【朗報】グリッパー(裾のシリコン素材)がないビブショーツ

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これから気温が上がってくると、ローディーのウェアも半袖、ショーツ(短パン)になってきますよね。

ただ、私は今までショーツが履けませんでした。
過去に裾の滑り止めテープ(グリッパー)でかぶれた苦い経験がある為です。

グリッパーのないビブショーツがカステリから登場(FREE AERO RC BIBSHORT)

1. 意外と多いシリコンかぶれ

ちなみに私が所有しているパールイズミのシリコングリッパーはこんな感じになっています。

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幅広なテープ状になっているものがこちら。

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こちらはレッグカバーの細いタイプのグリッパー。

ちなみにどちらのタイプでもかぶれてしまいました。

調べてみると、意外とシリコンかぶれするローディーは多いようです。

  • 長時間のライドでシリコングリッパー付きのショーツを使うとかぶれた。その後2〜3日は赤いかぶれが治らなかった
  • プロの中にはシリコンかぶれを嫌って、裾のシリコングリッパーを断ち切ってしまう人もいる


レッグカバーだとシリコン部分を折り返して肌に当たらないようにする技もあるようですが、ショーツの裾でそれをやると、ちょっとばかし格好悪いですね。

私の場合、常にかぶれるわけではありませんでした。

 

  • 2時間程度のショートライドではかぶれなかった
  • かぶれる時は、長時間(4時間超)で、かつ暑い日で汗を沢山かいた時

どうやら、シリコンだけではなく、シリコンと乾いた汗の塩分が反応して? こすれて? 炎症反応が起きていたようです。

それなら短時間のライドでは使えば良いのでは?という話なのですが、一度2時間半程度のライドでも軽くかぶれたことがありましたので、境界線も微妙なようで。

当時は大急ぎでパールイズミのコールドシェイドタイツを購入、以後はショーツ(短パン)は屋内3本ローラー用でのみ使われることに。

その翌年には、より快適性を求めてコールドシェイドスパッツを追加購入。

すっかりシリコンかぶれのことなんて忘れていました。

2. 少ないグリッパーレスのショーツ

ここ3年はパールイズミのコールドシェイドスパッツで満足して走っているのですが、夏場ライドに出かけてショーツを履いているローディーを見かけると「涼しそうで良いなー」と羨ましく思うもので。

そこでハタと気づくわけです。

「シリコングリッパーのないショーツってないの?」と。

ですが。

これがまー、見当たらないもので。
私の調査不足なだけかもしれませんが、製品説明を見てみると、誇らしげに「ずり上がり防止の為にシリコングリッパーを採用」と謳われているんですよね・・・。

それならオーダーウェアならあるのでは?と調べたところ。
ありました。

チャンピオンシステムです。

 

 

■グリッパータイプ(裾の滑り止め)

 

アイテムによって裾の滑り止め(グリッパー)のタイプを選べます。

 

Apexビブショーツのグリッパーは女性のみオプションとして、フォールドオーバーグリップを選択できます。男性は、シリコンのスタンダードグリッパーのみになります。

 

 

女性のみですやん・泣

なんですか、男性はどうせふともも筋肉ムキムキで、シリコングリッパーがないとずり上がってしまうから、シリコングリッパーないオプションなんて必要ないよね?という話ですかね。

世の中、そこまでムキムキではない男性ローディーだっていますよー。
ダイバーシティーな世の中になったって聞いたんですけど、私。

むー。

3. カステリからグリッパーレスのショーツが新登場

そんな折、見つけてしまったんです。
カステリからこの春に登場した新製品。

freeaero
公式サイトより拝借

 

  • 両脚の内側の Lycra® を 32% 含む 215g Forza 2生地により、優れたフィット感と疲れを軽減する筋肉へのコンプレッション
  • ストライプメッシュ加工のシンプルなビブ構造で、空気の流れを循環させ通気性を促す
  • 後ろポケットが1つ
  • 最小の5枚の生地パネルに減らし、軽量で履き心地の良さを向上
  • 最高ランクのProgetto X2 Air Seamless シートパッド
  • 耐久性のあるカステリロゴ
  • 反射素材を腿裏に
  • ウエストはカットオフ仕上げで違和感なく腰回りを固定
  • 裾部分もカットオフ仕上げでシリコングリッパーを取り除いてもショーツ全体がズレない構造を実現

これです。
シリコングリッパーレス仕様なんです!!

ショーツそのものは「エアロ」と謳うだけあって、めっちゃガチ仕様ですので、私のような週末ローディーにはオーバースペックも良いところなんですが、何よりもこのシリコングリッパーレス仕様が気になりました。

一世代前になるのでしょうか、カステリのヒット商品となるビブショーツ、FREE AERO RACE 4 では GIRO4グリッパーを採用しているのですが、こちらも調べてみると「かぶれた」という話があるんですよね。

そういった声を受けてのことなのかは分かりませんが、今回の新製品の売りが「快適性」のようなんですよね。

 

FREE AERO RC BIBSHORTはカステリのトップレースビブショーツです。例えレースに出場することはないライダーにも、今まで感じたことのないレベルの快適さを味わうことができるでしょう。

 

過去15年間、RC BIBSHORTの改良のために我々は心血を注いできました。最初のFREE AERO BIBSHORTを発表して以来、ツール・ド・フランスを3度、ジロ・デ・イタリアを3度、ブエルタとミラノ〜サンレモを1度ずつ獲得。さらにカステリ史上最高の売り上げを記録し続けている製品でもあります。

 

コンセプトは非常にシンプルです。必要ない機能は全て取り除き、この世に存在するベストなシートパッドと着圧の効いた素材をバランス良く合わせることが、かつてない快適さを生み出すことを我々は知っているからです。

 

 

どうやら素材の構成を最適化することで、「着圧だけで」裾がずり上がらない構造を達成したということのようで。

その方が快適だよね、という思想なんでしょうね。

全然レース志向ではない私ではありますが、カステリも「レースに出場することのないライダー」でもおすすめですよ、と言ってくれていますし。

お買い得品を見つけたら、ぽちっと行ってしまいそうな気がします。

 

 

コメント

  1. m より:

    今は売り切れてますが、サンボルトの56レーパンも裾のシリコン無いみたいですね。

  2. おとーさん より:

    >mさん
    情報ありがとうございます!
    裾は仰る通り折り返し加工のようですね。良い!
    今は在庫ないようですが、バージョンアップで在庫復活、みたいな感じでしょうか?
    これは要チェックです。

  3. たかにぃ より:

    夏場のロングライドでサイクルラックに停めると結構な人数とすれ違いますが、ビブショーツで裾捲りの人は結構居ましたよ。
    別に格好悪いとか気にしなくて良いんじゃないでしょうか?

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