油断大敵 自転車事故
他人の不幸は蜜の味。
不幸な話を肴にビール三杯はいけると豪語していた友人がいましたが・・・。
遂に事故ってしまいました。
むかーし、マウンテンバイクに乗っていた時にはバイクに跳ねられたりという経験はありますが、ロードバイクに乗るようになってからは初の落車となります。
ま、大した事故ではないのですが、いろいろと勉強になりました。
よそ見運転で派手に落車
現場は多摩湖自転車道。
武蔵大和の駅を通過して坂道を登り切り、さぁ、これから多摩湖外周走るぞ、というまさにそのスタート地点でした。
車道から自転車・歩行者用の専用道路に「よっこらしょ」と段差を越えて侵入した直後でした。
右手の柵にたてかけてあった自転車のフレームに目が。
「あれ、あんまり見たことないフレームだな、なんだろ」
と目で追っかけていたのですが、よく分からん、と視線を前方に戻した瞬間。
ハンドル右手側が道路中央に立てられていたポールに吸い寄せられていきます。
あ、ぶつかる。
※多摩湖一周後、現場を再現しております
どがしゃんっっ。
右側のハンドルが引っかかって転びましたので、体は左側に投げ出されることに。
とはいえ、時速20kmにも満たないスピードでしたので、幸いなことに左スネを打撲、擦りむいただけで済みました。
スネだけ?
膝もぶつけてないし、肘も無傷。
お尻も腰も痛くありません。
スネだけって、どうやって、どこにぶつけたんでしょ・・・?
幸いなことに、自転車もホイールも特に傷もなく。
柵の向こうにいたおじさんに「大丈夫かぁー」と声かけてもらい、苦笑い。
ほんと、脇見運転は気をつけないとですね・汗
その一 自転車で転ぶと背中の補給食が爆発する
今回事故って気づいたことの1点目です。
事故現場の写真を取ろうとバックポケットからポーチを取り出してファスナーを開けると、緑色のスライムがぼたぼた溢れてきました。
なんじゃこりゃーーー!!
犯人はこちら。
今回転倒して放り出された時に、左横受け身がうまく取れたようで、それでいて左手を地面に着くこともなく体がくるん、と回ることで力が逃げてくれたようなのですが、その際に背中もくるりん、と地面を転がったようなんです。
なんか、字にすると何がなんだらわかりづらいですが・・・汗
ということで、ポーチ内がゼリーだらけに・・・。
その二 ピットインゼリーバーは「落ちづらい」
スマホについたピットインゼリーバーは、なかなかとれません・・・。
水で濡らしたタオルで拭いても、薄く伸びるだけだったり。
帰宅後ポーチも手洗いしましたが、爽やかなアップルの香りは今も取れていません。
皆さんも、ポーチの中で破裂させないようお気をつけ下さい。
その三 Garmin Edge の事故検出機能
今まで使うこともなかった機能ではありますが、今回きっちり動いてくれました。
落車してからしばらくは、Garmin Edge の画面に何かいろいろと表示されていました。
ただ、実際に落車して気が動転しているときって、画面の表示とかよく頭に入ってこないもので。
特に怪我もなさそうだから良いや、ということで適当に画面をタップしてピーピー鳴る音を切ろうとしていた気がします。
ただ、実際にはスマホと連携して事故検知の通知を奥様に送ってくれていたGarmin。
良い仕事してくれます。
上記の通知メールが奥様のスマホに届いていたようで。
近くのおじさんに「だいじょーぶですよー」とか話したり、緑色でベタベタになったポーチをタオルで拭いたり、事故現場の撮影をしたりして、再び走り出すまで10分くらいだったでしょうか。
スマホにLINE電話の着信が。
奥様:「事故ったとか連絡が来てるけど、これなに!? 何があったの!? 大丈夫なの!?」
あ。
通知メール飛ばさないようにするには、スマホのGarmin Connect側で操作しないとダメなんですね。
てんやわんやの中で、そこまで気が回っていませんでした。
奥様:「何、多摩湖のあたり!? 大丈夫なの!?」
場所までなんで分かるんだろ、とか思ったのですが通知メールには検出現場のリンクまで貼られているんですね。
現代の利器ってのは、便利なもので。
試しにリンクをタップするとこんな感じに。
帰宅後に、「こんな便利な機能があるなら、ソロライドで事故っても安心だねー」と話したら、「そもそも事故起こすんじゃありませんっっ!!」と、びしっと釘を刺されてしまいました。
そりゃそうだ。
せめて、Garmin Connect上で、この「無事であることを通知」をタップしていれば良かったのですが、そこまで気が回らず。
いくら軽傷で無事だからと言っても、先にバイクの点検したり怪我している箇所はどこじゃらほい、と調べていたりすると、ここまで気が回らないもんですね。
次があって欲しくはないですが、もしまた事故った時には気をつけようと思いました。
その四 クリッカーペダルは簡単に外れてくれる
ポールに衝突して放り出される際の衝撃で、左右のクリートは簡単に外れてくれました。
私が使っているのはSPDペダルの中でも、シマノのクリッカーペダル、かつマルチクリートということで、着脱が簡単に行えるものになります。
考えてみると、クリートが外れないと、うまく受け身が取れずに、自転車と一緒に地面に叩きつけられていた可能性あるんですよね。
先日SPDペダルを体験する機会があり、「次はSPDペダルだな」となかなかに気に入っていたところではありますが、事故起こした時のことを考えると、クリートは外れにくいシングルクリートにするよりは、マルチクリートを使い続けた方が良いかなぁ、とか、これまたいろいろ考えてしまいました。
その五 パールイズミ コールドブラックウェアは思っていた以上に頑丈かも
昔バイクに跳ねられた時もそうだったのですが、事故直後ってアドレナリンがどばーっっと出るので、怪我をしていてもあまり痛みを感じない(気づかない)んですよね。
帰宅後、ぶつけたスネを見て見ると、思っていた以上に擦りむけて血が出ていたりとか、腰の辺りに青あざができていることに気づいたりとか、「あれ、そこそこ怪我してたんじゃん」と気づかされました。
この日は上下ともにパールイズミ のコールドブラックウェアを着ていました。
落車後、外観上ウェアが裂けていたり、ほつれている箇所もなかったので全く気づかなかったのですが、ウェア着ていなかったら、けっこうあちらこちらと擦り傷作っていたのかもしれません。
ウェアは裂けてないのに、肌は擦過傷になってるというのも、これまた器用に怪我したもんだな、とは思いましたが・・・。
ご利益はあったのか、なかったのか・・・?
先日の誕生日プレゼント(といっても、自分でお金出して自分で買ってきたものだったりしますが・苦)で、阿蘇神社のお守りをもらいました。
初回でいきなり事故って・・・。
いやいやきっと、このお守りがなかったら、クリートが外れずに転倒して頭を打って救急車で運ばれていたんだと思います。
きっと・・・。
幸い、大した怪我もせず、その後も走り続けることがでましたし、何より事故った時のあれやこれやが良い体験にはなりました。
なのですが、この日の多摩湖ライドは何かとケチのつくライドになりまして。
長くなってきましたので、その辺りはまた次回。
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