ある夕食どきの会話
ある夕食のとき。
テレビをつけていると食事がまったく捗らない我が家のお子様たち。
ごはんどきにテレビをつけて良いのは週末だけ、というお約束になっています。
そのため平日はラジオを聴きながらお食事です。
その日はラジオで日本人の「本音と建前」についての話題が出てきました。
- 娘:「ほんねとたてまえってなーに?」
- 父:「うーん。例えば、むすめちゃんは、『おにーちゃんなんてだーっっっいきらい』ってよく言うじゃん? それが建前で、『でも、ほんとはおにいちゃん、だいすき』っていうのが本当の気持ちで、それが本音、だねー」
- む:「ちがうもん。おにいちゃんいじわるだから、ほんとにきらいなんだもん」
そんな父と娘の会話を、あたたかーい眼差しで見守るお兄ちゃん。
本当はお兄ちゃんが大好きってのは、誰しも認めるところなんだけどね。
そんなお兄ちゃんですが、最近は母親のススメで英検4級目指してお勉強中。
その日も食後に、母親から「ほらっ、残りの時間でリスニングの過去問やっちゃいなさいよっ」とお達しが。
そろそろ反抗期が顔を出しつつあるお兄ちゃん。
ぶつぶつ言いながら勉強の準備を進めます。
- 父:「ほらほら。4級の試験日も近いしあと少しだから頑張りなー」
- 息子:「はー・・・。でもね? 建前は『分かりましたっ』だけど、本音は『もう嫌だーっ』なんだよ?」
私にだけ聞こえるように、ぽつりと。
うんうん。
本音と建前、きちんと使い分けられてて偉いぞー・笑
まだまだ正面切って母親に反抗することはできないようで。
可愛いものです。
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