ガーミン ForeAthlete 745 のライフロガー機能について(Vivoactive3 Music と比較)
書き始めるとだらだらと長くなってしまい、結局今回で3回目となってしまいましたが、今回は ForeAthlete 745のライフロガーとしての機能面についてインプレッションをまとめてみたいと思います。
今回も今まで使用してきた Vivoactive3 Music と比較しながらまとめてみたいと思います。
4. ライフロガー関連機能について
これまで、ハードスペック、アクティビティ機能と見てきましたが、やはり ForeAthlete 745の方が最新のアスリート向けスマートウォッチということもあり、いずれについても優れた点が多かった印象です。
他方、今回比較するのはライフロガー関連機能。
ForeAthleteシリーズよりも、Vivoシリーズが得意とする領域のはず。
当然、ボディバッテリーのように Vivoactive3 Music 発売当時に存在していなかった機能については致し方ありませんが、それ以外では Vivoactive3 Musicが善戦するのか、それともあっさり「やっぱり最新のガジェットが一番だよね」となるのか、とても気になっていました。
ただ、睡眠記録や歩数計としての基本機能に関しては、どちらも特に変わりはありませんので、今回はその中でも違いが目についた点についてまとめてみたいと思います。
(1) 通知の確認・消去
普段使いとして最も気になった点が、スマホと連動して確認できる通知の確認機能でした。
通知が来た直後は画面いっぱいに内容が表示されますので、その辺りは大きな違いはありません。
溜まった通知を確認する時の表示に若干の違いがあります。
まずは Vivoactive3 Musicの場合。
画面を上にスワイプすると通知表示が出てきます。
この状態で確認したい通知をタップすれば内容が確認できます。
確認した通知については「消去」をタップすればスマートウォッチ上から通知を削除することができます。
対して ForeAthlete 745の場合
DOWNボタンを押していくと通知が確認できます。
Vivoactive3 Musicと異なり、件数の内訳が確認できます。
ざっくり最新の通知内容を確認する場合は、Vivoactive3 Musicの方がアクションが少なくて済みます。
ここで決定ボタンを押すと通知画面に進みます。
ここで確認したい通知を UP / DOWN ボタンで選択して決定ボタンを押すと詳細が確認できるようになります。
通知を消したい場合は決定ボタンを一度押すと消去表示が。
この状態でもう一度決定ボタンを押下すると通知を削除することができます。
通知の確認、確認済みの通知削除、一連の流れに関してはタッチパネルの Vivoactive3 Music の方が少ないアクションで済み、より洗練されていますね。
(2) アラーム
スマホとの通知連動と並んで個人的によく使うのがアラーム機能です。
個人的に目覚まし時計の類はあまり好きではなく、起床時のアラームはスマートウォッチのバイブレーションが丁度良く気に入っています。
Vivoactive3 Music の場合、このアラームのバイブレーションについて、強さを3段階から選択することができるのですが、ForeAthlete 745 は細かな設定はできない模様。
今まで Vivoactive3 Music では標準か弱を使っていたのですが、それと比べるとForeAthlete 745のバイブは若干強め。
朝の寝覚は良い方なので、ForeAthlete 745だと、正直「おおぅっ」と少しどっきりしながら目が覚めます。
ま、朝が苦手な人には強い方が良いでしょうから、この辺りは好き好きですかね。
一方、ForeAthlete 745の良い点として、アラーム時にバイブレーションの他に、音を鳴らす、バイブレーションと音の両方を使う、といったオプションが選択可能です。
個人的には音はいらない人なのですが、これまた朝が弱い人には有難い機能ではないでしょうか。
個人的にはアラーム機能に関しては Vivoactive3 Music の方が好みではありますが、一点 ForeAthlete 745 が良かった点としては、アラームの呼び出しも物理ボタンにショートカットを割り当てられる点でしょうか。
ショートカットは右側の2つのボタンに割り当てられるのですが、私の場合は1つが心拍転送モードの起動、もう1つがアラーム機能の呼び出しになっています。
コロナ渦を受け、テレワークをする日と出社する日では起床時間が微妙に異なる(テレワークは少しだけ朝寝坊できる)為、ショートカット一発で呼び出せるのは地味に便利だったりします。
(3) ボディバッテリー
最後に、最も楽しみにしていた機能がボディバッテリー機能。
ボディバッテリーエネルギーモニターとは?
