個人的に、ロードバイクにおけるウェア選びで、最も難しいのが4月だと思っています。
半袖には早いですし、冬物だと暑いですし。
比較的トップスは選びやすいのですが、悩ましいのがボトムス。
ショーツだと寒く、冬用タイツだと暑い。
ちょうど良いウェアが少ないんですよね。
今回は、そんな悩ましい4月に来るボトムスについて色々と調べてみたいと思います。
七部丈のタイツ/ニッカーを調べてみた
1. 春の気温について
まず、過去7年の東京における気温を調べてみました。
3月 | 4月 | 5月 | 6月 | |
平均気温 | 10.6℃ | 14.7℃ | 20℃ | 22.4℃ |
最高気温 | 15.7℃ | 19.9℃ | 25℃ | 26.6℃ |
最低気温 | 6.2℃ | 10.2℃ | 15.8℃ | 19℃ |
私の大好きなパールイズミは気温帯別におすすめのウェアを用意しているのですが、分かりやすいように気温帯毎にカラータグをつけています。
カラータグは大きく4種類。
- 0℃ (黒)
- 5℃ (赤)
- 10℃ (黄)
- 15℃ (オレンジ)
これを各月に合わせると、
- 3月:赤 or 黄
- 4月:黄 or オレンジ
となります。
これ以上の気温帯になると「夏用の半袖ウェアを使ってね」ということになります。
現に、パールイズミのカタログでカラータグシステムを用いて説明されているのは「秋冬用」のウェアとなってまして、「春夏用」はカラータグで分けられておらず、基本的には全てが半袖並びに短パンとなっています。
確かに、5月以降になると最低気温こそ15℃程度ですが、日中帯は20℃を超えてきますので半袖でもそこまで寒さを感じることはありません。
難しいのが4月。
平均気温を見れば 15℃前後になりますので、本来なら秋冬用ではありますがパールイズミのカラータグで言うところの 15℃帯のウェアを選べば良いことになります。
15℃帯のウェアは、ジャージは複数種類揃えられているのですが、タイツになるとサーモタイツの1本だけ。
しかもこのタイツ、「ビギナーの方や初めて秋冬用サイクルタイツを買う方におすすめのアイテム」という位置付けになっている、所謂「撒き餌ウェア」となっています。
コスパが良く、比較的オールラウンドに使えるので最初の一本にどうぞ、というものですね。
その為、パッドが最廉価モデルとなる「3DEパッド」となっています。
ちなみにこのタイツ、ロードバイクを初めて一番最初に購入したタイツとなっておりまして、5年ほど使い続けてパッドも既にヨレヨレ状態に。
個人的には、このサーマフリース生地を使い、パッドを3DRや最新の3DXに換装したモデルがあれば「買い」なんですけどねー。
2. 一般的なおすすめウェア
パールイズミを見ても分かるように、4月を意識したウェアは本当に少なく、一般的には「肌寒い日は冬用のタイツ」「暖かい日には、夏用の短パンショーツにニーウォーマーやレッグウォーマーを組み合わせる」スタイルがお勧めされているケースが多いように感じています。
私も以前このスタイルを試したことがあるのですが、私にはどうも合わなかったんでね。
- そもそも短パンが好きではない。境目が日焼けしてひどい目にあう。日焼け止めを毎回塗るにも面倒。加えて滑り止めテープと肌の相性がよくないようで、すぐにかぶれてしまう
- 短パン+レッグウォーマーを試したが、レッグウォーマーの滑り止めテープでかぶれてしまう
ということで、どうも滑り止めテープとの相性が良くないようなんですね。
3. 七部丈タイツ(ニッカー)とは?
海外にも目を向けて、「一般的な」季節の変わり目ウェアに何があるんだろうか?と調べてみると、七部丈タイツ、スリークォーター(3/4)タイツ、ニッカーと呼ばれるものがあるんですね。
もともとニッカーは、秋冬用のサーマルタイツの丈をそのまま短くしたものになるのですが、私が愛用するパールイズミにはこの類のニッカーはラインナップされていないんです。
ニッカーの対応気温帯は、10〜20℃前後とされていることが多く、利用目的としても「季節の変わり目、冬用タイツでは暑く、夏用の短パンだとまだ寒い季節」とされており、まさに日本の4月にぴったりなウェアとなっています。
なのに、なぜパールイズミさんはニッカーをラインナップしていないんでしょ?
