いつの間にかマビックのチューブレスタイヤがバージョンアップしていた(イクシオンプロUST II)
私が現在愛用しているマビックキシリウムエリートUSTに付属している純正のチューブレスタイヤ、マビックイクシオンプロスUST。
いつの間にか「イクシオンプロUST2」にバージョンアップしていてびっくりです。
もうちょいメディアが取り上げるもんなのではないでしょうか?
私は使ったことはありませんが、ロードバイクの定番タイヤの1つ、コンチネンタルのグランプリ。
これなんか4000から5000にバージョンアップした時には各方面のメディアが取り上げていろいろ解説してくれていた記憶が。
イクシオンプロUSTも良いタイヤだと思うんですけどね。。。
さて、何が変わったのかなー、と調べてみて驚愕です。
なにこの情報の少なさ!!
何が変わったのかよく分かりません・汗
マビックの公式サイトを見てみます。
こちらがイクシオンプロUST。
現在私が使っているバージョンになります。
実はこちらのタイヤも一度ひっそりと変わっていたりします。
こちらが2017年当時、購入時に付属していたイクシオンプロUST。
ホイールとロゴがお揃いですね。
2018年にタイヤを履き替えた時にはこちらの新ロゴに変更されていました。
この時には名称は変更されることなく、同じ「イクシオンプロUST」のままでした。
それが今回は「2」にバージョンアップ。
その姿がこちら。
なにこの間違い探し・・・。
小さく「2」と入ってはいますが。
で、さらに難しいのが変更点。
説明文を読んでも、最初何が変わったのか気づきませんでしたよ。
説明文が直訳ガチガチなのは気にしないで下さいね。
マビック公式の説明文をそのままコピペしてみます。
主なメリット
『転がり抵抗が減少し、さらなる高速走行が可能に
“タイヤとチューブの摩擦がゼロに
独自の新開発「11ストーム」コンパウンドがグリップと低い転がり抵抗とのベストバランスを実現
クリンチャータイヤとチューブの組み合わせより軽量”』
『取り扱いも修理も簡単
“MAVIC USTホイールシステムとのパーフェクトマッチを保証
ビードの直径と剛性を厳格に管理
タイヤの装着を容易にするのに十分なストレッチ性を備えたケブラービード” 』
『パンク耐性を高め、快適性を向上
“リム打ちパンクを引き起こすことなく、より低い推奨タイヤ空気圧を達成
わずか30gのシーラントでほとんど全てのパンクを防止
タイヤ幅は25mmと28mm” 』
これら「主なメリット」についてはまったく変更がありませんでした。
いやいや、少しは工夫しようよ、マビックさん・・・。
で、最初の謳い文句に変更点がありました。
最初はまったく気づきませんでしたよ。
こちらが従来のUSTモデル。
極めて低い転がり抵抗と優れたグリップを両立し、タイヤ取付時の煩雑さを解消した軽量ロードUSTタイヤ
こちらがUST2。
極めて低い転がり抵抗と優れたグリップを両立し、タイヤ取付時の煩雑さを解消した軽量ロードUSTタイヤ。新しいより丈夫でパンクに対する耐性が高いコンパウンドで
文末がぶった切られているのは何かのミスなのかなー、と思ったのですが、がちがちの直訳なだけのようです。
The light Road UST tyre, with super low rolling resistance and superior grip, that solves the issue of installation. Now with a new more durable and puncture resistant compound.