ボディバッテリーとは、心拍変動、ストレス、アクティビティなどのデータを使用して予備エネルギー量を測定できる機能です。この機能は1から100の数字でユーザーのエネルギーレベルを表示します。数字が高いほど、アクティビティを実行するためのエネルギーが高いことを意味します。数字が低いほど、エネルギーを温存することを推奨します。ボディバッテリーの独特性とは、数時間から数日にわたるユーザーのエネルギー全体像を構築できる累積メトリックであることです。
ボディバッテリーの重要性は?
ボディバッテリーは、ユーザーの一日の管理に役立ちます。数値が高いと、ユーザーがワークアウトやエクササイズを行うのに充分なエネルギーを持っていることを意味します。反対に数値が低いと、体力を温存して休憩することをお勧めします。また体がさまざまな状態や刺激にどのように反応するかの指標にもなります。例えば朝起きてもボディバッテリーが低い数値を示す場合、過去数日間の累積測定値を参考に原因を推測することができます。
いろいろなブログ記事などを読むと、ボディバッテリーの数字は「実感と合っている」という意見が多いようで、数字大好きな人間としてはとても興味のある機能でした。
で、実際に1日のアクティビティと合わせて確認してみました。
(1) がっつりライドで頑張った日
まずはがっつり頑張ってライドに出かけた日。
この日は前日の睡眠の質が良かったこともあって満タンまでボディバッテリーが回復していますが、この日充電した量(+70)よりも、消費した量(-86)の方が圧倒的に多く、疲労が溜まった1日でした。
ばっちり実感と合っています。
(2) 日中に軽くジョギングをした日
続いて、こちらは日中に軽くジョギングをした日となります。
奥様と一緒にゆったりのんびり走った日ですね。
その日に充電されたバッテリーよりも、消費したバッテリーの方が少ないですね。
適度な運動で、それほど疲労感もない日となります。
(3) 日中に頑張ってジョギングをした日
この日はお昼にかなり頑張って走った日になります。
ライドで頑張った日ほどではありませんが、そこそこ疲労のたまるジョギングをした日になりますね。
夕方には「今日は疲れたなー」という実感があるくらいでしたので、数値的にもその日充電した量よりも消費した量の方が多くなっています。
ライドに出た日もそうでしたが、バッテリーが20を切ってくると、「あー、今日は運動したなー」と実感できる位疲労感があるようです。
(4) 日中に何も運動をしなかったテレワークの日
これは、その日まったく運動しなかった日ですね。
平日に1日中テレワークをして、犬の散歩意外では外に出かけなかった日となります。
充電したバッテリーよりも消費したバッテリーの方が少ないですが、軽めのジョギングをした日とそれほど変わりはないようですね。
そう考えると、適度な軽い運動って大切ですね。
まだ日も浅いですが、かなり実感とも近く、面白い機能です。
奥様と週末一緒にジョギングに出かけ、帰宅後洗濯が終わったウェア類をどちらが干すか?みたいな話になった時には「ボディバッテリーが多く残っている方がやることにしよう」みたいなルールにして円満に解決するという使い方も。
夫婦揃ってガーミンのスマートウォッチを使うと、何かと楽しめることが分かりました。
5. ファーストインプレッション サマリ
ということで3回にわたってファーストインプレッションをまとめてきましたが、結論としては、大変気に入りました
■ ForeAthlete 745 の気に入った点
- ディスプレイがとても見やすくなった
- ライド時、グローブをしていても物理ボタンは押しやすく操作性が高い
- ジョギング時の音声通知機能
- 安定性の高い心拍転送モード
- 使用頻度の高い心拍転送モードをショートカット一発で呼び出せる
- 使って楽しいボディバッテリー
■ Vivoactive3 Music の方が良かった点
- 長袖の袖口に引っかかりにくい
- スマホと連動させた通知の確認・消去のし易さ
- アラームのバイブレーションの強さを細かく設定できる
ということで、トータルでは ForeAthlete 745 に替えて大正解でした。
しばらくは週末のロードバイク、日々のジョギングと活躍してもらいたいと思います。
コメント
こんにちは、いつも楽しく読ませてもらってます。
ランナーとして自分もvivoactive3musicを使用して2年選手となり
バンドを接続するプラ部分が割れたり(接着剤で騙し騙し使用中)
唯一の物理スイッチが押したまま戻らなかったりなど
限界を迎えつつあり乗り換えを考え中です。
ForeAthlete745、venuとで悩んでるのでお伺いしたいです。
・745は非タッチパネルですが日常使用やジョギングにおいて
music3の時とで不便さは感じますか?
