【製品レビュー】フィニッシュラインドライルーブ 3ヶ月経過レビュー

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フィニッシュラインドライルーブ 3ヶ月経過レビュー

今年に入ってから、チェーンオイルをドライに変えてみたらどうだろう?という興味本位から、それまでのウェットタイプからドライタイプに変更してみました。

奇しくもタイミングがコロナ渦と重なったこともあり、外で走った回数は1割程度、9割は屋内でローラー使用だったこともあり結果的にはドライルーブに変えて大正解だったかもしれません。

1. 注油のタイミング

色々と諸先輩方のブログを参考にさせて頂くと、フィニッシュラインのドライルーブは200〜300km走る毎に注油するのが良い、という意見が多そうでした。
ここ最近はコロナ、梅雨と続いたおかげでまったくと言って良いほどライドに出掛けられていません。

ローラー台は一回あたり60分〜120分、週に3〜4回乗っていますので、1週間のライド状況としては時間換算だと4〜8時間、距離換算だと80〜120km程度となっています。

その結果、おおよそ2〜3週間に一度注油をするようにしています。

  • その日のライドが終了した時点でチェーンの汚れを拭き取る
  • フィニッシュラインのドライルーブをAZ狭所用オイラーに詰め替えて注油
  • 余計なオイルをさっと拭き取る
  • 次回ローラーに乗る際、最初にチェーンを拭き取ってからローラー開始

そんなサイクルを2〜3週間に一度繰り返してきました。

2. 汚れ具合はどの程度か?

ぱっと見それほどチェーンの汚れは目立ちませんが、ワイプオールで拭き取ると真っ黒になります。

100%室内でしか乗っていなかった時も、やはり拭いてみると真っ黒になりますので、こればかりはどうしようもないのでしょうね。
ただ、ウェットタイプの時と比べるとかなりマシですが。

ちなみに、ワイプオールで汚れを拭き取った状態がこちら。

dry_04

ウェットタイプのチェーンオイル を使っていた頃は、ワイプオールで拭くくらいではここまで綺麗にはなりませんでした。

ディグリーザー使って拭き取ってこのレベルですかね。

そう考えると、やはり汚れに強いというのはその通りかな、と思います。

お次にスプロケットの汚れ具合はこんな感じ。

dry_03

歯の部分だけ汚れていますね。

追加注油の際はある程度余分な油を拭き取るようにしてはいますが、どうしてもチェーンについていたオイルがそのままスプロケットに付着してしまうんですよね。

これがウェットタイプだと、もっとスプロケット全体にオイルが付着し、全体的に真っ黒になるのですが、ドライタイプだとスプロケットの歯の部分にだけオイルが付着するようで、汚れる範囲が少なく済んでいる模様です。

この程度の汚れだと、ワイプオールで拭き取るだけでかなり綺麗になりますので、その点でもメンテナンスは楽ですね。

3. チェーンの「滑らかさ」はどの程度保つのか?

チェーンオイルの本来の目的であるチェーンの潤滑性に関してですが、ウェットタイプに比べると「切れる」のは早く感じます。

ローラー台だと3回目くらいから、すこーし「キュルキュル」というオイル切れの兆候音が聞こえ始めます。
100km超のロングライドに出れば、一度でここまで到達してしまいます。

ただ、そこから「明らかにオイル切れしてしまった」という状態になるまでは少し粘るようでして、ローラーだと6〜7回、ロングライドだと2回くらいは保つかな、という感覚です。

個人的にも200〜300km毎に注油、というのが無難かなと感じています。

4. ホイールのフリーオイルの状態と比較してみた

ちなみに、室内メインで走るとホイールのフリーオイルはどうなるかな?という話ですが。

コロナ突入後はフリーオイルの再注入は実施していませんでしたが、ここに来てラチェット音が大きくなってきました。
走行距離にすると、1000kmオーバーになるかと思いますので、そろそろ注油時期になりますね。

マビックのフリーハブ(FTS-L)は、オイルを挿すとラチェット音が小さくなり、オイルが切れてくるとラチェット音が大きくなってきますので、オイル切れの兆候が掴みやすくて助かります。

で、早速スプロケットを外して覗いてみると、驚きの結果が。

dry_01

オイルはほんの少し残ってはいましたが、まー綺麗なこと・・・。
通常だと1000km走行後は、この辺りはもう真っ黒になっているのですが、チェーンと異なり屋内ローラーのみの場合、フリー内部まで汚れは到達しないんですね。

dry_02

ラチェット周りにはまだ若干オイルは残っていましたが、こちらもまー綺麗なものでした。

おそらく梅雨が明ければ以前のようにライドに出掛けられるようになるでしょうから、今回はある意味貴重な「屋内主体の使い方だとこうなる」というサンプルだったかもしれません。

ローラー台専用のロードバイクを保有している人であれば、チェーンオイルはドライタイプにしておくとメンテナンスがかなーり楽になるようですので、おすすめですね。

コメント

  1. より:

    こんにちは。このチェーンオイルに関する事も、オートバイ・車のエンジンオイルと同じで、色々な情報が乱立してますよね。コレに関しては、自分が一番って思ったものが、最高だと思ってます(^_^;) フィニッシュラインは、グリスでお世話になってます。
    ちなみに私が使ってるのは、CPOってオートバイでは有名なのかな?を使ってます。超極圧潤滑剤の部類になるかと。これもドライタイプになるのですかねぇ?(^_^;) これが無くなったら、次はベルハンマー試してみようと思ってます。

  2. おとーさん より:

    >ぶさん
    おっしゃる通りですねー。
    チェーンオイルって、比較的短時間で切れていくものなので、ベストな状態が長続くし辛く、複数製品を比較し辛いかなー、と個人的に思います。
    で、分かりやすいのは「汚れやすさ」の見た目なんですよね・・・。
    その意味で、最近ドライタイプがお気に入りですが、またライドに出かけられるようになってきたら、「やっぱりウェット最高!」とか言ってるかもしれませんし・汗
    その時々で自己満足に浸っているのが幸せかな、と思いつつ、色々製品あるので次はまた別のものを試してみたいな、とも思います・笑

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