既にいくつかのサイトでは年に一度のブラックフライデーセールが始まっていますが、本格化するのはこの週末から。
そんな中、海外記事で今年の自転車業界の状況や過去のブラックフライデーの傾向を踏まえた「おすすめ」に関する記事がありました。
特にゴアテックスに関する記事は私も知りませんでしたので参考になりました。
ローディー的ブラックフライデー買い方ガイド
今年はロードバイクを買うには良い年
こればかりは仕方ないのですが、ここ数年は自転車不況といっても良い状況でした。コロナを受けて自転車に関する受給が大きく崩れるとともに、各社ハイエンドの価格上昇とのダブルパンチ。
新しく自転車を購入するにはあまりよくない時期でしたが、そんな状況だったこともありブラックフライデーセールとはいえなかなか「出物」のロードバイクに出会うのは難しかったかと思います。
本当にお得なものを見つけたいなら、そして古いモデルでも構わないなら、3年ほど更新されていないバイクを探すといい。一般的に言って、これはバイクモデルの開発サイクルであり、特にトップエンドではそうであるため、2021年以降にカラーチェンジが行われただけのモデルを見つけたら、それはお買い得の特選モデルとなるだろう。スペシャライズドのAethosはこの条件にぴったり
いやー、ほんとにスペシャライズドのAethosは、今めちゃめちゃお買い得ですよね。最初に発表された当時はハイエンド寄り、電動コンポ限定のフレームとして発売されましたが、年を追う毎にローエンドまで降りてきており、今やカーボンディスクロードのエントリーモデルとしてもおすすめできる位お買い得感が増してきました。
Wahooのサイクルコンピューター
私もめちゃめちゃ気になっていますが、Wahooから空気抵抗も計測でるサイクルコンピューターが登場するのでは?という噂が出てきていますし、近々新モデルが登場する可能性が高い模様。もしこの週末のブラックフライデーセール期間により一段の値下げが行われるようなら、まさに「お買い得」なサイコンになるはず。
私自身、Garmin Edge1040 と Wahoo ELEMENT ROAM を愛用していますが、ガーミンのエコシステムにこだわりのない人であれば、サイクルコンピューター単体で見た時に Wahoo のサイコンはとても良いと感じています。
斜度の精度、反応速度だったり、UI/UXにおいては Wahoo はガーミンを凌駕していると思いますし。
待つのはAmazon一択
元記事は米国での話ではあるのですが、一般的にAmazonの価格は他のオンライン業者よりも価格変動が激しい為、常にAmazonの価格には注目すべき、との指摘をしています。
逆に、既にブラックフライデーセールを開始しているオンラインサイトでお気に入りを見つけた場合には、その後の価格変動はあまりないことが想像できますので、そのままお買い上げしてしまって問題ない、という話になります。
スマートウォッチは間違いがない
Garmin公式でもブラックフライデーセールが開始されており、最大36%引きの製品も出てきていますが、Garmin のスマートウォッチは安くなっていれば買ってしまって間違いがない製品の最右翼ですね。
私もガーミンのepix pro を愛用していますが、epix pro を購入してからというもの他のスマートウォッチに目移りすることは一切なくなりました。
記事の中では、コスパ面で Wahoo Element Rival がかなりお買い得になっていてお買い得との評価になっています。
Garmin、Coros、Appleの製品ほど高くは評価できないが、すでに100ドル以下で販売されている。この価格であれば、無視することは難しく、より定評のあるスポーツウォッチブランドから提供されている機能のいくつかを使わなくてもいいのであれば、例えば、基本的にたまに走るのを記録するだけでいいのであれば、非常に魅力的な選択肢だ
残念ながら日本国内ではそこまでお安くはならなさそうな雰囲気はありますが・・・。
サイクルウェアは常に狙い目
夏物のウェアはブラックフライデーで買うのが一番お買い得とのこと。
そりゃそうだ。
最後のゴアテックスを手に入れろ
これは私も不勉強で知らなかったのですが、世界的な「エコ」の追求により PFAS フリーが叫ばれた結果、今のままのゴアテックス技術は世界的に規制がかかってきているとのこと。
2025年1月をもって、旧式のPTFE膜を使用したゴアテックスは特定の州で使用禁止となり、一般的にその使用は段階的に廃止される予定だ。(中略)一般的に防水ジャケットは、業界が製造におけるPFAS使用から脱却するにつれ、劣化が進んでいる。これは環境にとっては良いことだが、本当に素晴らしい防水ウェアを手に入れられるのは今年が最後かもしれない。
既存のゴアテックスメンブレンはフッ素化合物を使った素材でできているのですが、環境配慮(PFASフリー)の動きを受けてフッ素化合物を含まない新素材(ePE)を開発しています。
2025年秋冬シーズンからは、この新素材を使ったウェアに切り替えられていくことでより環境配慮、サステナブルになっていくわけですが、一部の識者は「新しい素材は従来の素材には防水性で敵わない」と見ている模様。
その為、「高い防水性にこだわるなら、今マーケットに残っているゴアテックスウェアがあるうちに買え」という発言につながるわけですね。
ちなみに、ゴアテックス公式は「新しい素材は従来の機能性を損なうことはない」と発言していますので、どちらを信じるかはその人次第ではありますが。
グループセットを買いたいなら11速のGRX Di2 か SRAM Redがおすすめ
これも古いものがコスパがよくなる代表例ですね。GRX Di2 と SRAM Red は今年の後半にアップデートが行われましたので、旧式の出物があった場合には、今が買いです。
スマートトレーナーはグレードの逆転を引き起こす
スマートトレーナーもセールで値引きが行われ易い代表格。ともすると上位グレードが値引きされて後発の下位グレードよりもお買い得になったりしますので、スマートトレーナーを買いたい人は各社の値引きを注意深くみて比べるのが良いですね。
ゴミのようなライトを買ってはいけない
これはよく分かります・・・。セールになると中華性のライトがたくさん値引きされますよね。
特にアマゾンではそうだ。しかし、あらゆる製品カテゴリーの中で、自転車用ライトは最も間違えやすいものだと思う。安いからと安易に購入すると、信頼性の低いものを手に入れる危険性がある。
私も過去に何度か買いそうになって、レビューをよく読んで踏みとどまったことがあります。
ということで、「そりゃそうだ」という話もありましたが、ゴアテックスのように「こだわりがあるなら今年買っておいた方が良い」という参考になる指摘もありました。
さてさて、今年のブラックフライデーでは何を買いましょうかね。
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