■ 初のワックス系チェーン潤滑剤に挑戦(Squirt Dry Lube)

今年一番ちまちまとこだわったのは、チェーン潤滑剤のような気がします。
コロナ渦の影響もあり、室内でローラー台に乗る回数が増えたこともあって、チェーンの汚れが目に付くようになったんですよね。

少しでもチェーンが汚れにくいものが欲しいな、と。

実際に今年はフィニッシュラインのドライルーブを使い続けていまして、それまで使っていたウェットタイプに比べて圧倒的に「汚れにくい」点でとても気に入って使っています。





そんな中、先日の記事でも書きましたが、Squirt Dry Lubeなるものがとても評判が良いと聞き、以前より一度はワックスタイプのチェーン潤滑剤も使ってみたいな、と思っていたこともあり、ついついぽちっと購入しました。








1. Squirt Dry Lubeとは

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日本国内での取り扱いが開始されたのが2015年頃なのでしょうか、検索してみるとその頃にはいろいろなブログで取り上げられていたようですね。

国内の販売代理はトライスポーツさんのようでして、公式サイトの紹介はあっさりしています。




    • ワックス系チェーン潤滑剤
    • 液体が乾燥するとドライタイプになる
    • チェーンがきれいなままで長時間持続
    • 持続性:約480-640km
    • 低摩擦抵抗


ここで個人的に驚いたのが持続性ですね。
いろいろなレビューを見ると300km程度でチェーンがキュルキュル鳴き出すという人もいれば、500〜600kmは保つという人もいますので乗り方によっても変わりそうですが、なかなかの持続性ですね。

現在使っているフィニッシュラインのドライルーブだと、200〜300km程度でキュルキュル鳴り出しますので、それと比較するとかなり期待できそうです。

ちなみに、私は軽量ローディーかつ脚力も低めなタイプ、それでいてケイデンスはアベレージで80前後をうろつくようなタイプですので、比較的チェーンにかかる負荷は低めなタイプかと思います。

フィニッシュラインのドライルーブも、人によっては100kmちょいで音が鳴り出すという人もいますから、この辺りは人それぞれですね。


で、先日の記事でも書きましたが、早速購入しようとすると国内だと在庫がある先があまりありません。
当時はAmazonを見てもプレミアム価格になっていました。

そんなわけでWiggleから購入したのですが、ようやく我が家に到着。


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送料無料にする為に、ついでにチェーンクリーナーもゲットです。



2. Squirt Dry Lube の特徴と作業手順

公式サイトではこのような説明があります。



初めて使用するときは、他のチェーンオイルを脱脂してから使用。(squirtのBio-Bikeクリーナー原液を使用可)
またsquirtのドライルーブを使用したチェーンに他のチェーンオイル、グリスを混ぜない。


若干日本語が雑ですが・汗

むしろWiggleの商品説明の方がわかりやすいです。




Squirt 商品の上手な使い方
他のウェット系・ドライ系グリスでベタベタしたチェーンの上に重ねて塗布しないでください。
最初に脱脂して、チェーンを乾かしてください。
チェーンの各ローラーに Squirt 商品を 1 滴落とし、拭き取らないでください。
5 分後に再度塗布してください。 塗布しすぎて潤滑剤がチェーンから滴り落ちても、驚かないでください。

ボトルの説明書きがこちら。


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Squirt Long Lasting Chain Lube is what every cyclist wants: a long lasting dry lube that does not gather dirt. The first successful wax/water emulsion, containing as much wax as needed to last for the duration of a marathon ride. It prolongs the live of your drivetrain by reducing friction and chainsuck while improving shifting and reducing irritating dry chain noise. Do not degrease. If needed clean with dry brush.

