Garmin Edge は勾配表示の精度がイマイチ

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先日初期不良として交換してもらった Garmin Edge1040。
勾配の表示に関してかなりのタイムラグがあるということで、仕様なのか初期不良なのか分からないということで、念の為交換して頂きました。

【初期不良?】Garmin Edge1040 勾配表示の問題(表示遅延)
先日、Wahoo のサイクルコンピューター、ELEMENT ROAM のレビューを行いましたが、その際に明らかになったのが Garmin Edge1040 の斜度(勾配)表示問題。 とにかく勾配の表示が不正確。 もともとそこまでの精度を求め...

その後ライドに連れ出して、勾配表示の特性について調べてみましたので、改めて内容を整理してみたいと思います。

結論からいうと、Garmin Edge 1040 は勾配表示の正確性については、もうひとつ、といったところでしょうか。

■ Garmin Edge 1040 は勾配表示の正確性がイマイチ(Wahoo ELEMENT ROAMの方が優秀)

1. Garmin Edge 1040 の勾配表示の挙動について

そもそも、リアルタイムで「今ホイールの下に広がる」坂が斜度何パーセントなのかを、正確に知りたい!という人は、そこまで多くないのではないかと思います。

なんとなく、今登っている坂がどれくらいの斜度なのか、が分かれば十分かと思います。

Garmin Edge の勾配表示は、気圧高度計で計測した結果を表示しますので、どうしても若干のタイムラグは発生してしまいます。

私も「そんなもんだよな」と思って今までそこまで気にしていませんでした。

実際に、どの程度の時間差が斜度の変化が反映されるかというと、ざっとこんな感じです。

  • 30m程度の上り坂を登ると、坂に入った段階では斜度0%のまま、坂の中盤にさしかかっても斜度0%、上り切った後に斜度がプラスに変わり、上り切った後フラットな実を走っている間もプラス勾配が続き、50m程度走り続けた後、再び勾配0%に戻る


そんな、わずか30m程度の上り坂の斜度なんて気にしたことないよ、という方が大多数かと思いますが、斜度が反映されるまでのタイムラグはこの程度となっています。
(もちろん、走行速度によってこの辺りの距離やタイムラグに差は生じますので、一つの目安として受け止めていただければと思います)

私も実際のライドでそこまでのリアルタイム性を求めたことはなく、「タイムラグが結構あるな」と感じながらも、結果として今まであまり気にしてきませんでした。

2. Wahoo ELEMENT ROAM と比較して

そんな折、WahooのELEMENT ROAM との比較レビューを行うことで、「あれ? ちょっとガーミンはタイムラグが大きすぎる!?」ということが発覚。

ガーミンサポートに問い合わせて初期不良扱いで交換してもらったわけですが、2台目の Garmin Edge1040 も、(1台目ほどではないかな?と思いつつも)勾配表示のタイムラグがかなり残っていることが分かりました。

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実際に比較してみた結果がこちら。

  • 約300m、最大斜度6%程度の坂道で、できるだけ坂の起伏が変わるタイミングでサイコンに目を向けて勾配表示の変化を確認
  • まず上り坂に入ったタイミングでは、どちらも斜度は0%
  • 上り坂に入って数秒経ってから ELEMENT ROAM は徐々に勾配がプラスに
  •  ELEMENT ROAM の勾配がプラスになってから、2テンポ(前方確認して下を見てサイコンを確認、を2回繰り返す)くらい遅れて Edge1040 の勾配もプラスに
  • 上り坂に入って100mほど経過すると、どちらのサイコンも同じような勾配表示に
  • 坂を上り切って平坦に入っても、すぐには勾配は0%には戻らず
  • 数秒経ってからELEMENT ROAM は斜度0%に
  • Edge1040 が斜度0%になるのは、やはり2テンポ遅れてから
  • その後200mほどの下り坂に入ると、50mほど進んだところでようやくELEMENT ROAM が斜度マイナスに
  • Edge1040 の斜度がマイナスに変わるのは、やはりその後2テンポほど遅れてから。200mほどの下り坂だと、ほぼほぼ降り切るくらいのタイミングで斜度マイナスに
  • その後平坦に入ってから、斜度0%に復帰するのはやはりEdge1040 が遅い。スピードが出ているとその後100m以上走らないと斜度0%に戻らない


感覚的に、Edge1040 の方が、上り坂が終わった後の平坦でも下り坂後の平坦でも、斜度0%に戻るまでに時間がかかる傾向がありました。 

3. 【結論】Garmin Edge は勾配の精度はイマイチ

Garmin Edge だけ使っている限りにおいては、「こんなもんでしょ」と感じていたものが、Wahoo ELEMENT ROAM と比べてしまうと、「こんなに違うの?」という印象に変わってしまうのだから、面白いもので。

勾配の精度に関しては、明らかにELEMENT ROAM の方が反応が早いことが分かりました。
それも、「少し違うよね」というレベルではなく、「ぶっちぎりで」ELEMENT ROAM の方が優秀でした。

パワーメーターの精度に関しては、トレーニングの結果に直結することもあってかなり辛口なレビューが飛び交うようですが、サイコンの勾配の精度に関しては、辛口な評価って今まであまり見かけることはありませんでした。

あまりレースシーンなどでも重視する人は少ないのですかね?

加えて、ELEMENT ROAM は勾配に関しては小数点一桁まで表示してくれます。

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峠大好き、上り坂LOVEな人であれば、Garmin Edge よりも Wahoo ELEMENT の方が合っているかもしれませんね。

コメント

  1. しめじ より:

    最近購入して勾配表示遅延が気になり検索してここにたどり着きました。
    今までedge800、edge1030と使い走行距離5m位で追従してくれてたので不満なかったのですがedge1040は以前の物より体感4倍程度遅いように感じで使い物になりません。
    新しく出るedge1050は改善されているようですね。

  2. おとーさん より:

    >しめじさん
    そうなんです、過去のedgeと比べて明らかに反応が遅いんですよね。
    ですが、あまりこの辺りが触れられているケースがなく、私も他社サイコンと比べてようやく気づけたもので。
    みなさんあまり気にならない人が多いのですかね・・・? 話題にならないのが不思議でなりません。

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