「今はない」けど「あるべき」ロードバイク製品

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ちょっと共感してしまった記事のご紹介です。

今は存在しないけれど、「いやいや作るべきでしょ」というロードバイク関連製品についてのツッコミ記事。

いやほんとそう思います。

■ 今は存在しないけど作るべきロードバイク製品

1. 5mm刻みのステム

いきなり大賛成。
現在市場にあるステムは、基本的に10mm刻みとなっています。

私自身もそうなのですが、ポジションを出そうとすると、「100mmステムと110mmステムの間」に落ち着くことがあったりします。
105mmステムがあれば一発解決なのに、と。

最近はエアロ万歳な風潮から、ステムとハンドルバーが一体となった製品が増えてきています。
そうなるとステム単体の重要度がより一層低下することは理解できるのですが、個人的にはエアロ特製よりも、より自分に合ったポジションで走ることの方が、より快適に長時間走り続ける効果は高いと思うんですけどね。

技術的には、5mm刻みでステムをラインナップすることは全く難しくないと思います。
シンプルに費用対効果が上がるか、という問題だけかとは思いますが、数量限定だったり、受注限定のリミテッドモデルでも良いのでどこかのメーカーさん、販売してくれませんかね?

2. 眼鏡ローディー向けのサングラス

私自身、眼鏡を使っている極度な近視ローディーです。

元記事によると、北米の成人の55〜65%が何らかの眼鏡をかけているとのことですが、アジアは近視の率が高いそうで、日本国内だとおよそ7000万人が眼鏡を使用しているそうです。

その一方で、ロードバイクという趣味は、サングラスの必要性がとっっっっても高いにも関わらず、眼鏡ローディーを満足させられるサングラスって、ほんとマイナーですよね。

処方箋入りのインサートからレンズ一体型のソリューションまで、現在入手可能ないくつかの異なるオプションを試してみた。どれもひどいものではないが、もっといいものがあるはずだ。

視力に問題のない人にとって、市場には計り知れない数のサングラスがあり、その選択肢は膨大だ。私もこの選択の自由を体験してみたい。
私が提案するのは、度付きレンズのために一からデザインされたサングラスである。サイクリングはそれなりに大きな市場だし、エンデュランス・スポーツ全体も巨大な市場だ。ここにはきっとチャンスがある。

いやほんとそう思います。

色々なブログで、度付きレンズをインサートしたサングラスのレビューなど読ませてもらうのですが、「これ欲しい!」と思うようなサングラスにはまだ出会ったことがありません。

現時点は消去法としてシールド付きヘルメットを使っていますが、一度で良いから、格好良いサングラス、使ってみたいんですよねー。

3. 乾燥したシーラントの除去製品

チューブレスタイヤが普及してきて、シーラントは毎シーズン色々なメーカーから新製品が登場しています。

ただ、乾いてタイヤにこびりついたシーラントの問題については、あまり決定打が用意されていないような。

乾燥したチューブレスシーラントの清掃は、ホームバイクメカニックとしてほとんどの人が経験する最も厄介な仕事のひとつだ。内部の油圧ラインを処理したり、使用済みのヘッドセットベアリングを交換したりするほどイライラしないかもしれないが、ほとんどの人はそれらの作業をプロのメカニックに任せている。

私はこの問題の背後にある化学的なことは知らないし、おそらく複雑なのだろうが、シーラントメーカーが、乾燥したシーラントを中和し、残留物を簡単に拭き取れるようにする製品専用の溶剤(SilcaのUltimate Sealant Removerのような)も販売していないことに驚いている。これは、タイヤの内側をきれいにし、新しいシーラントを塗る準備をするために、削ったり、剥がしたり、切ったり、拭いたりする現在の方法よりもずっと簡単だろう。
ライダーは高価で高品質なタイヤに何百ドルも費やし、数ヶ月後には接着剤で固めたシーラントでバランスを崩したタイヤで走り回ることになる。軽くてしなやかなタイヤの利点は、サイドウォールに厚くこびりついたシーラントによってすぐに損なわれてしまう。

おそらく、プロの世界では「それならタイヤを新しいものに交換してしまえば良いでしょ」で終わるのでしょうから、そもそも問題視されないのでしょうね。

冒頭にもあるように、自らメンテナンスをする「ホームバイクメカニック」だけの問題かと思いますので、その辺りがメーカーに「本当に売れるのか?」と逡巡させるポイントなんでしょうね。

個人的にも、専用の溶剤とか欲しいですね。

4. シューズカバー

こちらはあまりピンと来なかったのですが、専用のシューズカバーはどうよ?という話になります。

これはちょっと絵空事すぎるかもしれないが、靴メーカーがその靴に合うように特別に作られたオーバーシューズをデザインしたらどうだろう。似たような例として、通気孔のあるヘルメットを覆い、必要に応じて “ウインターモード “や “エアロモード “に移行できるよう、クリップ式のプラスチック製シールドを作っていたヘルメットメーカーがある。UCIはこの慣習を取り締まり、レーサーは「デザインや形状が変更されたり、要素が追加されたり削除されたりしていないヘルメットのみを使用する」責任があると規定した。しかし、シューズにはそのような規制はない。

