トピーク ジョーブロープロXとヒラメポンプは相性抜群なことが判明
この1年、ずっとAmazonの欲しいものリストに入れ続け指をくわえて眺めていたものがあります。
ロードバイクにおける嗜好品(?)、ヒラメポンプヘッド。
職人が手作りしてるみたいですね。
いろいろなブログ記事がありますので、ここで私があれやこれやと並べ立てるまでもないかと思いますが、「職人が手作りしている」「いつまで製造できるかわからない」「在庫が払拭することあるので欲しい時が買い時」と、そりゃもう早く買った方が良いですオーラが出まくっている製品になります。
その割には、現時点ではあちらこちらのオンラインショップに潤沢な在庫があるようですので、まだ当面は心配なさそうな雰囲気ですが。
1. フロアポンプのヘッドを取り外す
それでは早速取り付けにチャレンジしてみます。
今回取り付けるのは先日購入したトピーク ジョーブロープロX。
とても満足度の高いお買い物ではありましたが、ポンプヘッドは「まーこんなもんだよね」というレベルのもので、特に感動もなく。
まだ十数回しか使っていませんが、迷うことなくヒラメポンプに交換してしまいたいと思います。
ポンプヘッドはこんな感じ。
まず根本をくるくる回すと簡単にヘッドパーツを取り外すことができます。
お次に、ホースに取り付いたパーツ。
これは、ぐぐっ、とホース側に押し込むことで簡単にずらすことができます。
ここまではとっても簡単。
成人男性の平均以下の握力しかない非力な私でも簡単に作業できます。
で、問題がホース先端に取り付いているパーツ。
これが指でつまんで引っ張った位ではびくともしません。
ヒラメポンプを取り付ける場合、各社ポンプヘッドがうまく外れずにポンプヘッド根本でホースを切断する方が結構多いようですが、今回はできるだけスマートに交換すべく、ここから頑張ってみます。
まずは工具箱に入っていたプライヤーで引っ張ってみます。
が、プライヤーのギザギザがうまく引っかかってくれず、ちょいと厳しそうな雰囲気。
ここで一休さんばりにくるくる頭を回して考えてみます。
そこで用意したのが、外部収納に眠っていた端材。
以前ブックシェルフをDIYした時にホームセンターで購入した木材の端切れになります。
「ホームセンターで木材と言ったらこれ!」という、ホワイトウッドの柔らかい木材です。
この端切れを使って、ホースに差し込まれた部品をこんな感じで挟み込みます。
部品の根本にうまいこと引っかかってくれます。
何が良いって、ホワイトウッドは加工性の高いともて柔らかい木材。
ホースやこちらの部品を傷つけることがありません。
よろしくない形で負荷がかかった場合、先に木材の方が削れたり凹んだりしてくれます。
で、このサンドイッチした状態で、ホースを引っ張るだけ。
ホース先端から遠い位置で引っ張ってしまうとホースが伸びてしまうリスクもありますので、できるだけ根本に近いところで引っ張ってみます。
まずは「ぐいっ」と試しに引っ張った状態。
お!?
少しだけ抜けかけていますね。
これならそこまで大きな力をかけなくても抜けそうです。
ということで、もう一度サンドイッチしてから、ぐぐぐっ、と引っ張ってみます。
コンっ!!
