ロードバイクに最も向いているベースレイヤー素材とは

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新しい研究によると、ロードバイクにおいて最適なベースレイヤー素材はメリノウールである、という結論が得られました。

個人的にもメリノウール大好きでして、冬場は普段着としてもメリノウールを下着として愛用していますし、ロードバイクのベースレイヤーとしてもメリノウールが良いよね、と実感していましたので今回の研究結果は「ですよね」ということで特に驚きはありませんでした。

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ロードバイクに最適なベースレイヤー素材はメリノウールである

大切なのは熱平衡状態を維持する能力

詳細な研究結果についてはこちらに内容が公表されていますが、まー長文で難解な内容となっていますが、海外記事が内容をさくっ、とサマライズしてくれています。

It’s official: science says your next baselayer should be Merino wool | BikeRadar
A new study shows Merino wool baselayers maintain thermal equilibrium better than synthetic performance wear

この研究では、従来の合成繊維のパフォーマンスウェアとは異なり、メリノウール100%のベースレイヤーは運動中も休息中も熱平衡状態を維持し、サイクリングなどのストップ・ゴー・スポーツに理想的であることがわかった。

熱平衡状態って何?という話ですが、異なる温度の物体同士を接触させた場合に、高い温度の物体が冷え、低い温度の物体に熱が移動することで、最終的に接触する両者が同じ温度になる状態を熱平衡状態と呼びます。

冷たい外気にアウターウェアが触れ、アウターウェアとウェア内部の空気の更に内部にベースレイヤーがあり、ベースレイヤーの内部に肌があるわけですが、アウターウェア内部の温度を一定に保つ能力が高いことを指すわけですね。

上り坂で激しい運動を行うことで体温が急激に上がる一方で、その後のフラット、下り坂では一気に体から熱が奪われていくわけで、これを「あるがまま」にしてしまうと、下がった体温を戻す為にエネルギーを消費したり、急激に上がった体温を下げる為に多くの発汗を必要としたりと、熱平衡状態を取り戻す為に大量のエネルギーを消費する必要があるわけです。

メリウールのベースレイヤーを着ることで、熱平衡状態を迅速に取り戻すことで余計なエネルギーを消費しなくてよくなる、ということになります。

化学繊維のパフォーマンスウェアよりも高い評価に

メリウールが汗冷えし辛いとか、保温性が高いというのは理解していましたし、体感でも実感していたのですが、化学繊維の専用のパフォーマンスウェアよりも天然素材のメリノウール100%のウェアの方がその能力が高いということが科学的に証明されることに。

従来、登山家の間ではメリノウールは優れたベースレイヤーとして愛用されていましたし、ラファやイザドアのようなロードバイクウェアブランドでもメリノウールをベースレイヤー素材として活用していましたが、それが「科学的に正しい」ということに。

メリノウール万歳、ですね。

 

 

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