一度も目にすることなく生産中止に（TIME CYCLOシリーズ）

個人的にここ最近では一番衝撃的なニュースとなりました。

タイムの一部ペダルにつき生産中止となったそうです。
その中には、私が目をつけていたCYCLOシリーズもあり・・・。

CYCLOペダルについては、発売後日本国内ではほとんど流通しておらず、海外からの並行輸入品が一時出回っていたことがありました。

こんなことなら、その時に買っておけば良かった・・・。

タイムのペダルが一部生産中止に（CYCLOシリーズ、ATAC XCシリーズ）

1. グラベル、MTB ラインが生産中止に

今回製造中止となったのは、CYCLOシリーズとATAC XCシリーズ。

CYCLOシリーズについては、個人的にとても注目していたペダルとなります。

海外では一定程度は流通していたようですが、日本国内ではまったくお目にかかることができませんでした。

世界的なグラベル人気の高まり、コロナ影響による生産影響などを受けて品薄になっているのかな、コロナが落ち着いたら日本国内にも入ってくるかな、と安穏としていたのですが、まさかお目にかかる前に生産中止になるとは思いませんでした・・・泣

上記記事を書いた後、一時的にAmazonにCYCLO2の並行輸入品が出たことがあったのですが、本命はCYCLO6だったこともあり見送ってしまったんですよね。
こんなことなら、そのタイミングでゲットしておくべきでした。

逆に生産中止を受けて、海外で投げ売りとか始まらないですかね・・・。

2. SRAM統合に向けた布石？　今後どうなるのか？

なんでこんなことにーーーという話ではありますが、実は布石はありましたので、この時期に生産中止のアナウンスが出たことは「致し方ない」という点もあるのかな、と思っています。

今年の２月になって、タイムのペダル事業がスラムに買収されるというニュースが出ました。

上記記事によると、ペダルに関しては以下のようなアナウンスがされていました。

• 2021年中頃から、現在TIMEペダルを使用しているユーザーへのスペアパーツやクリートの提供を引き継ぎ、既存の製品保証も引き継ぐ
• 今後、SRAMはTIMEの名前を残したまま、ペダル製品をポートフォリオに統合していく予定

スラムは2019年にパワーメーターの PowerTapを買収しているのですが、この2月にひっそりと販売を中止しています。

タイムのペダルについても、本格的にポートフォリオに組み込むに際して、事業貢献度合いの低い製品について整理を行ってしまおう、という話ですよね。
こればっかりは事業戦略上致し方ないのかな、と思います。

ただ、このグラベル人気の高まりを受け、CYCLOシリーズはマーケットに受け入れられる製品になるのでは！？と個人的に思っていたのですが、何か問題があったのか、予想外にマーケットの受けが悪かったのか。

日本と違って「めっちゃグラベル」なコースが豊富にある海外諸国の事情を考えると、ロードペダルのような見た目のグラベルペダルというのは、製品の性格上中途半端に写ったのでしょうか。

むー、残念。

私も現在愛用しているタイムのロードペダルについては引き続き製造・販売されるようですし、これからはスラムが事業を引き継いでくれるということで、むしろ事業としては安定してくれることでしょう。

「ロードペダルは磐石になったはず」「むしろ今後ロードペダルにパワーメーターが組み込まれるのでは？」と前向きに捉えることにしたいと思います・・・。