ニーズがないのかな。
ということで、ざっと目に付く範囲で調べてみました。
プランド | 商品名 | 気温帯 | 対応季節 |
カステリ | TUTTO NANO BIBKNICKER | 9-19℃ | 春秋 |
カステリ | SORPASSO ROS BIBKNICKER | 10-16℃ | 春秋、初冬 |
カステリ | ENTRATA THERMAL BIBKNICKER | 12-18℃ | 春秋、初冬 |
カステリ | ENTRATA BIB KNICKER | 10-20℃ | 春秋 |
dhb | Classic サーマル 3/4 ビブタイツ | – | 肌寒い季節 |
dhb | Aeron FLT Roubaix 3/4 ビブタイツ | – | フリース裏地 |
DOT OUT | Team Bib Knicker | 12-20℃ | 春秋 |
ISADOR | サーマルビブニッカー | 12-22℃ | 春秋(やや厚手の生地) |
ISADOR | オルタナティブビブニッカー | 12-22℃ | 春秋(やや薄手の生地) |
LE COL | Hors Categorie 3/4 ビブタイツ | – | 春秋、初冬 |
GORE WEAR | C3 3/4 Bib Tights+ | – | 春秋 |
rapha | メンズ クラシック 3/4 ビブショーツ | – | 肌寒い季節 |
ブランドによっては対応気温帯を明記していないものもある為一概には言えませんが、おおよそ「春秋向け」なのか「春秋に加えて初冬も意識するか」の微妙な違いのようです。
ただ、総じて言える点として「サーマルタイツを七部丈にした」という点は共通なようです。
4. 七部丈タイツの日本における特殊性
こうやって見てみると、ビブニッカーに力を入れているカステリなんか、個人的にはとても魅力的な写るのですが、各社1枚はラインナップに加えているようなんですよね。
なぜパールイズミは、ラインナップにないんだろう・・・(しつこい)
いやいや、パールイズミにはコールドシェイドスパッツという七部丈があるじゃないか!というご指摘もあるかと思います。
これですね。
私も愛用しています。
こちらはもともとあった「サーマルタイツを七部丈にしたもの」ではないんですね。
「夏用(日焼け対策用)のロングタイツを七部丈にしたもの」もしくは「夏用の短パン(ショーツ)の丈を膝下まで伸ばしたもの」なんです。
ですので、基本的には夏用スパッツになります。
私のように「短パンだと滑り止めテープでかぶれる」「膝上が日焼けして嫌」というローディーには完璧にフィットする夏用スパッツなんですね。
その為、春の肌寒い日に着ると、お腹がすーすー涼しい為、4月に履くにはまだ早いんですよね。
で、Amazonを「七部丈」というキーワードで調べてみると「夏向け」の商品が多いような気がします。
a’pt の夏用レーサーパンツ(七部丈)とか。
Monton のビブニッカーとか。
Morethan のレーサータイツとか。
こればっかりは国毎の気候の違いもあるでしょうから、ラインナップに違いが出るのは仕方ないのでしょうが。
5年間パールイズミの15℃帯のタイツを履き続けたローディー的には、「意外とこの気温帯のタイツは使い勝手が良い」と感じていますので、もうちょいお手軽価格のニッカーが日本国内でも増えてくれると嬉しいなー、なんて思ってしまいました。
特にパールイズミさん。(くどい)
セールのタイミングとか見計らって、一度カステリとかチャレンジしてみましょうかね?
コメント
滑り止めでがぶれる人は、そこの部分だけ折り返して使うと良いです。
筋力が少ないと良く起こるとの話ですが、丈の割に腿寸が細身ですから折り返してもキツくなることは無いです。
>たかにぃさん
かぶれと筋肉量が関係あるのですか。
初耳でした。
もっと鍛えないとですね。