ロードバイクのエンデュランス化計画(その1:ステム逆付けでスタックハイトとリーチの見直し)

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ステムの逆付けでスタックハイトとリーチを調整する(ロードバイクのエンデュランス化計画その1)

ぼちぼち新デュラエースが発表されるか!?といった噂話が聞こえてきますが、同じタイミングで新アルテグラが出るかも、なんて言われていますね。

もともと来年になったら新車購入を計画していたのですが、どうせなら新アルテグラと合わせて、ですかね。
どうせなら12速化してみたいですし。

で、新車を今と同じようなレースモデル(オールラウンドモデル?)にするのか、もう少しハイスタックなエンデュランスモデルにするか悩んでおります。

今乗っているのがピナレロの GAN S 。
レーシングモデルとなっています。

最初に乗っていたエントリー向けのアルミフレームよりも気持ちよく、早く走れて、それはそれで楽しいのですが、最近なって「もっとゆったり」「もっと長距離」走りたいなー、という思いが強くなってきました。

ということで、今回は多くのローディーが指差して笑う「軟弱企画」でございます(^.^)

1. エンデュランスロードを仮定してリーチ変更を模索

過去にエンデュランスモデルのロードバイクを試乗したことはありますが、どうせなら今のバイクをエンデュランスモデルのジオメトリに近づけた状態で乗り込んで、自分に合ったジオメトリが何なのかをもう少し深掘りしたい、ということで。

よりハイスタックにした場合、リーチも今より長くなる傾向があった為、まずはリーチを10mm伸ばしたらどうなのかを確認しようとステムを購入。

早速交換作業に取り掛かろうと思った時に、ふと気づいたことがあります。

2. あれ? ステム逆付けでスタックも変更できるよ?

そうです。

ステムを逆付けしたら、スタックハイト上がるんじゃね?と。

ただ、気になる点として、現在使っているモストのステムはエアロ形状。

enos-03

ロゴなんか見ても、明らかに逆付けを想定していないことは明らかです。
逆付けも意識したステムの場合、上下反転させても違和感ないように上下対称なロゴ表記になっていたりしますから。

そりゃレースモデルのセミエアロなバイク、エアロ形状のステムですから、「え? 何で前傾姿勢取りづらくなるような逆付けするのさ?」という話ですよね。。。

で、試しにハンドルを外してステム逆付けできるか確認してみると。

できますね。

モストのエアロステム、見た目に反して普通に逆付け可能でした。

3. ステム逆付けでスタックとリーチはどう変わるのか

ということで、逆付けした場合に、スタックとリーチがどう変わるか確認してみたいと思います。

stack reach stem reach + stem
GAN S (500) 525 372 100 472
GAN S ステム100逆付け 552.5 (+27.5) 372 96 468 (-4)
GAN S ステム110逆付け 555 (+30) 372 106 478 (+6)

100mmのステムを逆付けすると、スタックは上がりますがリーチは短くなってしまいますね。

で、以下各社エンデュランスモデルのジオメトリと比較してみます。

stack reach stem reach + stem
GAN S ステム110逆付け 555 372 106 478
Bianchi INFINITO CV (53) 553 (-2) 376 100 476 (-2)
TREK DOMANE SL6(54) 575 (+20) 374 90 464 (-14)
SPECIALIZED ROUBAIX(54) 585 (+30) 376 100 476 (-2)

ほほーう・・・。
ビアンキの INFINITO CV がかなり近そうです。
実際には、スペーサーは GAN S の方が多そうですので、GAN S を110mmステム逆付けにしたうえで、スペーサーを一枚抜くと INFINITO CV にかなり近づきそうな雰囲気です。

GAN S をステム逆付けにすると、INFINITO CV に近づくというのは、面白いですねー。
気に入りました。

個人的にも、INFINITO CV に関しては以前試乗したことがありますし、ロングライドにはとっても良いんだろうな、という印象でしたので、この際110mmステムを逆付けしてみることにしたいと思います。

4. 実走インプレ

実際に逆付けしたのがこちら。

stem-06

ほほーう・・・。
この姿はレースモデルのロードバイクではあり得ませんね・笑

stem-07

ロゴも逆さまでサマになりません・汗

stem-08

少し斜めから見ると、そこまで気にならないんですけどね。

この状態でライドに出かけてみました!

ride-01

こうやって背景があるとそこまで目立たないのですが。
ざっくりインプレ。

  • 明らかに上体にかかる負担は軽くなる。ライド後の肩周りの疲労感はそこまで大きな差は感じないのですが、腰回りの負担はけっこう楽ちんに。クセになりそう
  • フラットなストレートではやはり前荷重にならないせいで、速度を出しにくくなった気がする
  • 下ハンを持つのがめっっっっちゃ楽になった・笑 フラットな路面では、ブラケットだと前荷重になり辛く、ペダルに体重を乗せ辛い反面、下ハンの姿勢がとても楽になるので、ストレートでは常時下ハンにしてしまえばそこまでデメリットは感じないかも?

まだライドに2度ほど連れ出しただけ(100kmと50km)ですので、もっと時間をかけてこのジオメトリーについての見極めをしていきたいと思います。

「ハンドルをいかに下げて前傾姿勢を取るか!」というのが一般的なローディーだと思いますので、一部の方々からは鼻で笑われそうなポジション変更になりますが、色々なジオメトリを体験するにはステムの逆付け、面白いかもしれません。

ride-04

コメント

  1. カミーユ より:

    初めましてです^^/
    私も、「もっとゆったり」「もっと長距離」を目指して、シマノの可変ステムを
    購入してみました。
    実走後に、ふと気づいてしまったのが、逆さまにすれば良かったんじゃね???(;^ω^)
    で、こちらにたどり着いた次第です。
    可変ステムは、その名の通り、細かく角度調整できるので、ぴったりなステムを
    選ぶには良いツールかもしれません。気になったら、ググってみてください。
    長文失礼しました。

  2. おとーさん より:

    >カミーユさん
    コメントありがとうございます!
    可変ステムですね!? スペシャライズド の可変ステムは以前みたことがあったのですが、シマノPROにもあったのですね。
    というか、調べると色々でてきますね。。。
    これ、良いですねー。
    今のエアロステムから、総とっかえして見たくなりますね。悩ましいです(>_<)

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