忘れた頃にやってくるのがチェーン落ち。
昨年数回やらかしてしまい、お陰でフレームは傷だらけに。
その後はシフトチェンジに気を配ることでチェーン落ちは一切ありませんでしたが先日のライドでやらかしてしまいました。。。
K-Edge チェーンキャッチャーの効果や如何に
1. チェーン落ちについて
チェーン落ちには内側に落ちるケースと外側に落ちるケースがあります。
私の場合は外側に落ちたことはなく、全て内側になります。
チェーンが内側に落ちる主な理由は以下の2点。としては、
- ディレイラーの調整不足の場合
- フロント:アウター × リア:ロー側のたすき掛けの状態でフロントをインナーに落とす際にチェーンが落ちるケース
私の場合、ほぼほぼ後者のケースになります。
下り坂で勢いがついた状態(チェーンはアウタートップ寄り)で、上り坂が見えてきた所でリアをロー側に変速していき、「あ、フロントもインナーにしないと無理かも」と変則した時に「がしゃんっっ」と外れていました。
同じ場所て別日に複数回落としたこともあります・汗
このチェーン落ちは、きちんと意識して変速するようにすれば防げるものなのですが、忘れた頃に油断してやらかしてしまうんですよね。
そこで、内側へのチェーン落ちを防ぐ為に、K-Edge のチェーンキャッチャーを装着しました。
チェーンキャッチャーの効果や如何に?という話なのですが、その後チェーン落ちはなく。
それがチェーンキャッチャーのお陰なのかどうかは分かりませんでした。
そして、先日のライドでその真価が発揮されたのであります。
2. チェーンキャッチ失敗編
まず最初に「チェーンキャッチ失敗編」となります。
シチュエーションとしては、下り坂の後アウタートップ寄りで時速35kmほどで気持ちよく走っていたところ、その先にある上り坂に備えて徐々にリアをロー寄りにシフトダウン。
今日はこの先も長いし、フロントもインナーにしようかな?と、スピードがついたままの状態でフロントをインナーに落とした瞬間、「がしゃこんっっ」と、チェーンが落ちた感触が。
あー・・・。
チェーンキャッチャーは効かなかったのかなー、などと思いながらクランクを回すことなく徐々にスピードダウン。
そのまま停車後、路肩にバイクを担いで退避。
はい。
がっつりチェーン落ちてますね。
チェーンキャッチャーは?と覗いてみます。
ん?
インナーのチェーンリングの内側にチェーンが落ちていますが、チェーンキャッチャーは更にその内側に位置してますね・・・。
もしかして、チェーンキャッチャーのボルトが緩んでいた・・・?
K-Edge のチェーンキャッチャーの特徴は、フロントディレイラーに固定する為のボルトと、チェーンとの位置決めを行う為の調整ボルトが独立している点になります。
以下公式の謳い文句です。
フロントディレーラーとK-EDGEチェーンキャッチャーを独立したボルトで固定することで、非常に調整しやすく、チェーンがチェーンキャッチャーの下に落ちないよう、最適な位置に固定することが可能です。
その為、今回のように「万が一チェーンキャッチャーの内側にチェーンが入り込んでしまった場合」には、位置決め調整用のボルトを緩めてしまえばクランク内部に潜り込んでしまったチェーンを拾い上げることが可能なんですね。
ということで作業に取り掛かります。
まずは汚れ防止の為に、ニトリル製グローブを装着します。
先日購入したばかりでしたが、早速役に立つことに・・・。
嬉しくないですが。
汗でしっとり濡れた手に装着するのは骨が折れます。
指が入り切っていませんが作業はできますのでこのまま続けることに。
携帯工具のアーレンキーを使ってチェーンキャッチャーを緩めます。
その後チェーンを拾い上げ、フレームに当たらないように気をつけながらインナーのチェーンリングに引っ掛けてからクランクを逆回転。
無事チェーンは復帰。
チェーンの潤滑材としては現在 Squirt Dry Lube というチェーンワックスを使っているので本来であれば手に汚れがつき辛いのですが、この日は路面がウェットだったこともありチェーンにも水飛沫がかかり、ワックスが若干流れ落ちてしまっています。
やはりライド時にメンテナンス用のグローブを持参するのは正解、ですね。
その後再び、チェーンキャッチャーを固定します。
これが本来あるべき位置ですね。
ギリギリのラインまでチェーンキャッチャーを寄せて固定しました。
3. チェーンキャッチ成功編
その後ライドを続けること2時間。
アンタ学習しねーなー、と呆れられそうですが、その日は普段走り慣れていないルートを選んだこともあり、「やべっ、フロントもインナーに入れないと登れないじゃん」という上り坂でチェーンがたすき掛けに近い状態でトルクをかけたままシフトチェンジしてしまい、チェーン落ちアゲイン。
ほんと、自分の間抜けさに呆れるばかりです。。。
即時停車して確認すると。
おおっ!!
今度はチェーンキャッチャーがチェーン落ちを防いでくれていました。
ということで、本日のおさらいです。
- たすき掛けに近い状態(アウター×ロー)でのシフトチェンジは慎重に
- チェーンキャッチャーの固定ボルトの増し締めを定期的に行おう
ここ最近なかったチェーン落ちが立て続けに発生したことも踏まえると、フロントディレイラーの調整も行なった方が良いかもですね。。。
メンテナンス台でのフロント変速はとてもスムーズにできているので、この辺りの「あともう一歩」の微調整がまだまだ難しいですね。
そもそも論、たすき掛けに近い状態でシフトチェンジするなよ、という話でもあるのですが。
きちんと固定さえしておけば、チェーンキャッチャーはきちんと仕事をしてくれることが分かりましたので、今日のところは収穫あり、とポジティブに受け止めておこうと思います。
コメント
ニトリルグローブは少し手を入れた後に、手首のところから息を吹き込んで膨らませては指に合わせるとピッタリ入りますよ。
細かい作業をするときには操作性が違いますから指先たるたるは避けたほうが楽です。
>たかにぃさん
息を吹き込むという発想はありませんでした。
目から鱗です。。
早速今度試してみたいと思います!