サドル高と膝の痛みの関係(たかが5mm、されど5mm)

この記事は約4分で読めます。

■ サドル高が5mm違うだけで膝裏に痛みが出る

一昨年の年末にがっつりポジション調整を行なったため、ここ1年はロードバイクのポジションについてはある程度固定化され、あまりあちらこちらと痛みを感じることもなくなっていました。

それが昨年末にかけてローラー台を使ってスイートスポットトレーニングを始めた頃から、すこーし右膝の裏に「張り」を感じるようになってきました。
最初こそあまり気にしていなかったのですが、徐々に「張り」が「痛み」に変わってきたことで、真面目にポジションの再検証を行うことにしました。

1. 痛みの症状は?

まず痛みが発生している箇所ですが、右膝の裏側になります。左膝はなーんにもありません。

一般的に、膝の右側/左側に痛みがある場合は、ひざを「ねじって」ペダリングをしている可能性があるそうですので、足をまっすぐに上げ下ろしするようにしたり、クリートの取り付け位置の見直しをする必要があるそうです。

ロードバイクに乗り始めたばかりの頃はこの手の痛みがよく出ていましたが、最近は膝の左右に痛みが出ることはあまりなくなりました。

次に、膝の頭(上面)に痛みが出る時にはサドルが低すぎるか、サドルが前に出すぎている可能性があり、膝の裏が痛い時には膝が伸びきっている可能性があり、サドルが高過ぎたり、後ろに座り過ぎている可能性があるそうです。

むかーし、イキがってサドルを高くして、ケイデンスがしがし上げて走ってみたら一発で膝裏を痛めたことがありましたが(汗)、今回の痛みの症状はこれに近いです。

そうです。
サドルの高さが合っていない可能性があるんです。

2. 考えられる原因(サドルの高さが合っていない?)

とはいえ、最近はポジション調整などはすっかりやっていません。
同じサドル高、前後位置でやってきたのに何故?と思っていたのですが・・・。

思い当たるフシがありましたよ!

先日サドルを新調したのですが、その際に「サドルを変更するなら丁度良いからシートポストも綺麗にするか」と、シートポストを抜いてワコーズのフォーミングマルチクリーナーで綺麗に拭き上げたのですが、その時に高さの目印として張っていたメンディングテープがずれてしまった可能性があるかも、なんですね。

その時には「ん? 動いてないよね?」と、テープ位置がズレていない方に賭けたのですが、もしかするとズレていたかも。

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私が乗っているピナレロ GAN S はシートポストに目盛りみたいなデザインが施されているのですが、シートポストの位置を記憶するにも重宝していたりします。

少しずるっとズレたメンディングテープを戻す時に、目盛り位置に合わせて戻したのですが、その際に「1目盛り分」間違った可能性があるんですね。

ちなみに、この1目盛り分がおおよそ5mmになります。

ほほーう・・・。
たった5mm、サドルが高くなっていた可能性があるというわけですね。

それでこんなに膝裏に痛みが出るんかい・・・汗

3. 他にも症状(異常)はあるのか?

膝裏以外に痛みはあるのか?となると、特に痛みはありません。
ただ、ここ最近スイートスポットトレーニングをやっている関係で、ガーミンに表示されるパワー値を意識して走る際に、どうしても「ペダルを回す」ことよりも「ペダルを踏む」ことが多くなってしまっていました。

ペダルを踏むとどうなるか?

足裏が痺れるんですね・・・。

やべっ、と気づいてペダルを踏まないように意識し、とにかくペダルを回すように心がけると、同じパワー値を出していても、足裏は痺れなくなります。
ほんと、不思議なもので。

サドル位置が少し高くなったのに加えて、「踏むペダリング」になっていたことが重なって痛みが出てきてしまったのかも、です。

4. 面倒なので簡易にサドル高さを再調整(5mm下げてみた)

前回、がっつりポジション出しをする際には、写真を撮って膝の角度まで調べて、とかなり気合を入れて調整を行いました。

うーん・・・。
この冬の寒空でこの調整をやるのはしんどいです・・・。

ということで、今回は簡易的なサドルの高さ調整を行うことにしました。

【サドル高を求める公式】
  サドルの高さ:股下 × 0.875cm

サドルの前後位置やクリート位置については、以前がっつり合わせていましたので、高さ調整だけならこの公式に当てはめて調整しても良いかな、と。

で、実際に計算してみて求めた値と、今のサドル高さとを比べてみると・・・。

見事に5mmサドルが高くなっていた!!

やっぱり、1目盛り分間違っていた説が濃厚ですね。

5. その結果や如何に?

ということで、サドルを5mm下げてみたわけですが、すでに発生してしまった膝裏の痛みがしぶとく残っていたりしますが、サドル位置調整後は痛みが悪化することはなく、少しずつ緩和されていきました。

とはいえ、違和感が全てなくなったわけではありませんので、どこぞ天気の悪い週末にでも、一度がっつりポジション調整やらないとなー、と考えています。

たかが5mm、されど5mm。

わずかな差を侮ってはいけませんね・・・。

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■ ロードバイクにおける体の痛みサドル
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コメント

  1. shige より:

    シートポストを基準にした場合、サドルを交換した際にレール高や厚みの違いで若干の誤差が出るように思うのですが、どうなんでしょう。
    私はBBの中心から座面までの長さでサドル高を決めています。

  2. たかにぃ より:

    座面に板を乗せ座る位置とBB間でサドル高測りますが一度調整したところから変えるなら2mm程度、急に5mmって変え過ぎかと思います。

  3. おとーさん より:

    >shigeさん
    おっしゃる通り、サドルの厚みでも変わってくるのではないかと思っています。
    今回は同じメーカー(Fizik)ということで軽々に考えて、交換を実施したのがまずかったなー、と反省しきりです。

  4. おとーさん より:

    >たかにぃさん
    ご指摘ごもっともです・・・汗
    実はサドル高については今だに迷宮の中におりまして。
    今回も「おそらく1メモリ?」ということで変更しているのですが、それが正解なのかも今やよく分からなくなってきております。
    シートポスト変える時に、慎重に1メモリ・・・とずりずりずらしていると、ずずっ、と一気に数センチ動いてしまい、あれ?元の場所どこだっけ?状態になっていたんですよね。
    変更前にずれないようにきちんとマスキングテープ貼っておくとか、BBからの長さを控えておくとか、そんな基本的なことも忘れておりました。(新しいサドルだやっほー! と舞い上がっていました・・・)
    実は現在、がっつりポジション調整作業も進めておりまして、そこではミリ単位で少しずつ変えながらポジション模索を続けております。
    3mm変えただけなのに、こんなに違うんだっけ?と、その違いに驚きつつ、微調整重ねておりますが、その辺りの詳細はまた改めてまとめたいと思います。

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