先端のパーツが勢いよく飛んでいきました・・・。
綺麗に外れましたね。
このやり方だと、そこまで大きな力は必要ありませんでした。
これなら力があまり強くない女性でも、無理なく外せると思います。
やり方はスマートとは言えず、とっっっっても原始的なやり方ではありまたが、ホースやパーツを一切傷つけず、そこまで力もかけずにできますのでご自宅に端材が転がっている人であればとてもおすすめなやり方ですね。
2. ヒラメポンプを取り付ける
お次がポンプの取り付けになります。
これまた、苦労させられるケースも多いようで・・・。
曰く。
- どんなにねじこんでもホースに差し込める気がしない
- ねじ込もうと力を入れた時に滑って手に青あざができた
- 30分格闘して何とかねじ込んだ
結構な数の武勇伝が転がっていました。
そりゃもうビクビクもんです。
この辺りの「取り付けが大変なことがある」という情報も、ヒラメポンプ購入を思い切るまでに時間がかかった理由でもあるんですよね。
まずは取り付け作業前、どんなもんじゃいとヒラメポンプとホースの口を並べてみました。
先端は同じくらいですが、その次の段差がある箇所になると、そこそこ太さか出るようですね。
断面比較してみます。
黄色い円がホースの内径になります。
その外側の赤い円がヒラメポンプの先端部分。
更にその外側の赤い円が、「ここまでは差し込む必要があるよ」というヒラメポンプの根本部分の太さ。
そこそこ押し広げないと入らないわけですね。
そこで、少しでも入り易くする為にシリコンスプレーを用意しました。
忘れないように、まずはホースに結束部品を通しておきます。
念の為軍手をはめてから、ホース部分にシリコンスプレーを吹き付けます。
あとは、ねじ込むだけ!!
ぐぐぐっっっ、と力を入れながら、くるくる回しながらねじ込んでいくと思いのほかあっさりと入りました。
ものの10秒でここまで入りました。少し拍子抜け。
このあと固定用のバンドをマイナスドライバーで締め込んで取り付けは完了。
素晴らしいですね。
3. 加圧調整ねじを調整する
使用に際しては、バルブの深さに合わせた微調整を行う必要があります。
こちらの HIRAME という名が入った部分をくるくる回してバルブにはめた時の深さを調整します。
以下、公式から引用。
- カムレバーを開く
- 加圧調整ネジを調整する
・加圧調整ネジの調整は、カムレバーを開いた(ロックしていない)状態で行ってください
・加圧調整ネジの締め付けに伴い、カムレバーのロックが堅くなり、バルブ固定力も強くなります - カムレバーを閉める(ロックする)
・カムレバーを閉めるときに“カチッ”とした手ごたえがあるくらいを目安に加圧調整ネジの締め具合を調整してください
・固定力が弱い(空気充填時にすっぽ抜ける、空気が漏れる等)場合は再度カムレバーを開け、加圧調整ネジを調整してください。※加圧調整ネジの締め過ぎにはご注意ください。ロック時にレバー折れの原因となることもございます。
あとは使うだけ。
4. トピーク ジョーブロープロX とヒラメポンプは抜群の相性
無事取り付けが完了したわけですが、今回ホースを「切らないようにする」ことにこだわったのですが、その理由がこちらです。
ヒラメポンプに交換した後でも、ジョーブロープロXのホースを止める固定具を利用できるようにする為でした。
これ、ホースを切断してホースの長さが短くなってしまうと固定具まで届かなくなってしまい、使えなくなってしまうんです。
その為、今回は長さを変えないように頑張ったわけですね。
この状態だと、ハンドルを持って持ち上げてもハンドルがびよーんと伸びることなく、ポンプ全体を持ち上げることができ、持ち運びにとても便利です。
蛇足ですが、ヒラメポンプは未利用時にはカムレバーを開いた状態にしておくのが良いようです。(上記は写真の見栄え的にカムレバー閉じてます)
今回ヒラメポンプに換装してみて、つくづくトピークのジョーブロープロXはヒラメポンプとの相性が良いと感じました。
- オリジナルのポンプヘッドの取り外しが簡単
- ホースとの相性が良いのか、ヒラメポンプの取り付けもスムーズにできる
- 結果、ポンプヘッドを固定する固定具をオリジナルの状態と同じように利用可能
ヒラメポンプそのものについては、私がここであれやこれやと書き連ねまでもないと思いますが、「最高」の一言に尽きます。
- バルブへの固定が簡単(ほんと笑ってしまうほど力を入れずにできます)
- 空気を入れている間、当然ですが空気が一切漏れない
- バルブから外す時にも力を入れることなくスムーズに取り外すことが可能
ポンプとヘッド、二つ合わせるとそれなりのお値段がしますが、空気入れは毎回(週に何度も)使うものですので、満足度が非常に高いですね。
ほんとおすすめです。
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