ロードバイクをはじめて数年、といった人には何のこっちゃい、という話でしょうが。
コロナ以前から自転車に乗っていたローディーであればお世話になったことのある人も多い、Wiggle。
遂に完全消滅です。
Wiggleのオンラインサイトが完全消滅

自転車業界におけるかつてのオンライン通販の巨大ブランド Wiggle と Chain Reaction Cycles (CRC) の歴史に、事実上の完全な幕引きが訪れました。
今ほど円高になる前のロードバイクブーム真っ只中な時代、尾根幹を走るローディーが着用しているウェアブランドでは、WiggleがNo.1だった時期もありましたねー。
Wiggle のウェブサイトが消滅
Wiggleが掲げるオリジナルブランド「dhb」のウェアは、「ロードバイク業界のユニクロ」と呼ばれるほどコスパのよいウェアを我々ローディーに提供してくれていました。
特に年に一度のブラックフライデーの時期になると、30〜40%オフは当たり前で購入できましたし、カステリなどのメジャーブランドのウェアもかなりお安く販売してくれていました。

そんなWiggleも2023年にはコロナ渦の影響をモロに受けてしまい、事業売却フェーズに突入。

その後2024年になると、公式サイトが復活しましたが、在庫は往時からするとかなーり寂しい感じになってしまいました。

そして現在。
これまで在庫などを閲覧できていた wiggle.com および chainreactioncycles.com にアクセスすると、現在は英自転車チェーン「Evans Cycles」のメインサイトへと自動転送(リダイレクト)されるようになってしまいました。
これにより、かつて業界最大手だった両ブランドの独立したウェブサイトは実質的に消滅したことになります。
買収とこれまでの経緯
Wiggleの親会社であるSSU(Signa Sports United)の破綻に伴い、WiggleCRCは2023年10月に管財人の管理下(法的手続き)に入りました。
その後、マイク・アシュリー氏率いるFrasers Group(フレイザーズ・グループ)が買収。かつては2億ポンド以上の価値があるとされていた資産が、最終的にわずか300万ポンド(約10億円未満)という安値で取得されたことで大きな話題となりました。
ちなみにフレイザーズ・グループは、2018年に買収していた「Evans Cycles」や「ProBikeKit」なども傘下に収めています。Evans Cyclesは現在オンラインサイトとしてWiggleやCRCからリダイレクトされている先ですね。
ProBikeKitからは、ホイールやウェアをよく買っていたのですが、今や一社に集約されてしまったわけですね。
何とも寂しい。
ブランドの統合と終焉
フレイザーズ・グループによる買収後、WiggleとCRCのサイトは一時的に復活・維持されていましたが、実態としてはEvans Cyclesとほぼ同じ在庫・価格・内容となっており、ブランドごとの独自の強みや違いが失われていました。今回のリダイレクト措置は、かつてイギリスを代表した巨大オンライン小売業者の歴史に、事実上「最後の一釘」が打ち込まれた(完全に終焉を迎えた)ことを意味しています。
dhbのウェアはもう買えないのか?

カステリ等有名ブランドのウェアは、そもそも最近の円高で「下手に海外から買うよりも公式サイトや国内ショップで買う方がお得」という状況になっていましたのであまり今回の件は気にならないのですが、個人的にdhbのウェアは今でもお気に入りで使っているので、dhbの入手手段がなくなるとしたら大ショック。
ではあったのですが、Evans Cyclesで普通に日本から購入することは可能だったりします。

試しに(記事執筆時点の価格で)調べてみますと、私がお気に入りで使っているジャージとショーツの2点はこんな感じ。

112ユーロですね。(約19,960円)
日本への送料が15.83ポンド(約3,300円)となっていますので、輸入消費税・通関手数料含めると、トータルで27,000円程度でしょうか。
長袖ジャージとビブショーツ2点で27,000円と考えると、パールイズミで同じくらいのウェアを買うのと同じくらいですかね?
良くも悪くも昨今の物価高騰踏まえると、「そこそこ普通」のお値段になってしまったようです。
ま、本家ユニクロも、かつての「コスパ最強」ブランドから、「品質の割にはお手軽価格」くらいのブランドに変わってきましたから、Wiggleも似たようなモノかもしれません。
ブラックフライデーでもうちょいお安くなるようなら、アリかも。
今年のブラックフライデーは、要注目ですね。

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