長時間のライドでは、骨伝導イヤホン特有の振動で、肌が若干ピリつく

装着感に関して抱いている不満点はこんなところでしょうか。

1点目は、ほんと重箱の隅を突くような不満点なので、実はほとんど気にしていません。改善されたらそりゃラッキー、くらいですね。

2点目に関しては、バラクラバの使用を止め、キャップとネックチューブの2枚使いをすることで問題は解消したのですが、骨伝導イヤホンの後頭部に来るワイヤー部分が邪魔であることに変わりはないので、この点が解消されることを一番期待しています。





3点目の骨伝導イヤホンに起因する「肌ストレス」ですが、TITANIUMからAEROPEXになってかなり改善はされましたが、ゼロになったわけではありませんので、こちらも解消されたらラッキーなポイントですね。ambie 完全ワイヤレスであればこの点は確実に解消されることになります。 




4.実使用レビュー

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今回サンプルをお借りできたのが短期間ということもあり、ライドは合計3回ほどしか出られていませんが、その中で感じたことをまとめていきたいと思います。

1回は「往路で ambie を使い、復路は AEROPEXを使う」という形で比較しており、それ以降のライドでは ambie だけ使って使用感を色々と試してみました。 



(1) 装着感
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まずは装着感。
ambie に関しては、この点は100点満点でした。
そりゃもう、素晴らしいの一言に尽きます。

  • 装着感がとても「軽い」為、耳にイヤホンが引っかかっていることは認識できるものの、それがストレスに感じることは全くなし。ライドのグロスで最長5時間付けっぱなしにしていましたが、痛みが出ることもありませんでした。
    ちなみに、下りで時速50kmくらいまでスピードが出ていましたが、風圧で外れる気配は一切なし。少なくとも私の耳の形状では、ロードバイクに乗っていて何かの拍子に意図せずイヤホンが外れることはなさそうです
  • 私はライド時は何かしらスポーツマスクの類を着けて走っています。夏場だとパールイズミのUVフェイスカバーですね。


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    こちらのフェイスカバーはループを耳に引っ掛けるタイプになるのですが、ambie とは一切干渉せず。


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    ヘルメットのベルトも当たることはありませんので、AEROPEXの場合は「イヤホンを外してからヘルメットを外す」「イヤホンを着けてからヘルメットを被る」といったお作法を気にする必要もなく、とってもストレスフリー。基本、ライド時は常時耳に着けたままでOKですね。
  • さすがに暑いのでライドでは試していませんが、ambie を着けたままバラクラバを被ってみましたが、全く問題なし。音質への影響もなく、ambie を耳に着けたままバラクラバを被ったり脱いだりしてもイヤホンが外れることもありませんでした。今回 ambie に最も期待していたのがこの点になりますので、装着感に関して言えば満点、言うことなし、でした 



(2) バッテリー保ち
お次がバッテリー保ち。ambie のバッテリー寿命は一回の充電で最大6時間。ケースと併用することで最大24時間まで使用可能。

今回6時間を超えるライドには出られていませんので、厳密には評価できませんが、少なくともグロスタイム5時間では問題ありませんでした。

AirPods Pro はケースに収納すると、わずか5分で1時間分充電してくれるという素晴らしい機能がありますが、ambie だとこの辺りの充電時間がどの程度なのかは今ひとつはっきりしません。
そのうち公式から説明があると嬉しいな、と思うところですが。

いずれにしても、私レベルの週末ローディーにとっては6時間あれば十分ですし、心配なら昼食休憩時にケースに収納して追加充電すれば良いわけですから、基本的に問題はなさそうです。 



(3) 防水性
ambie 完全ワイヤレスモデルの防水等級は IPX5。
さすがに借り物なので水をじゃぶじゃぶかけたりはできませんが、IPX5であれば問題なさそうです。 



(4) 音量・音質
音楽を楽しむイヤホンである以上、音質を避けては通れません。

まずは音量レベルから。
ライド時に音楽を楽しむレベルとして、AEROPEXだとこれくらいの音量設定で使っています。


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同じくらいの音量を取ろうとすると、ambieではこれよりも2レベル上にする必要がありました。


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これは室内レビューで試した時と同じですね。
正直、これ以上ボリュームを上げてしまうと聴き疲れしてしまいますので、音量としては十分なようです。


続いて音質。


自宅を出てしばらくは住宅街を走ることになるわけですが、静かな住宅街を走っている限りにおいては、「やっぱりAEROPEXの方が音質は良いなー」というのが明らかに分かるレベルでした。

ただ、聞き比べをしない限りにおいては、ambieでも十分音楽を楽しめるレベルだと思います。少なくとも私的には「ambieでもロードバイクのライド時に音楽を楽しめる音質」だと思いました。

これが環境音が多くなる幹線道路に出るとその差はぐぐん、と縮まり、AEROPEXでもambieでもあまり違いはないかな?と思います。

自動車の走行音が多いところでは、AEROPEXでも時として「音楽が聞こえん!」となるわけで、この辺りは耳を塞がないイヤホンの特性上、如何ともし難いところかなー、と思います。

ライド時の音楽に関しては、ある程度の割り切りが必要ですね。


(5) 操作性
最後に操作性ですが、こちらは明らかにAEROPEX に軍配が上がりました。

何せ ambie の物理ボタンは小さい上に、表面の凹凸がない為にボタンの場所が分かりづらくなっています。

「この辺りにボタンがあるはず!」と一発で探り当てられるようになったのは3回目のライドになってからですから。

ハーフフィンガーグローブでこれですから、冬場になってフルフィンガーグローブになると、難易度は一気に上がりそうな気がします・・・。

慣れれば何とかなる・・・のかな・・・?
こればっかりは、何度も使って試してみないことには評価し辛いところですね。



5. サマリ

で、結論はどうよ?という話ですが。

【PROS(良い点)】
・装着感は最高。ライドを全く邪魔しないのに不意に落ちる危険もほぼない
・バッテリーは週末ライドレベルでは必要にして十分。ケースを持参すれば追加充電も可能
・IPX5の防水性能で不意の雨も安心
・決して高音質ではないが、耳を塞がないイヤホンとしては音質は及第点


【CONS(イマイチな点)】
・物理ボタンが小さく凹凸もない為、グローブをしたままの操作性は低い


ということで、「今からロードバイク用にイヤホンを買いたいのですが」という人には、文句なしにお勧めです。

AfterShokz AEROPEX持っていて満足してるんですが?という人には、「ワンランク上の装着感を手に入れたい」のであれば、ambie フルワイヤレスもおすすめします。
いやいや、冬場でもバラクラバなんて使わんわい、という剛気なローディーであれば AEROPEXで十分ではないかなー、と思います。

私ですか?

予約をしていない私のような人間の場合、おそらく購入可能になる時期はまだまだ先になりそうなんですよね。


  • 想定を上回る予約があり、初期ロットは、公式サイトでの予約分で完売となる見込み
  • ほかのオンライン支店や取扱店舗での発売、発送は、公式サイトでの予約分の発送がすべて完了した後の対応となる予定
  • 生産が予定よりも2週間程度遅れている

ということで、予約をしていないと実際に購入できるようになるのは10月以降になりそうな雰囲気です。

バラクラバが必要になる時期には市場在庫が出てくるでしょうから、のんびり待って購入、ですかねー。

一般販売が待ち遠しいです。



 



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