(意訳)
「Squirt Long Lasting Chain Lubeは、すべてのサイクリストが求めていたものです。初めてワックスと水を含む乳剤タイプで商品化に成功。長距離のライドにも耐えられる分量のワックスが含まれています。シフティングを改善し、イライラするチェーンノイズを軽減しながら、摩擦抵抗やチェーンの吸い付きを低減し、ドライブトレインの寿命を延ばします。脱脂はしないでください。必要に応じて乾いたブラシで汚れを落としてください。」

どこぞの紹介記事でも読みましたが、完全なワックスタイプではなく、水と混ぜて乳化させることに成功した点が特徴になっているようです。
そのおかげで、ワックスタイプにあるような「鍋でワックス溶かしてどぶ漬けする」みたいな手間のかかる作業なしに使用できるようになっています。




DIRECTIONS:

Initial Application:
Remove factory grease and other lubricants completely. Follow the application instructons below and repeat after 5 minutes.

Repeat application:
Shake bottle and apply to inside of DRY chain while turning the cranks. Do not wipe off. Allow chain to dry completely before cycling - especially in wet conditions. Do not degrease again. 


お次に作業指示ですね。

(意訳)
「初回:チェーンについている、工場出荷時のグリス等の潤滑剤を完全に除去してください。下記(2回目以降)の要領で塗布した後、5分後に再度塗布してください。」

「2回目以降:ボトルを振って、クランクを回しながら完全に乾かしたチェーンの内側に塗布してください。塗布した後は拭き取らないでください。ライドする際にはチェーンを完全に乾燥させて下さい。再脱脂はしないでください。」


初回の塗布前には完全に脱脂して乾燥させる必要があります。
ただ個人的に「本当に?」と思っている点が、Wiggleの商品説明にも「MTB バイクとロードバイクの両方で、チェーンを清潔に保ち長距離走行を可能にします。 脱脂剤は必要ありません。」とあるように、2回目以降はディグリーザーが不要、という点です。

使用後の汚れは乾いた布で拭き取ったり、ブラシ等で落とした上で「ディグリーザーなしで」再塗布してね、ということなんですよね。

ほんとその通りだったら今後のメンテナンスが楽で助かります。




3. まずは前準備 〜完全な脱脂を目指して〜

続く週末、早速作業に入ります。
今回は作業前に手順を書き出しておくことにします。
ちょいと午後から用事がある為、午前中に作業を終わらせる必要がありまして、テキパキやらないと、なもので。

ちなみに、事前にチェーンは購入済み。
消耗品ですので、105で良いかな、とケチっています。





作業手順はこちら。

  1. チェーンを外す
  2. 新しいチェーンの長さを古いチェーンに合わせてカット
  3. カットした新しいチェーンをチェーンクリーナーに漬け置き
  4. ホイールを外す
  5. スプロケットを外す
  6. クランクセットを外す
  7. チェーンリングを外す
  8. スプロケットとチェーンリングをディグリーザーで脱脂
  9. リアディレイラーのプーリーを外す
  10. プーリーを新品に交換
  11. ハブの清掃、フリーオイルの注油
  12. チェーンを中性洗剤で洗浄(クリーナーを落とす)
  13. チェーンの水分を拭き取り、日向で釣り干し
  14. スプロケット装着、ホイールの装着
  15. チェーンリングをクランクセットに装着
  16. クランクセットの装着
  17. チェーンにSquirt Dry Lubeを塗布(1回目)
  18. 5分後にチェーンの上下をひっくり返して再度塗布(2回目)
  19. 一晩乾かして終了

今回はドライブトレイン全体の脱脂を行おうと思っています。
フロントのチェーンリングは当然として、購入から2年半近く経過していますので、リアディレイラーのプーリーも交換してしまおうと思います。





そこまで高くないものですし、以前プーリーからワカメが出てくる事件もありましたので、そろそろ新しくしてあげようかな、と。





現在使っているチェーンですが、おおよそ2年半ほど使用しています。
私の場合、2本のチェーンを交代しながら使っていますので、実際の使用期間は14〜15ヶ月程度。
走行距離も5000〜6000km程度でしょうか。

乗り方によっても違うと思いますが、早いと3000〜4000kmで交換、という話をよく聞くのですが、私の場合チェーンチェッカーを使っても、未だに0.75が入りません。





これは貧脚のなせる技・・・でしょうか?