エアロ対策としてのシューズカバーだったり、冬用のシューズカバーだったり。
確かに冬用のシューズカバーなんて、各社から「真っ黒」なものがラインナップされているだけですもんね。

あったらちょっと面白いかもです。

5. レースリプレイをもっと快適に

あまりロードバイクレースを見ない人間なもので、今まであまり気にしたことはなかったのですが、ロードバイクレースを見る人間にとっては、確かに問題だよな、と思います。

私が最後に言いたいのは、レース中継についてだ。ロード・サイクリングは他のスポーツとは違う。チケットを売ることができないので、お金を稼ぐことと、テレビやストリーミング中継へのアクセスを提供することは、常に厄介な問題だ。また、世界的なスポーツであるため、イベントは1年を通して時差を越えて開催される。

私がお金を払ってでも欲しいのは(私だけでないことを願うが)、ネタバレのないレースリプレイを一か所で見られることだ。過去にNBC sports、FloBikes、GCN+などのレース中継を契約したことがあるが、全レースをカバーしているところはなく、リプレイがあるところとないところがある。最も腹立たしいのは、レース結果をトップページに載せていることだ。また、彼らは予期せず倒産する癖があるが、それはまったく別の問題だ。
生でレースを見る時間がない場合(私たちの多くがそうであるように)、昼食を食べながら、あるいは調教師に乗りながらリプレイを見るのが、レース結果を把握する最も簡単な方法である。しかし、結果が先に分かってしまうと、楽しみのかなりの部分が台無しになってしまう。実はこれが、私がFloBikesの会員を退会した主な理由のひとつでもある。結果を先に知らされることなくレースを見るのはあまりにも難しいからだ。
理想的なのは、すべてのレースが(カテゴリー別に)1つの場所で見られることで、完全な放送とラスト10キロだけの放送の両方が選択できる。年やイベントの種類などでソートして、探しているものを見つけることができる。
しかし、UCIがこのようなことを実現する手助けをすることで、自転車競技をより身近なものにする努力をするのはいいことではないだろうか。しかし、UCIは皆のブレーキフードがまっすぐであることを確認するのにとても忙しいので、おそらくそんな時間はないだろう。

私はアメフト(NFL)が大好きで、有料サブスク契約で毎シーズン試合を観戦しているのですが、試合結果を「(試合を)見る前に(結果を)見ないようにする配慮」がされています。
また、国内のアメフト情報発信サイト(NFL JAPAN.COM)も、過去にWEBサイトのサムネイルで試合結果が分かってしまうようなお粗末な情報発信をしていたのですが、最近はサムネイルだけでは試合結果が分からないような配慮がされていすまし、「この記事見ると試合結果が分かってしまうよ」というものについては、その旨のコメントをつけて意図せず試合結果が分かってしまうような事態を避けるよう、かなり配慮されるようになりました。

小さなことではありますが、ユーザーの立場に立った、とても重要な配慮なんですよね。

私自身、ツールドフランスを何度か見たことがある位で、あまりロードレースの試合観戦はしたことがないのですが、その理由の一つに「試合を見やすいプラットフォームが整備されていない」点があります。

アメフトも、どっぷりハマっている私のような人間にとっては、「DAZNで契約すれば良いよ」の一言でおしまいなのですが、正直、アプリの操作性(追いかけ再生の操作で注意しないといきなりLIVE映像を見てしまって途中経過がいきなり分かってしまう)だったり、ダウンロード視聴できないので出先で試合観戦できなかったりと、問題だらけで正直あまり他人にはおすすめできなかったりします。

愛好家の裾野を広げるには、こういった戦略もしっかりしていないとダメですよね。

内容的には「愚痴っぽい」記事ではあるのですが、ステムやサングラスなど、個人的にも「マーケットありそうなのに、何で手を出さないんだろ」と思うものもあり、是非どこぞのブランドで新製品として取り組んでくれないものですかね。

マーケット全体が元気ないので、難しいですかね。

コメント

  1. より:

    ピストに使われるクロモリのドロップハンドルです。 しなやかでアルミのハンドルとの比較ですが。。。アルミの超音波メスの様なビシッとした振動は無くて、まろやかというか、硬いバネの様な瞬間的な撓みで素材は硬くてもビリビリした振動をcutしてくれて、微小ストロークのあるサスペンション付きみたい☺️☺️☺️でした。
    ロードバイク用のドロップ100mm、リーチ90位の程よいspecが有れば✨使いたいです。
    ピスト用はドロップ値が150mmとか下がりすぎで、ロードバイク用クロモリハンドルが欲しいです。

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