■ Squirt Dry Lube を再塗布してみた
昨年から使い始めたチェーンワックス、Squirt Dry Lube。
売り文句として「480km〜640km(300〜400マイル)持続可能」という点については異論なし、という点を前回確認しました。
前回はチェーンをざっと拭き掃除した後そのまま追加塗布したわけですが、その後更に約600km走りましたので、今回は「一度洗い流してから新たに塗布」してみました。
目次
1. チェーン洗浄せずに追加塗布した後600km走った状態
(1) 汚れ具合
(2) 走行性能に関して
2. 中性洗剤で洗浄
3. ディグリーザーで洗浄
4. Squirt Dry Lube 再塗布
1. チェーン洗浄せずに追加塗布した後600km走った状態
(1) 汚れ具合
(2) 走行性能に関して
2. 中性洗剤で洗浄
3. ディグリーザーで洗浄
4. Squirt Dry Lube 再塗布
1. チェーン洗浄せずに追加塗布するとどうなるか
Squirt Dry Lubeの使用方法としては、「ディグリーザー使わずにそのまま追加塗布してしまったね」記載されています。前回は指示通りにディグリーザーで洗浄したりせず、チェーンをワイプオールでぐりぐりぬぐってから追加塗布しています。

こちらが追加塗布してから乾いた状態。
お世辞にも綺麗な状態とは言えません。
ですが指でぐりぐり触ってもあまり汚れが手につくことはなく。
今回はこの状態で約600km走りました。
(1) 汚れ具合
その後、チェーンの汚れ具合はどうなったかというと。こんな感じになりました。

黒いワックスかすが増えたかな?
プレート部分の汚れ具合についてはあまり変わりありませんね。

プーリー周り。
こちらはあまり汚れがついていません。

フロントチェーンリング。
所々に黒いワックスかすが付着していますが、全体的に黒い汚れがこびりついている、みたいなことはありませんでした。
前回の追加塗布時には、塗布後にプーリーやチェーンリングに付いてしまったワックスを拭き取るようにしましたので、その成果でしょうか。
また、前回はメンテナンス台に載せた後、チェーンローラーを使って塗布したお陰で、ワックスはスプロケットにはほとんど付着せずに作業を完了させてました。
その成果がこちら。

ウェットなチェーンオイルの場合、約600km走ったらこんな状態では済みませんよね。
ワックスかすは出てしまいますが、汚れが駆動系に移ることはないという点がワックスの特徴。
最初の塗布時にワックスがつかないように気をつけてあげると、スプロケットに関してはほぼ汚れないということが今回わかりました。
スプロケットに関しては、今回は掃除不要です。
こいつは楽ちん。
但し、チェーンステーには黒いかすが飛び散ってしまいます。

固く絞った雑巾で拭けばすぐに取れる汚れではありますが、気になる人は気になる点でしょうか。
(2) 走行性能に関して
走行性能に関しては、新規に塗布した時と大きな違いは感じ取れませんでした。「こここここっ」という感じでチェーンが回ってくれます。
今回は週末が天気良かったこともあり約600kmで塗布し直すことになりましたが、実は600km時点でもオイル切れの際に「きゅいっ、きゅいっ」となるチェーンの音鳴りはありませんでした。
まだあと1、2回はライドいけそうでしたね。
今回も雨天ライドや路面がウェットなライドはなく、全てドライな環境で走りましたし、基本舗装路しか走っていませんので環境が良かったというのもありそうですが。
ほんと、この潤滑製が長く続く特性は有難いですね。
2. 中性洗剤で洗浄
今回は、一度チェーンを綺麗にしてみよう、ということで。こちらが作業前。

チェーンが汚れているというよりは、黒いワックスかすがコマの間にこびりついている状態です。
まずは中性洗剤で洗ってみました。

Squirt Dry Lubeは水に濡れてしまうとワックスが流れ落ちてしまう、という注意書きがありましたので、ボトルにチェーンと水を入れ、中性洗剤を入れてシェイクしてみました。

ボトルの上部、白くなっているのは全て泡です。
写真撮り忘れてしまったのですが、正直この程度では半分くらい汚れが落ちたかな?という状態でした。
続いて、柔らかいブラシでごしごしやってみます。

この後水で洗い流してあげると、見た目はほぼ汚れが取れました。
こちらも写真撮り忘れてしまいましたが・・・。
3. ディグリーザーで洗浄
ここで洗浄終了しても良かったのですが、チェーンのローラー内部にどこまで汚れが浸透していて、中性洗剤でどこまで落ちているかは未知数・・・。中性洗剤で洗浄、水洗い後にワイプオールで水分を拭き取ると黒い汚れ跡がまだ残りますので、内部にはまだ黒いワックス汚れが残っている可能性があります。
ということで、ディグリーザーを使って追加でごしごしやってみました。
使用したのは AZチェーンクリーナー。
文句なしの洗浄力を誇ります。
すると、そこそこ汚れが出ましたね。

そこそこ手間はかかりましたが、ウェット系のオイルを使った時よりは洗浄回数は少なめで済んだかもです。
- 中性洗剤でブラシごしごし
- 水でゆすぐ
- ディグリーザーでブラシごしごし
- 水でゆすぐ
- ディグリーザーを落とし切る為に軽く中性洗剤でブラシごしごし
- 水でゆすぐ
出来上がりはこちら。

やはり綺麗なチェーンは良いですねー。
この後水気をウェスで拭き取り、日向で完全に乾燥させてチェーン洗浄は完了です。
4. Squirt Dry Lube 再塗布
あとはSquirt Dry Lubeを塗布するだけ。この辺りの詳細は過去記事をご覧いただければと。
以前は冬場で気温が低かったこともあり、塗布後のワックスがそこそこ残ってしまいましたが、今の季節は比較的「さらっ」としていて作業がし易いですね。
塗布後、チェーンのプレート部分にはみ出たワックスや、プーリーやチェーンリングについた余分なワックスも拭き取っておきます。
塗布後はこんな感じ。

気温が暖かいこともあり、余分なワックスが少なめですね。
これは、ワックスかすの発生量は少なくて済むかもしれません。
乞うご期待ですね。
あとはフレームに飛び散ったワックスかすを拭き取りつつ、全体的にフレームを綺麗に拭き上げていきます。
この日は風が強くて、フォーミングマルチクリーナーが飛び散りやすく難儀しました・・・。
最後にワコーズのバリアスコートでぴっかぴかにします。
ワコーズのバリアスコートは吹きかけて拭き上げた瞬間からフレームがつやつやになりますので、何度やっても気持ち良い作業です。

見ているだけでうっとりしてきますねー。

年に2〜3回はバリアスコートをかけている気がしますが、汚れがつきにくく、ついてしまっても落ちやすくなりますので、ほんと良いコーティング剤です。

合わせて駆動部に注油も済ませ、今日のメンテナンスは完了。
これでまたしばらくはライドに専念できそうです。

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