チューブレスタイヤに空気を入れる際にはバルブの位置を下にしてはいけない
そんなこと言われるまでもないわ!という方が大多数かと思いますが・・・。
3年以上チューブレスレディータイヤを使い続けていますが、今更こんな初歩的なミスを犯してしまいました・泣
チューブレスタイヤに空気を入れる時に間違うとこんな悲惨な目に遭うよ、という失敗例ということでご笑覧ください。
1. チューブレスタイヤに空気を入れる時の正しいバルブ位置
まず最初に正しい位置。
バルブが上にある状態でフロアポンプのヘッドをはめるのが正解です。
横にある状態でポンプヘッドを差し込んでも問題はありません。
やってはいけないのが、この位置にある時ですね。
いやいやハメ込んどるやん、という話ですが、これは写真撮影用に上の位置でポンプヘッドを装着した後でくるん、と回してこの位置に持ってきているだけですので、決してこの位置ではめようとしないでください。
2. 間違ったバルブ位置(下)で空気を入れようとするとシーラントが噴き出る
百聞は一見に如かず。
バルブが下にある時にポンプヘッドを差し込もうとするとこうなります・泣
ほくほく気分で「さーこれからライドにでかけるぞ♪」という時にこの状態になると、そりゃもう悲しくなります・・・。
シーラントは停車時にはタイヤ下部に溜まっていますので、ポンプヘッドを差し込む時に中の空気が一気に外に抜け出す時に、一緒にシーラントも噴き出てしまうんですね。
ちなみに、私の経験上必ずこのようにシーラントが噴き出てくるわけではありません。
- タイヤの空気圧が高いと噴き出るリスクが高い
- タイヤ交換後、シーラントがたっぷり残っている時にリスクが高い
裏を返すと、
- タイヤの空気圧を低め(4.5BAR〜5BAR)にしている時
- シーラント注入後半年から1年経過した時
この二つの条件が揃っている時には、シーラントはほとんど吹き出してきません。
私もチューブレスタイヤを使い始めたばかりの頃に一度バルブ位置が下の時にポンプヘッドを刺してシーラント爆発を経験したことがありました。
それ以降、必ずバルブを上に持っていってから空気を入れるように心がけていたのですが、ここ最近はすっかり気が緩んでいたんですね・・・。
今のタイヤを装着してから1年が経過し、空気圧も4.5BARで運用していたこともあり、バルブが下にある時にポンプヘッドを刺しても何も起きず、すっかりそれが普通のこととして大切なことを忘れていました。
で、先日フロントタイヤをパンクさせてしまいました。
交換後のタイヤ(IRC Formula Pro RBCC)については、まずはメーカーの推奨空気圧で乗り心地を体験してみようと、空気圧を6.5BARで運用しており、かつ交換したばかりでシーラントもたっぷり入っていたわけで。
そりゃもう、派手にシーラントが吹き出しましたね・・・。
もう「爆発」に近かったです。
何事もそうですが、基本を大切に、初心忘るべからずですね。
コメント
スポーツバイクを購入したとき、最初の一台だと取扱説明のあとに引き渡しが普通ですが、空気を入れるときは体に負担が少ないという理由で上位置と教えられますね。
ポンプヘッドも上位置のほうが操作しやすく出来ていますので、下位置ってかなり希少なケースではないでしょうか?
おっと、特殊だったんですね・・・。
以前使っていたポンプの場合、ぐぐっ、と押し込むのにそこそこ力が必要だったもので、バルブが上の位置よりも下の位置の方が力を入れやすくてクリンャー時代はずっと下位置で空気入れていたんですよね。
クロスバイク時代も、バイクスタンドで後輪固定していた時って、バルブが上の位置でヘッド装着しても、自重で回転してしまって下位置まで動いてしまったり。
今だとしゃがまずに済むので上位置が楽だわー、と思いますが、当時はまだ若かったんですかね・・・。
例えばバイシクルサポートのブログで出ていますが、
http://bicycle-support.com/2019/06/10/prestavalve/
ポンプヘッドはバルブへ押し込むんじゃなくバイクの重量を利用して勝手に入って貰うような造りになっています。横や下で押し込むとバルブコアが曲がり易いので注意が必要ですね。
おお・・・。
抜き差しは垂直に、というのは心がけるようにしていましたが、自転車の自重を利用して入れるわけですか!?
これまた勉強になりました。
今度からそのやり方で試してみようと思います!