■ 目の前で繰り広げられる熱き戦い!(横で光るブレーキランプが眩しい)


私はレースに出たこともないのですが、ツールドフランスとか、興味あるんですよね。
ただ、あれ見始めると確実にどっぷりハマって仕事にならなくなりそうで躊躇しています。

JSPORTS契約すれば、色々見れるみたいですね。
魅力的です。

そんな「レースは見てみたいな」と思っている私なのですが、先日ひょんなことからその願いが聞き届けられ、眼前で熱い草レースが繰り広げられました。






その日は相模湖に出かけ、ゼブラコーヒーでのんびりランチ。
帰路尾根緑道から尾根幹に入ったところからレースは始まりました。

私は陸橋の上を走っていたのですが、dhbのウェアに身を包んだそのローディーは下道から坂を登って私の目の前で尾根幹に合流してきました。

なかなかに肌寒い午後の時間でしたが、下はショーツスタイル。
くるくる高めのケイデンスで走るその姿は、ひと目見ただけで「あ、このローディーは早い人だ」と分かります。

このご時世ですので、10〜20m空けて後ろを走っていると、さっと私の横を追い抜くローディーが。
必然的に、次の信号で3台縦に並んで停車。
前に飛び込んできたのはBMCのローディー。

信号が青になり再び走り始めます。
dhbを先頭にBMCがぴったりその後ろにつきます。
私は例によって距離を取ろうと下り坂でブレーキをかけていたところ、今度は謎の黒いローテディーが私を追い抜き、そのままの勢いでBMCも抜いてdhbの後ろにポジションを取ります。


そして信号で停車。


もしかしてお知り合い・・・?と思いますが、信号停車でもまったく会話もなければ、誰かが振り返ったりすることもありません。
やはり赤の他人の模様。


信号が青になり、dhb、黒ローディー、BMCの順でぴったり並んで走り始めます。
今度も距離を空けようと、上りでゆっくり登っていると、今度はチェレステカラーのビアンキがスタンディングでぶんぶんハンドル振り回しながら私を抜いて行きます。

ハンドル振り回すのは良いのですが、激しくフレームも左右にふらついています。
素人の私の目から見てもペダルを踏み抜き過ぎているのがよく分かります。
かなり独特なスタイルですね・・・。

で、このビアンキ、何を思ったか前を走るBMCと黒ローディーも追い抜こうと横に並びます。



そして、その横で点灯するブレーキランプ・笑

car_kyuu_brake


おいおい、アグレッシブ過ぎるやろ・・・。

いったん追い抜けないとみると、BMCの後ろに戻りますが、隙を見て再び追い抜きにかかります。


おお・・・。


この辺りから、私は少し多めに車間距離を取り始めます。
そして、同じようにビアンキの後ろにいた自動車も多めに車間距離を取り始めます・笑


そこからデッドヒートが繰り広げられるのですが、何とか強引に黒ローディーとdhbの間に割り込むと、ビアンキはNo.2のポジションをゲット。


そして信号停車。



不覚にも私は5番手のポジションに・汗



せめてもの抵抗として、「私はこのレースには参加してませんよ?」アピールとして、最後尾につくBMCからは5mほど距離を空けて停車。


そして信号が青に。


先頭のdhbは常に高ケイデンスでくるくるペダルを回し素早いスタート。
一人別世界ですね。

2番手につくビアンキはスタンディングでスタート。


4台はぴったりくっついたまま走り続け、次の信号で停止。



なんか今日の尾根幹、いつもより赤信号多くない・・・?



そして一息遅れて私は再び5番手で停車。
今回は10m空けて停車。


信号が青になると、ビアンキ、黒ローディー、BMCと3台がスタンディングでリスタート。


なんか皆さん、ヒートアップされてます・・・?



そしてここでレースに動きが。


4番手についていたBMCが緩い上り坂で仕掛けます。

「俺はお前らよりも早いっつーのに、なんで俺の前に割り込んできたんだよ!?」
という心の声が聞こえてくるような熱い走りで、黒ローディーとビアンキの真横に飛び出ます。


そしてその横で点灯するブレーキランプ・・・。
なんかこの風景、さっきも見たな・・・。


黒ローディーは早めに後ろに下がりますが、ビアンキはスタンディングで対抗してきます。



マジですか・・・汗



しかし、私の目からも「体幹がしっかりしていて、ロスなくパワーをペダルに伝えられている」のはBMCなんですよね。
約5秒ほどのデッドヒートの末、BMCが2番手に躍り出ます。


うーん。
おそらく実力的には、dhb、BMCの順で、その後が残りの2台。
走りが綺麗なのは黒ローディーなのですが、野生的な走りをするビアンキにも未知数な可能性を感じます。
ビアンキはシッティングでペダル回している時から、フレームが右に左に揺れてますから、有り余る脚力、といったところでしょうか・・・。


そして再び信号停止。
私は安定の5番手。


先頭のdhbは至ってクールですが、後に続く3台は下を向いて息を整えたり、水分補給に余念がありません。



ほんと皆さん、知り合いじゃないんですよね・・・?
全く会話は交わされませんし、目も合わせません。


そして、信号が青に。
続くは長めの登り坂。
ここで再びビアンキが仕掛けます。


マジかい!?


BMCの真横に飛び出すと、ぶんぶんハンドルぶん回して追い抜きにかかります。
そしてその後ろで点灯する(以下略)。


その熱量に圧倒されたのか、ここでBMCはビアンキに2番手のポジションを譲ります。


おおーっ!!
やはり意外性のビアンキ!!


こりゃ、最後はどうなるの!?


と、めっちゃ続きが気になるのですが、少し車間を空け過ぎていたようで、次の信号で私一人だけひっかかってしまい、4人の姿はどんどん遠くなっていってしまいました・泣



結果がめっちゃ気になる・・・。


この後分かったこと。

  • その後しばらくして、一人で走る黒ローディーに追いつく。ま、途中から少し冷静な感じで4番手キープしてましたもんね
  • 尾根幹も終わり、矢野口の交差点にあるクロスコーヒーでバイクを停車させ、鍵をかけようとしているdhbを目撃。彼は常にクールなレース運びでした

そうなると、最後まで熱い戦いを繰り広げていたビアンキとdhbは、2人きりのレースを継続していたのだろうか?なんて夢想してしまいます。



いやー、面白かったです。


ですが、公道ですので、もうちょい周囲の車にも気を遣った走りを心がけられるともっと良かったかもですね・・・。 






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