実際に新品と比較してみます。


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一年以上使っているにもかかわらず、この程度の伸びなんですね・・・。

ま、完全脱脂する必要もありますので、良い機会なので新品に交換することにしましょう。


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今回 Wiggle で購入したチェーンクリーナー。
容量が多い割に安かったので、一緒に購入。


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新品のチェーンも工場出荷時の油がついていますので、そちらを落とす為にどぶ漬けしておきます。


作業手順に従って手順を進めていきます。

プーリーを外すと見慣れた光景が。


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どうしても室内でローラー台回していると、お嬢様の髪の毛が絡まるんですよね・汗


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漏れなく両方についていました。


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綺麗に拭き上げたうえで、新品に交換してあげます。


ついでにハブの清掃もしておきますが、ここ最近ドライな環境でしかライドに出かけていないからか、とても綺麗。


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前回フリーオイル交換してから1000km以上は走っているんですけどね。
なんとなく、キシリウムエリートUSTよりも、コスプロカーボンUSTの方がハブの汚れは少ない印象です。
なんでだろ。




4. Squirt Dry Lube 〜塗布してみた〜

で、ここからが今回のメインイベントです。
ここに至るまでで既に1時間半が経過・・・。急がなきゃです。


こちらが日向ぼっこさせて乾燥させた新品のチェーン。


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もうね。
永遠にこの輝きを放ってくれると嬉しいのですが。

作業指示によると、チェーンを取り付けた状態で、クランク回しながら注油してね、ということなのですが、ひとまず新聞紙に乗せてドライルーブを一滴ずつ垂らしていくことにします。


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こんな感じですね。

で、作業中やたらと背中に視線を感じます。
振り返るとこんな感じ。


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めっちゃシャイニング状態。。。


さておき。
一通りドライルーブを垂らし、5分立ったらチェーンを上下ひっくり返してもう一巡垂らします。


で、この日はここまでで作業終了!

所用時間、2時間30分でした。
なかなか骨が折れますね。




5. 実走前でも分かる「評価が分かれる理由」 〜ワックスのカス〜

で、翌日。
24時間経過してどうなったか?


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乾いたワックスがチェーンにこびりついています。

これ、全てではないんですよね。

場所によっては、綺麗に浸透して余りが出ていないリンクもありますし、少し量が多かった箇所では、浸透仕切れなかったワックスがプレートの間に溜まって乾いています。


別の場所。


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こんな感じでカスになっています。


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新聞紙に垂れて乾くとこんな感じに。


ここで一つ合点がいきました。


いろいろなレビューを見ると、「チェーンはウェットの時のように汚れないが、黒いカスがたまってしまい、その掃除の方が面倒」という意見もあれば「多少の黒いカスは出ますが、そこまでではないので気になりません」という意見もあったんですね。

この「余計な」カスの量次第で評価が分かれているような気がします。

ということで、この段階ではまだバイクに取り付けていませんので、プレートの間にたまった乾いたカスを爪楊枝で新聞の上に落としていきます。


あとは、初回走行に向けては、ライド前日にもう一度塗布した方が良いそうです。
この週末はこの作業で終わってしまいましたので、次回走行前日にはもう一巡差さないとですね。
さてさて、実力がどの程度なのか今から楽しみです。


で、プチ衝撃。
この記事書いている時点でAmazon覗いてみると、比較的良心的な値段(定価プラス送料)で在庫が復活していますね・・・汗





Wiggleで送料無料になるほどの買い物がある時には、Wiggleで買った方が圧倒的にお買い得ですが、そこまで買うものがない時には、Amazonよく見て単品買いでも良いかもです。
もうちょい国内流通が潤沢だと嬉しいんですけどね。





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