私は最初タッチパネルの操作性に感動したタチなので
物理キーのみでどう感じるか不安です。
・トレーニング ステータス機能は役立ちますか?
調子乗って練習負荷を上げるとすぐ故障するため…
・そのほか、奥様のvenuをみてこっちにすればよかった
と感じることはありますか?
雑多で申し訳ないですがご意見お伺いさせていただきたいです。
>dgmさん
コメントありがとうございます!
以下回答させて頂きますね。
■物理ボタンについて
ブログ記事中にも書きましたが、やはりスマホ通知の確認&消去に関してはタッチパネルが超優秀です。奥様のVenuの綺麗な画面見ると、この点に関して「Venu良いなー」と思います。ただ、物理ボタンも慣れてしまえばそこまでストレスには感じませんが。
ジョギング時は逆に物理ボタン万歳です。最近は週に4-5回ジョギングしてますが、毎回手袋はめて、ちょいちょい複数画面切り替えながら走ったりしているもので、物理ボタンはとても便利です。
あと、朝アラームを使っていますが、手探りでもアラームOFFにできるのは便利です。(二度寝の危険はありますが・汗)
■トレーニングステータス
・ランのワークアウト起動した時に、「今日は休息日だよー」というブレーキは、丁度良い心のブレーキになってます。
一度、週末にがっつり自転車に乗ったのですが、翌日ジョギング時に「今日は休息日」と出たのを無視してジョギング実施。その翌日も続けて無視してジョギングしたことがあったのですが、その週は起床時点でもボディバッテリーが50-60くらいまでしか回復せず、「ほれ見たことか」と非難されている感バリバリでした・汗
それ以降、「今日は休み」と言われたら休むようにしてまして、ジョギングも平日は1日おきに抑えるなど、素直に従っていると、トレーニングステータスが良い感じで高位安定しつつ、体の疲労度(&ボディバッテリーの数値)は適度にバランスさせられているので、実感と数値を比較できて楽しく、納得感のあるジョギングができています。
奥様のVenuが良いなー、と思うのは、時々ちらっとスクリーンONになった時に見える画面の美しさですね。
やはりあの綺麗な画面は羨ましいです・笑
ただ、横に並べて比較しなければ、Vivoactive3 Musicと比べて、ForeAthelete745 の画面も格段に見易くなっていますので、十分満足して頂けるのでは?と思います。
今は「この画面の見易さなら次も半透過型メモリーインピクセル & ゴリラガラスDXで良いかも?」と思えるくらい気に入っています。
(あと、タッチしないので常に画面が綺麗なままなのも良いですね)
少しでもご参考にして頂ければ幸いです!
早速の回答ありがとうございます!
どちらを選んでも後悔は無さそうですね😃
ただ、お話を聞いた感じではランナーとして練習の質を高めるする上で
やはりトレーニングステータスは魅力的ですね。
745を本命にしつつ、3月後半のフルマラソン本番までに新しい相棒を迎えようと思います!
ありがとうございました!