■ AfterShokz Aeropex のロードバイク実走レビュー

私がロードバイクで骨伝導イヤホンを導入しようと決めた時に各方面のレビューを読んだところ、AfterShokzの評価が頭1つ抜けて高かったのと、発売から日も立って値段が落ち着いて来たこともあり、AfterShokzのTITANIUMを購入しました。



今だと携帯ポーチも付いてくるんですね。

ちなみに購入当時のレビューはこちらになります。




当時の「マイナスポイント」は3つありました。


  1. 5時間以上のロングライドに、骨伝導イヤホンは肌へのぴりぴりストレスが煩わしい
  2. バッテリーの問題
  3. 冬場寒くなってきたらバラクラバを被りますが、そうなると骨伝導イヤホンは使えなさそうな気がする


この3点目に関しては先日の記事でも書きましたが、「人によって条件は変わるものの、冬場バラクラバの上からでも使えそう(というか実際今年は使っています)」という結論が出ました。





今回新たにAeropexを追加することとなりましたが、外観レビューだったり、室内でのレビューは前回実施した通りとなりますが、ロングライドからショートライドまで複数回連れ出して色々と分かってきましたので、今回はロードバイクでの実走レビューをまとめたいと思います。








1. 装着感

まずは装着感ですが、冬場ということでバラクラバの上から装着した場合は「あれ? ちゃんと付けてるよな?」という位、ふわっ、とした軽い装着感になります。
先日、バラクラバの上からでも骨伝導イヤホンは使えるのか、という記事を書きましたが、どうしても2時間も3時間も連続してつけていると、骨伝導イヤホンの重みでずるずる位置がずれることもあるのですが、
Aeropexはそもそも本体重量が軽い為、TITANIUMに比べてこの「ズレ」が生じる頻度が激減しました。
これはあまり予想していなかったメリットです。

2度ほど暖かい日にバラクラバなしでライドに出たこともありますが、素肌に装着するとその「軽さ」は段違いに感じます。
TITANIUMだと「耳の上に乗っかっている」「肌に押し付けた際の摩擦で落ちないようにしている」という2つを強く意識させられますが、
Aeropexだと「耳の上にふわっ、と乗っている」ことを感じるだけで、肌に押し付けられる感覚がほとんどありません。
めっっっっっちゃストレスフリー
です。

この軽い装着感は室内で音質比較したり、リビングで家族がいる時にAmazonプライムビデオを見たりする時にも感じはいたことなのですが、ライドだと5時間とか付けっぱなしになりますので、この「装着感の軽さ」の恩恵を非常に強く感じました。
なんでしょ、まだ肝心の音質レビューとか残ってますが、人によってはこの装着感の軽さだけでも「買い」と思えるほどのメリットかもしれません。


aeropex-13



2. 振動による肌ストレス

当初レビュー実施時の最大のデメリットがこちらの「振動による肌ストレス」でした。
ピリピリするんですよね。
実際のライドでは、走って補給休憩、走って昼食休憩、走って補給休憩、といった感じで途中にブレイクが入りますので、連続装着時間は1時間半から2時間程度。
肌ストレスの観点からも、それくらいが限界かなー、というのが個人的な感想でした。

で、今回の
Aeropexでは「PREMIMPITCH 2.0+」ということで振動ユニットが刷新されました。振動ユニットが頬骨に対して最適な角度を維持できるようになったそうで、「より深みのある低音と、より少ない振動の両立」を実現したそうです。

骨伝導イヤホンですので、「より深みのある低音」は「骨伝導イヤホンという特性からすると」きっちり低音も出してますよ、ということなんだと思いますが、より少ない振動の実現、という点にはとても期待しています。  
結論からすると、先日の室内レビューの感想そのままで「笑ってしまうほど」振動は激減しました。
まだ素肌装着だと連続2時間程度のライドしか経験していないのですが、バラクラバの上からだと5時間超のライドにも連れ出していまして、間にバラクラバの生地が一枚挟まっているということもありますが、
まっっっったく苦になりませんでした。
TITANIUMの場合は、バラクラバの上からでも1時間半もすれば「そろそろ一旦音を止めて肌を休めようかな」と思っていましたが、
Aeropexの場合は連続装着、連続再生し続けても気になりませんでした。 もう、感動です。



3. 音質

所詮、と言ってしまうとメーカーの人の努力が台無しになってしまいますが、そもそも骨伝導イヤホンではそこまで音質は求めていません。
「超」開放型イヤホンですからね。

構造上、どうしても低音の量感は減りますので、スカスカした音になりがちです。
ですので、「骨伝導イヤホンにしては」という前置きが付きますが、音質は「とても良い」です。
室内レビュー時には、TITANIUMの方が「ドンシャリ」型で、低音と高音が強調されていて、
Aeropexの方が「かまぼこ」型で、高音が刺さったり低音が効きすぎていたりすることなく、中音域含めて全域が聞きやすい印象でした。 今回何度もライドに連れ出して感じたのはこんな感じになります。