参考までに米国サイトを見てみると、違いは同じように最後の赤字の一文があるかないかだけでした。
要するに、イクシオンプロUST2になって、より耐久性が高く、耐パンク耐性が高いコンパウンドを採用したよー、ということに尽きるようです。
ちなみにコンパウンドは、天然ゴムや合成ゴムのポリマーに、カーボンブラックなどの補強材、硫黄、加硫促進剤などの各種薬品を複雑に配合してつくられるものだそうです。
ま、素材を工夫して耐久性上げたよ、ということですよね。
気になるお値段ですが、マビック公式サイトを見ると、従来のUSTが税抜き7500円。
新しいUST2が8500円でした。
ということは、上位、下位バージョンということで併売していくのかな?と思いきや、.comの英語サイトを見ると、いずれも59ユーロで同額。
やはり後継モデルなんでしょうね。
ちなみにマビックのサイトを見ると、USTではないイク
シオンプロタイヤには「NEW」のマークがついていましたが、UST2にはNEWのマークはなく。
ほんと、いつの間に更新されていたんでしょ。
Amazonはどうだろ、と覗くときちんとUST2も並んでますね。
それよりも、従来品のUSTが半年前よりもお安くなっていました。
以前は2本で15,000円くらいしてましたから、UST2が出て在庫処分モードなんですかね。
まだしばらくはタイヤ交換時期ではないのですが、次回交換時にはUST2に交換してみて、どれだけ耐久性が上がったのか比較してみたいところですね。
コメント
Hutchinson Fusion5 Performanceと同じコンパウンドとするとIksion Pro UST2は悪くないです。転がり抵抗の低さ変わらずでパンクしにくいのは良いと思います。
ソロで走っている限り、6時間ロングライドの道のりがエアロロードで12分早くなろうがパンク1回で所要時間も疲労度もひっくり返りますからね。(勿論レースやグループライドで登りで200m離れると視野から消え焦りかねないのでエアロは意味ありますが…)
マイナーチェンジは値上げの口実だったりしますから(笑)
私もそろそろチューブレス化したいです。
その前に新しいホイールですが。
マビックタイヤはいいけどUST規格を他企業にも解放しないと比較できないからねえ。いいですよと言えるけど、適切に使うためにホイールごと買えとは紹介できないわ。
>たかにぃさん
そうでした、ハッチンソンとの共同開発でしたね。
そうだとすると期待持てますかね。楽しみです。
私の場合、現行のイクシオンプロUSTがパンクしたのがたまたま自宅だったので助かりましたが、外出先でパンクしたら全てひっくり返るのはその通りですよね。。。
少しくらい重量は犠牲にしても良いので、パンクし辛いタイヤの方が個人的には歓迎です。
>shigeさん
いやいやほんとそうですよね・笑
何が変わったのかもっと積極的に発信してくれないと、消費者としては疑心暗鬼になるばかりですもんね。
私はマビックしか経験はないですが、チューブレスはとても快適ですよー。
ただ、はめやすいと言われているマビックUSTでギリギリの握力しかないもので、他社性のチューブレスタイヤにはなかなか怖くて手が出せていませんが・・・。
>右滝さん
たしかに、どんなに良いタイヤでも、「ホイール毎交換しないと使えません」というのではとても人にオススメできるものではないですよね。。。
もちろんマビックのホイールも素晴らしいとは思うのですが、USTは「素人さんにも優しいチューブレス」という規格が全てのような気がします。
色々なサイトの見解見ても、マビックに関してはホイールの評価というよりもUSTタイヤの評価になっている気がしますし、それこそ空気圧の違いによってかなり印象も変わるので、色々な意味で「他社と比較し辛い」ホイール/タイヤ規格になっている気がします。
その分、私のようにどっぷりUSTのチューブレスに惚れ込んでしまうと、ホイール選択の1stオプションがマビック製品になりますので、商売としては成功なんでしょうね。
耐パンク性の高いチューブレスだとIRC Formula Pro X-Guardが、サイドカットまで気にしなくていいならFormula Pro RBCCが乗り心地が良いのでお勧めです。
嵌め易さならHutchinson Fusion5 Performance TLがYksion Pro USTより扱い易いです。
今はホイール4組をチューブレスクリンチャーで運用していますが、乗り心地も良いしパンク時の対応も楽なのに慣れしまい今更チューブドには戻れないですね。
>たかにぃさん
なんと素敵な情報ありがとうございます!!
嵌めやすさはハッチンソンが上なんですか。それは魅力的です。おそらく乗り心地などはイクシオンプロUSTと同レベルなんですよね。
IRCについても幾つか記事を見たことがあるのですが、とても好評化なようで。
今のタイヤの交換時期が春〜夏頃には来そうですので、暖かくなってゴムも柔らかくハメ易い時期が来たら、イクシオンプロ以外もチャレンジしてみましょうかね。