  • (音楽を楽しめる範囲で)ボリュームを上げていっても高音が耳に刺さるようなことがない
  • 低音は取っ替え引っ替えして比べると違いはあるものの、想定していたよりもTITANIUMとAeropexの差はなかった。これは屋外&骨伝導イヤホンという性質上、低音部が痩せて聞こえ辛くなってしまう為、両者の差が「どんぐりの背比べ」になったからかと思います。こんな書き方をするとネガティブな印象になってしまいますが、「どうせある程度以上は聞こえない」のであれば、その領域に過剰なリソースを割り振るのは無駄になるわけで、バランスとしてはとても良いのではないかと思います。むしろTITANIUMの場合、どんなに頑張っても聞こえない低音部が、余計な振動を生み出して肌ストレスへとつながっていたことを考えると、Aeropexの低音バランスはとても好印象でした。
  • 中音域はTITANIUMよりも聞こえやすくなった為、「シャカシャカ」鳴っている印象が減り、「音楽を聴いている」感覚が強くなりました。普通に聴いていて楽しいのはAeropexですね。
  • 男性、女性問わずボーカルはよく聞き取り易くなりました

低音域については、褒めているんだかけなしているんだか分かりにくい表現になっている気がしてなりませんが(苦)、骨伝導イヤホンを使ったことがある人には「十分な低音は出ています」という言い方でご理解頂ければと。

骨伝導イヤホンを聴いたことがない人が、
Aeropexを初めて聴いたときに「低音出てないじゃんっ!」と思ったとしたら、そもそも骨伝導イヤホンはそんなもんです、とお伝えします。

また、それよりも低音を出してくれるイヤースピーカーを使ったとしても、ライド中にはその低音域は、どうせ風に紛れて耳には届いてくれません。

「必要十分な低音域」と「とても綺麗で楽しく聴ける中音〜高音域」を併せ持った商品、といったところでしょうか。



4.バッテリー保ち

こちらが当初TITANIUMに対して抱いていたもう1つのネガティブポイントですが、結論はシンプル。

私レベルの週末ローディーが困ることはない。

これだけですね。 残念ながら、充電を使い切るほどの時間を走りきる体力、脚力はまだ私にはありません・・・。 でも、今年は8時間走りきって、160kmとか目指してみたいですねー。 その時の真価が発揮されることでしょう、きっと。




5. コスパはどうか

ここまで見て来た内容からして、TITANIUMとどちらを選ぶと満足できるか、という観点であれば結論は明らかです。 Aeropexを選択した方が確実に幸せになれます。 ただ、金額差が1万円あります。 TITANIUMを約1年使って来て不満ありましたか?と聞かれると、正直そこまでの不満はありませんでした。肌ストレスもちょいちょい休みながら使えば良いわけですから。 そうなると後はコスパをどう考えるか、でしょう。 ここから先は、ライド時の何をどこまで求めるか、になるかと思います。


  • 少しでも快適性(装着感や肌ストレス)を求めたい・・・迷わずAeropexです。(MUST)
  • 少しでも音質を追求したい・・・Aeropexがオススメです。(BETTER)
  • 普段から音楽にはお金をかけてます!・・・Aeropexがオススメです。(BETTER)
  • いつもソロライドではないので、時々使うくらい。骨伝導が自分に合うかわからないのでまずは試してみたい・・・TITANIUMがオススメです。(BETTER)


個人的にはこんなところでしょうか。

ちなみに私は「NO MUSIC NO LIFE」な人間です。
今回自分なりに考えた「コスパ」「コストの妥当性」ですが、平日はサラリマーマンやってますので、往復の通勤で使っているイヤホンのコストと比較してみました。

例えば、通勤が往復2時間のサラリマーンがアップルの airpods pro を使っている場合、1時間あたり約3000円に相当するイヤホンを使っていることになりますよね。





音楽(イヤホン)にこれくらいのお金をかけているサラリマーンは多いのではないでしょうか?

で、翻って
Aeropex
週に1回、ロングライド5時間にでかけるローディーの場合、1時間あたり4000円に相当するイヤホンを使っていることになります。
同じグレード、と考えると1.5万円くらいが妥当なところでしたね。





その場合は、AIRがオススメですかね。

週に2回はライドに行くぜ!という人であれば、総ライド時間にもよりますが、もっと割安になってきますね。

それこそ、「いやいや、職場まで片道30分だから!」というサラリーマンであれば、airpods pro は時間あたり6000円。
Aeropexなんて安いモンです。



私ですか・・・?

私の場合は普段使っているイヤホンの価格を1週間の往復(総時間)で割り戻したところ、1時間あたり1.2万円でした。
ま、いわゆる1つのお馬鹿さん、ですね・汗
Aeropexなんて、安いもんです・泣


ちなみにAfterShokzは価格調整(?)がきちんとできているようで、おおよそどこのサイトで購入してもそんなに金額は変わらないようですね。
公式サイトの金額とAmazonの金額が同じというのは、Appleばりですね。




6. サマリ

ということで総括です。
Aeropexはローディーにオススメの骨伝導イヤホンか?と聞かれれば、全力で「YES」と答えます。

TITANIUMを持っているんだけど、買い換えた方が良いかな?という問いには、「肌ストレスはどうですか?」「装着感は気になってますか?」「少しでも音質上げたいですか?」といったところでご判断頂ければと思いますが、私個人としては価格差分の満足は得られると感じています。

唯一の難点はコスパになると思いますが、実は週末にブログをPCの前に座って書いているような時には、ずっと
Aeropexを使っていたりします。
場所がリビングになりますので、しょっちゅう家族に話しかけられますので、ヘッドホンで完全に外音を遮断すると奥様のご機嫌損ねてしまいますので、そんな意味でも満足して使っていたりします。

ということで、少しでも参考にして頂ければと。





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